長駄文館・・・冬遠からじ為り。

　　　　　　　　　　　　　　　冬遠からず、ボチボチ進める為りか。（10/27/22）
　昨日は妖怪様の部屋のコタツ掛けをして、寝間のコタツで動画を聴きながら頁捲りをして居ると廊下が開いて、仏壇にちぃ～んの音で在る。部屋に行けば、寒く成ってコタツを作ったかのニヤニヤ顔の弟が居る。近くで打ち合わせが在るので、顔を見てから行くとの由。

　待ち合わせ時間が在るとの事で、煙草タイムで在る。中禅寺湖上紅葉会は、皆さんから大好評だったとの事。ポンツー号による湖上遊覧が軌道に乗ると、Ｓマリーンも稼げると云う物で在る。

　本瓜の粕漬けが馴染んで来たから、それを持たせたり、独り食の面倒な時の友で、小エビ、シラス、鯖節を佃煮風の振り掛けに作って重宝して居る物を味見させると、グーと云って、台所の入れ物を見繕って入れて居る。取り入れた吊るし柿も粉は未だで在るが、食べ頃と成って来たので、持たせる。

　　　　　　　　　　独り暮らしで在るから、誰憚る事も無い勝手知ったる実家で在る。

　本日は未明に目が覚めて、動画見をした後に二度寝で起きた次第で在る。木曜で芝刈り機だけの今年の河川敷草刈収めをするとの由で在った。機械音がするから、土手下りをして河川敷ベンチで、御苦労さんの挨拶とする。Ｓによると、今年のボランティアは１４回に及んだそうで在る。

　家に入る前に、熊手で落ち葉浚いなどをしながら、草抜きとする。これからは毎日の落ち葉浚いと、百日紅など８本程の枝下し、剪定、切枝を剪定鋏で切ったりしたりの片付け仕事が出て来る次第で在る。歳で在るから、お天気具合を見て、焦らずに春に合わせての『亀の歩み』で遣って行けば好い次第で在る。

　朝昼兼食と為って仕舞った次第で、少し枝切りをするには、曇天に成って来たので、作業をするには好都合で在る。遣れば、遣った分、負担が減って行く『単純明快さ』で在る。

　疲れて来れば、休憩で頁捲りの時間を持てば好いだけで在る。ジョービタキの来庭は無いが、冬遠からずで在る。少し遣って見る事にするべしで在る。

　遣り始めると単細胞の道産子農耕馬の性質で在るから、区切りの付く処まで遣らないと気が済まない。いや～、疲れたで本日の作業を終了させれば、早や３時半で在る。歳を考えて、イチイの木の頭止めをしない事には、年々、身体が付いて行けぬ。剪定を一通りして、脚立を梯子に直して、手ノコ、大ノコ、剪定鋏を持っての覚悟の作業とする。何しろ込み入った内部で在るから、小枝のカットを剪定鋏、手ノコで払いながらの、上部の枝落としで在る。
　
　途中で戦意が萎えて仕舞う次第では在るが、それをしないと大ノコが入らないし、挽き代が確保出来ない有様で在る。内部をカットして行くと、上は枯れて居るので、伸びた脇幹を大ノコで切り落として行くと、中々の風情が在るので、風情も庭樹の味で在るから、其の儘、残す事にした。

　　　　　切り落としの片付けは、既に体力が残って居ないから、明日に回す事にする。

　晩飯は早目にして、筋肉痛に為らない様に、長風呂にして筋肉解しをして置くのが、ロートルの養生と云う物で在ろう。脚立、梯子作業は足の筋肉がガタガタして、疲れの大半は緊張疲れで在る。それでも安全第一で、作業が無事に終われば、未だ未だ遣れるの『自信』が付くと云う物で在る。大事（おおごと）荒技の二本の一本が、意外と上手く行ったので、ホッと胸を撫で下ろした次第で在る。

　勤めを終えて、老人性瘠せが進んで、２０ｋｇほど軽く為ったお陰で、フットワークが好く成って居る。体力、馬力は衰えては居るが、その分、無理をしないと云う根気が出て来て居る次第で、ボチボチ仕事が身に衝いて来た様で、人間、歳を取って見なければ解らないのが現実と云う物らしい。適度な肉体労働は、丈夫で長持ちの秘訣かも知れない。

　　　　　　そんな次第で、自分に対する定点観測は、マイペースで独り黙々とこなすに限る。

　４時半で在るか。疲れが大分取れて来た様で在る。風呂の用意はして在るから、暖って筋肉解しをしてから、晩飯とすると致そう。