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長駄文館・・・ちょいと、海を見にドライブ為り。

               『ちょいと海を見に』のドライブ為り。(11/7/22)
 昨日はPCに向かって、(11/6/22)と打った処に、弟が窓からニューと顔を出して笑って居る。如何したと云うと、好い天気だから青海まで美味い魚の干物を買いに行こうとの由。おっ、分かったで戸締りをして、煙草にライター、財布を持って土手に上がれば、セルシオに作業ズボンにサンダルで待って居る。

 糸魚川で在るから、松本⇒安曇野⇒松川⇒大町⇒木崎湖⇒青木湖⇒白馬⇒小谷⇒姫川⇒糸魚川⇒青海の長野県人の海へのルートで在る。その昔は、武田信玄の塩の道と云われたコースで、国道147、8、9号線で在る。

「今日は最高のドライブ日和で、中禅寺湖の紅葉も好いけど、信州の紅葉は長閑で好いねぇ。」
「そうだな。観光地の紅葉より地元の平地から北へ紅葉ドライブだ。高速道じゃ無い処がリラックス出来るなぁ。」
「兄弟水入らずのドライブで、沖縄石垣島周回ドライブの再演で好いねぇ。」

 信州は山国で在るから、普段着の紅葉・黄葉が四季の移ろいの中に、山に野に田園風景を彩る。下道の国道で在るから、適度のスピードでリラックス運転が出来るし、乗り物はセルシオでゆったりとして静かな走りで在る。

     何時の間にか木崎湖で在る。湖上にはワカサギ釣りのボートが3、4隻出て居る。

「釣れてるかな。」
「ワカサギ釣りは、穴釣りに非ずで、解禁時の今頃がシーズンだって話だぞ。俺達は餓鬼時分の刷り込みで、ワカサギは冬の穴釣りのイメージしか無いけど、釣るとしたら、手がかじかんで、鼻水たらしの美鈴湖と比べたら天国だぜや。」

「そうそう、ありぁ、寒かった。5時起きでスケート持っての山登りで、早道で『木落し』の崖登って、着いたら早速、木を集めて焚き火をして、食糧は正月の餅でさ、朝は釣り、昼はスケート、夕方はまた、釣りして。まぁ、昔の餓鬼は鍛えられて居たもんだわ。」

 弟と居ると、次から次と話題に事欠かないから、実に愉しいし参考と為る事が多いし、漫才も飛び交うので時間はあっと云う間に経って行く。

「Rちゃ、海が見えて来たぞ。海はやっぱり好いなぁ~。他の連中と居ると乗ってて、退屈しちゃうのに、一緒だとあって間に着いちゃった。ドライブは相棒次第って訳だ。」

            穏やかな海を見下ろす海鮮市場は満車状態で在る。

「こりぁ、困ったねぇ。置けるかなぁ。事だぞ。」

 駐車場を2順して、漸くの駐車と相成った。車と同様に大型バイクの豪勢なグループの駐車も在る。奥の催事場では天女の出で立ちの女性群と和太鼓の演奏が在って、人だかりで在る。

「やぁやぁ、これは好い処を見せて貰った。大和の天皇の直系が絶えて、北陸から継体天皇を呼んだってぇのが、日本の歴史に在るんだってさ。多分、それをモチーフにしてるんだろうな。北陸は太古の昔から大陸、半島との交流が在ったと云うし、現在も北朝鮮からの密航、漂流事件が一杯在るんだから、日本版・海の道が此処に在ったって訳だ。
好い物を見せて貰ったわ。サンキュー、サンキュー。それにしても、穏やかな海の広がりだな。」

「流石に博学、インテリさんだ。世界史は、日本史に通じてるって事か。Rちゃは、見たり聞いたり、読んだりした事に、即反応出来るから、羨ましいよ。」
「おちょくり遣がってからに、分野が違うだけで一卵性兄弟だから、即応力もレベルもは一緒じゃ無ぇか。」

「まぁ、そりぁそうだけど、作業着にサンダルコンビだけど、俺には専属ガイドさんが付いての旅が出来るから、旅は兄弟水入らずって処だ。腹も空いたから、美味い物を食べて行こうか。二階に美味い処が在るから。」

 中禅寺湖同様の人混みで在る。海が一望出来る窓辺の席で、海鮮丼デラックスと鱈汁を注文する。海鮮丼の美味さとボリュームで在る。
「鱈汁は如何?」と聞かれるから、魚派の私は答える。
「味が薄くて、鱈の柔らか身が死んでる。今の御時世、塩分控えめの薄味が返って、鱈、味噌の両方の風味を消して居るって感じだ。相乗効果って言葉が在るらしいが、そのマイナスも在らぁな。女族には好いだろうが、肉体派の男族にはパッとせんな。」

「やっぱりな、俺もそう思ってた。そうかそうか、同じ感想だったか。嫌だねぇ、兄弟は。
ほら、あそこの男、独りで蟹を一杯買って来て、海に胡坐を掻いて武者振り喰って居る。堪能してるんだろうな。ああ云う食べ方も好いねぇ。」

 何かとコロナ禍にモヤモヤの閉塞感が一掃されての秋の行楽日で、財布の紐が緩んでの人の押し寄せで在る。魚介類市場も往時の活性化を呈して居る。

 4軒程の店を一巡して、品定めをして籠に商品を入れて行く。イワシの糠漬け、大きなパックの身欠きニシン、明太子、イカの塩辛などをストック買いとする。何しろ、独り暮らしの食卓で在るから、日持ちする物が主体と為る。
 サバ丸毎一本の糠漬けは、ちょいと食べ切れないのでバスして、イワシ2パック身欠きニシンもスーパーでは手に入らない大きさとボリュームなので2パックとする。

 弟は配り先が多いので、豊富に買い、越前蟹も大量に買っての箱入れにして貰って居る。帰りに弟分のKちゃんの処に置いて行くと言って。蟹と筋子を別袋に入れて貰って居る。

 海鮮市場の広場には食事用のテーブル、椅子が出されて居るので、暖かく長閑な行楽日和で、家族、グループでの蟹喰いが好い光景と為ってる。

 さて目的は達したから、帰路に立つ。途中白馬の道の駅に休憩立ち寄りをすれば、此処も大賑わいで在る。土産物は高いが、地物野菜の新鮮さと安さには好印象を持った次第で在る。

 安曇野市豊科に入って、Kちゃん宅に寄ろうとするが、大分来て居ない様子で目印のアパートが見当たらぬとの由で、その界隈をグルグルと探し回る。そうこうして居る間に、Kちゃんの車を見付けて、勝手口からドアを開けて声を掛けるとKちゃんが、丁度返って来た処との由で、上がってお茶を頂戴して来る。

  息子は母親に似ると云うが、好く似て居る母倅で在る。漬け物とお茶で暫しの歓談を頂戴して来る。

 視力が衰えて殆ど見えなくなって閉ったと云うお袋さんは、85歳に為られたとの由で在るが、血行も好く話も達者で、何時も親子喧嘩をして居るとの由。途中から社長さんとKちゃんの二工事の打ち合わせに進んでの日程調整が為されて居た。

 Kちゃんの職人としての腕前は、インバリを切らせたら芸術的と云う、その道では一目置かれて居るとの由で在った。旅行、忘年会、工事助っ人では、三兄弟同部屋の間柄で在る。

 これを打ち上げて、本日も青々と晴れ渡った好天で在る。青空とお天道さんは真に有難い恵みで在る。



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