長駄文館・・・神無月も最終日為り。
- 2022/10/31
- 15:28
早や神無月も、最終日為り。(10/31/22)
起床すれば、本日も全戸開放の空気の総入れ替えの好天の朝で在る。自転車出しをして落ち葉の様子を見ようすると、ゴミ袋を持った斜向かいさんに、声を掛けられた。言うには、不心得者が居て、無分別に出されたゴミが収集拒否に有って、それを分別して出すとの由。普通では出来ない行為で在るから、大した物と感心する。
「処で、外した干し柿は如何して居る」と聞かれるから、母親がして居た遣り方を踏襲して、外気で在る程度干し上がったら、過乾燥を防いで、紐外しをして部屋に並べ熟成の粉吹きを待って、容器に入れての保管に一工夫をして沢庵漬け用に乾燥させた皮を敷いて、交互に重ねて密閉保管とすれば真っ白に粉が吹いて、内部の含水が程良く回って、其れなりの柔らかさが保たれる実験検証を伝える。
「粉を吹かせるには、藁の中に入れるって話だけど、今時、藁なんか手に入ら無いしな。」
「俺だって、そうせ。ただ、藁の代用を考えて、柿皮を有効利用して見たら、理屈通りに上手く行ったってもんせ。」
「好く考えるもんだわ。研究してるね。」
「そうじゃ無ぇせ。遣って居れば、人間だから、自然の流れで、そんな思い付きも出て来るってもんせ。昔は農業社会だから、米の副産物の藁の利用で、縄、草鞋、畑の肥料、納豆の器、干し柿の粉吹きに利用したまでの事で、納豆だとか干し柿の粉吹き効果だって、ヤレ、乳酸菌、保温、保湿なんて小難しい語託を並べ立てて居るけど、物事の要素分析を常識的に考えれば、そんな思い付きも出て来るから、実験して見りぁ、理が通って居れば、結果が出るまでの事せ。独り暮らしは、自由な空間だから、仕事も遊びの空間って処だんわ。自分で考えて、実験して効果が出ると、好い独り勉強で知恵も付いて来るから、退屈はしないわね。そうすりゃ、呆けずに済むしね。へへへ。」
「兄ちゃんは、頭が好いねぇ。尊敬しちゃうぜや。」
「別に頭が好い訳じゃ無ぇせ。頭を使ってるだけだわね。」
さてさて、ご近所さん挨拶も出来たから、ゴミ集めをしてゴミ出し、通りの落ち葉掃きをして来ると致そう。丁度、高校生達の自転車通学帯が始まって居る。さて今日は朝飯後は、落ち葉が散乱する前に、四畳半横のコブシの丸坊主散髪をすると致そう。夏の四畳半パラソルで働いて呉れたコブシに『御苦労さんでした』の労いとするべしで在る。そして土手の苺群も土起しをして、来年に向けての苺の整理移植をして置くのも、収穫者の礼儀と云う物で在る。
何やかやと、外仕事の連続ながら、遣れば遣った分だけ片付いて行く物で在る。私も独り暮らしでは在るが、長年独り暮らしで家を守って来た妖怪様の日常生活を考えると、流石に独りで切り回して来た母親の存在に、改めて凄い女性で在った事が、身に染みて解る次第で在る。倅ファミリーも弟も家に来ると、真っ先に仏壇にお参りする訳で在る。
弟によると、生まれて一番先の師匠が親と云う。従って、親を軽んずる者は罰当たりの存在と云う。成る程、名言で在る。兄弟で一番の問題児が私だったとの由で在ったが、介護生活10年の賄い夫で、好く此処まで成長したと云われ、仏様の後光が差して居ると、合掌されるまでに修行を頂戴して、独り暮らしのソフトランディングをさせて貰った次第で在る。感謝感謝の有難い母心で在る。後何年かの余生では在るが、子供、孫達に妖怪様から引き継いだ遺伝子を残す姿を、実存として残せるかが私の役目なのだろう。へへへ。
さて、9時を回った次第で、朝飯を食べて本日分作業をこなす事に致そう。
車を土手置きして、駐車スペースを作業場として脚立を掛けての恒例の枝落としをして居ると、町会の皆さんが何かと声掛けをして下さる。下した枝から葉を外して、葉は腐葉土、枝は再カットして切枝のゴミ袋収納をして行く。枝カットが完了した処で気分転換に川から石を運んで来て、土量の増した土留めに二段重ねとして庭通路の整理をする。
本日ノルマを達成して、片付けをして車を元に戻して、家に入れば、2時半の回りで在る。小腰掛けに座って、剪定鋏でカットして居ると、晴れ渡った電線に聞き慣れない声で在る。
逆光でシルエットしか見えないが、形、大きさからすると、ジョービタキの感じで在るから、尾羽のタクトを確認すると、ジョービタキで在る。
体色が見えないから、雌雄の別は不明で在る。鳴く処から察すると、雄なのだろう。飛来しての初仕事は『縄張り宣言』で在るから、下に降りずに何処ぞの空に飛んで行って仕舞った。
その内に、庭に姿見せに遣って来る筈で在る。3シーズンで在るから、過去の観察から推測して今年も雄の縄張りと為る可能性大と云った処で在ろう。私としては動きの緩やかな雌の方が観察時間が長いので所望では在るが、雄は雄として、そのシックな色合いもインパクトが強い次第で在るから、佳しとすべきで在る。
10月最終日にジョービタキの飛来とは、お天道さんも粋な事をして下さるもので在る。
