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長駄文館・・・さて、何をするか為り。

               さて、今日は何をすると致そうか為り。(11/14/22)
  昨日の風で土手の大欅の葉が見事に払われて、落ち葉掃きの日課も用済みと為った。午後からの雨で、埋め込んだ落ち葉にも雨が回って、一冬掛けての分解の準備も出来た次第で在る。玄関から西の通路に吹き溜められた落ち葉を落ち葉溜めに載せて、抑えの切枝を載せる。そんな朝のウォーミングアップをして、全戸開放した小部屋定位置でのモーニングコーヒーとする。

 お天道さんに熱せられた地表の水蒸気が昇った雲が、ゆっくり北から南に流れて居る空で在る。天気予報、ニュース、国内便りのラジオトーンを聴きながら、頭のウォーミングアップとする。番組のトーンが替わって、未だ付いて行けない頭で在るから、スローバラードの洋楽を絞っての聴きとする。自食用に小部屋に置いた吊るし柿を、乾燥し過ぎない様に入れた透明容器の中で、粉の回って来た様が何とも好い感じで在る。

 容器はUチィさんの四国の実家から送られて来た名物の卓上味付け海苔の円筒形の物で、手頃の容器と成って居る。それにヘタを取った吊るし柿を20数個入れて在るので、見栄えも好いし、粉吹きの観察も利くし、弟が来た時には持たせれば重宝この上ない容器と為る次第で在る。

 日本の名産柿の保存食が、干し柿で在る。妖怪様直伝の吊るし柿を作り始めて、彼是、十数年で在る。柿採り、皮剥き、吊るし、取り入れてからの粉吹き、長期の保存に適した保存法と、兎に角、手の掛かる代物で在る。完成、平温密閉保存法も干し柿と云えども、呼吸して居る生きて居る代物で在るから、管理が必要で在る。放置すれば残って居る水分で青カビの発生を齎すし、過乾燥にして仕舞えば、日持ちはするが硬過ぎる干物に為って仕舞う。真っ白な粉吹きと適度な水分=柔らかさを残すには、密閉水分の抜きが必要と成って来る。

 そんな次第で朝は密閉容器の蓋を開けて、夜の内に回った水分抜きをして居る実験工程をして居る次第で在る。まぁ何事も問題意識=推論を働かせて、観察して行くのが自然科学の基本とする処で在るからして、面白い物で在る。

 今は何でもかんでも、情報が簡単便利に入手出来るネット世界で在るから、必然的に効率を求めてのレシピ人間が大手を振って闊歩する世相で在る。然しながら、生物の有機世界はバクテリアから始まって、気候風土の因子の中で生き続けて来た遺伝子に因って生きて居る様で在るから、大枠の基準のレシピは在っても、其処には『匙加減』と云う調整が必要と為る。

 野沢菜漬けは寒い信州で育って、漬けられる処に美味さが出て来るのと同様に、素材の野沢菜、発酵の乳酸菌にしても地場菌が、野沢菜と云う媒体物に現出されて居る結果を齎せて居る次第なのだろう。

 詰まりは匙加減と云う物に対する観察と工夫が、人間脳と感覚脳が働き合う場なので在るから、面白い現場なので在る。

 人間は単なる流行、レシピ脳者で在っては、感想交換も味気ない内容で終わって仕舞うから、その人の味も深味も面白味も出て来ない。

 今日は目下、白雲の曇りで気温が低い。先ずは朝飯にして月曜で在るからお昼前後に野菜類の調達方々、個人スーパーで漬け物大根の入荷状況を見て来ると致そう。お天気具合と気分次第で、トマトの整理を考えると致そうか。

 コタツでの備忘録捲りにも飽きて来て、自転車で個人スーパーまで野菜類の調達に行って来る。些かの向かい風で、息が切れる。川原の葦群も枯れ葉色の繋がりで在る。流れには白い小鷺の歩きが寒く見える次第で在る。大振り大根でヒロフキ大根主体の中華味のオデンまがいを炊き込む。寒い外は割愛して、こんな日は台所遊びをして自作食とするのが、末端底辺の家計と云う物で在る。卵も茹でて置いたから、後で殻剥きをして鍋に投入して置けば好かろう。炊き物、煮物の炊き込み回数を増やす程に、味が染み渡って美味く為る。

 大根、白菜、ネギ、人参、ジャガイモ・・・etcと、家に居ると安くて美味い物が腹一杯食べられる物で在る。家庭食の美味さが、庶民の一番の健康食と云った次第で在る。

 和食中心で在るから、パンを買って来ても如何しても後回しと成って仕舞う。昼はトーストと牛乳で消費をして置くと致そう。


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