起床すれば、本日も全戸開放の空気の総入れ替えの好天の朝で在る。自転車出しをして落ち葉の様子を見ようすると、ゴミ袋を持った斜向かいさんに、声を掛けられた。言うには、不心得者が居て、無分別に出されたゴミが収集拒否に有って、それを分別して出すとの由。普通では出来ない行為で在るから、大した物と感心する。
「処で、外した干し柿は如何して居る」と聞かれるから、母親がして居た遣り方を踏襲して、外気で在る程度干し上がったら、過乾燥を防いで、紐外しをして部屋に並べ熟成の粉吹きを待って、容器に入れての保管に一工夫をして沢庵漬け用に乾燥させた皮を敷いて、交互に重ねて密閉保管とすれば真っ白に粉が吹いて、内部の含水が程良く回って、其れなりの柔らかさが保たれる実験検証を伝える。
「粉を吹かせるには、藁の中に入れるって話だけど、今時、藁なんか手に入ら無いしな。」
「俺だって、そうせ。ただ、藁の代用を考えて、柿皮を有効利用して見たら、理屈通りに上手く行ったってもんせ。」
「好く考えるもんだわ。研究してるね。」
「そうじゃ無ぇせ。遣って居れば、人間だから、自然の流れで、そんな思い付きも出て来るってもんせ。昔は農業社会だから、米の副産物の藁の利用で、縄、草鞋、畑の肥料、納豆の器、干し柿の粉吹きに利用したまでの事で、納豆だとか干し柿の粉吹き効果だって、ヤレ、乳酸菌、保温、保湿なんて小難しい語託を並べ立てて居るけど、物事の要素分析を常識的に考えれば、そんな思い付きも出て来るから、実験して見りぁ、理が通って居れば、結果が出るまでの事せ。独り暮らしは、自由な空間だから、仕事も遊びの空間って処だんわ。自分で考えて、実験して効果が出ると、好い独り勉強で知恵も付いて来るから、退屈はしないわね。そうすりゃ、呆けずに済むしね。へへへ。」
「兄ちゃんは、頭が好いねぇ。尊敬しちゃうぜや。」
「別に頭が好い訳じゃ無ぇせ。頭を使ってるだけだわね。」
さてさて、ご近所さん挨拶も出来たから、ゴミ集めをしてゴミ出し、通りの落ち葉掃きをして来ると致そう。丁度、高校生達の自転車通学帯が始まって居る。さて今日は朝飯後は、落ち葉が散乱する前に、四畳半横のコブシの丸坊主散髪をすると致そう。夏の四畳半パラソルで働いて呉れたコブシに『御苦労さんでした』の労いとするべしで在る。そして土手の苺群も土起しをして、来年に向けての苺の整理移植をして置くのも、収穫者の礼儀と云う物で在る。
何やかやと、外仕事の連続ながら、遣れば遣った分だけ片付いて行く物で在る。私も独り暮らしでは在るが、長年独り暮らしで家を守って来た妖怪様の日常生活を考えると、流石に独りで切り回して来た母親の存在に、改めて凄い女性で在った事が、身に染みて解る次第で在る。倅ファミリーも弟も家に来ると、真っ先に仏壇にお参りする訳で在る。
弟によると、生まれて一番先の師匠が親と云う。従って、親を軽んずる者は罰当たりの存在と云う。成る程、名言で在る。兄弟で一番の問題児が私だったとの由で在ったが、介護生活10年の賄い夫で、好く此処まで成長したと云われ、仏様の後光が差して居ると、合掌されるまでに修行を頂戴して、独り暮らしのソフトランディングをさせて貰った次第で在る。感謝感謝の有難い母心で在る。後何年かの余生では在るが、子供、孫達に妖怪様から引き継いだ遺伝子を残す姿を、実存として残せるかが私の役目なのだろう。へへへ。
さて、9時を回った次第で、朝飯を食べて本日分作業をこなす事に致そう。
車を土手置きして、駐車スペースを作業場として脚立を掛けての恒例の枝落としをして居ると、町会の皆さんが何かと声掛けをして下さる。下した枝から葉を外して、葉は腐葉土、枝は再カットして切枝のゴミ袋収納をして行く。枝カットが完了した処で気分転換に川から石を運んで来て、土量の増した土留めに二段重ねとして庭通路の整理をする。
本日ノルマを達成して、片付けをして車を元に戻して、家に入れば、2時半の回りで在る。小腰掛けに座って、剪定鋏でカットして居ると、晴れ渡った電線に聞き慣れない声で在る。
逆光でシルエットしか見えないが、形、大きさからすると、ジョービタキの感じで在るから、尾羽のタクトを確認すると、ジョービタキで在る。
体色が見えないから、雌雄の別は不明で在る。鳴く処から察すると、雄なのだろう。飛来しての初仕事は『縄張り宣言』で在るから、下に降りずに何処ぞの空に飛んで行って仕舞った。
その内に、庭に姿見せに遣って来る筈で在る。3シーズンで在るから、過去の観察から推測して今年も雄の縄張りと為る可能性大と云った処で在ろう。私としては動きの緩やかな雌の方が観察時間が長いので所望では在るが、雄は雄として、そのシックな色合いもインパクトが強い次第で在るから、佳しとすべきで在る。
10月最終日にジョービタキの飛来とは、お天道さんも粋な事をして下さるもので在る。
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