fc2ブログ

記事一覧

長駄文館・・・師走、週初め為り。

                   師走の週始為り。(12/5/22)
 少しばかりの寝坊をしてから起きると致そうかで、布団にしがみ付いては居たが、そうそうはして居られないのが、古希坂住人の生活で在る。昨夜の風呂入りの際に漬け洗いして置いた毛糸のチョッキと、洗濯機の洗い物を軒下に吊るす事から始めた朝で在る。東の山頂に掛かる白雲の棚引きでは在るが、晴れ渡った快晴の空で在る。

 中禅寺行の前には、帰って来てからのミヤシゲ大根の漬け込みを考えて居たが、寒さの凍みの乾き不足で2,3日干しが必要の様で在る。全戸開放として、小部屋定位置でのモーニングコーヒータイムとする。

 Sさんの赤と黒の派手な伯来物のヨットジャケットの引き取りを押し付けられて、着て見ると『馬子にも衣装』で、これも古希坂爺の御愛嬌とも為る。親方のお袋さんが、歳で尻の肉が薄く為って、尻が痛いと溢して居たら、兄弟に手編みの毛糸のお揃いの座布団当てを頂戴して仕舞った次第で在る。

 お隣の貸しボート屋、民宿旅館、和食屋、ラーメン屋と宇都宮の人達は優しい人達が多い様で在る。人間は土地柄の産物で在るから、横須賀、宇都宮、佐渡と機会を捉えて、肌感覚で違いに接する事は好い事で在る。それには、素の戯け気質が肝要で在る。

 正月の片道カーフェリーの往路のルートは、九州⇒四国⇒瀬戸大橋⇒淡路⇒大阪と豪勢な日程が組まれて居るとの由。運転手は四国出身のUチィさんが担当するから、九州・四国・関西はお手の物との事で在る。

 弟はお互い古希を超えて仕舞ったから、元気な内に人生を愉しまないと損だとの由で在る。左様で御座るかで、同行を愉しみとする次第で在る。アハハ。

 人間は独りで計画しての旅行だと億劫、面倒さが先立つ物だが、お声が掛かって、それに便乗させて貰うのが好い。そうすれば日常から非日常の体験が出来て、好い勉強の見聞が拡がる物で在る。見聞の広がりは、他にも応用出来るし、話のタネにも為るから有難い物で在る。

 何事も経験で在るからして、お声が掛かれば四の五の言わずに連れて行って貰うのが、機会開元の王道と云った御利益と為る次第で在る。

 昨日の就寝時には、またまたバート・ランカスターの西部劇が在って、映画館で観た半世紀前と比べて、歳の功で嗚呼、ランカスター先生の作品は細部にまで映画のテーマに沿った出来で、その背後に在る師の全体と個の構成・配慮が利いて居ると感心するニヤ付きで在った。
 何しろ半世紀も前に観た作品で在るが、台詞も解らない英語版では在るが、ストーリーの骨子は覚えて居るから、翻訳は出来無いが、無声映画の活弁士に為った心算で、『翻案鑑賞』としても充分な作品鑑賞が出来た次第で在る。
 半世紀振りの再会で在るから、10代の『尻の青さ』も抜けた分、英語の解らない無声映画の態ながら、表情、台詞のテンポ、強弱で状況が読める人生知恵も付いて来て居るから、凡そのことは理解可能で在るから、一切退屈する事は無い。これを称して、映像の強さと云うので在ろう。

 独りハンターとしてのランカスター、折角の馬に積んだ毛皮をインディアンに馬ごと没収されて、代わりに黒人を押し付けられた。自由の天地メキシコに行くのが夢の黒人は、白人顔負けのインテリで在る。インディアン達は荷駄のなかのウィスキーをガブ飲みして、集団酩酊状況に為り、酩酊状態でインディアンボスは、正体不明で酔い潰れて居る。其処へ凶暴な白人ならず者集団が襲い掛かって、インディアン集団を頭の皮をひん剥いて虐殺をして意気揚々と立ち去って行く。そのボスはテリー・サバランス、ボスを尻に敷く情婦がシェリー・ウィンタースで在る。ランカスター、サバランス、ウィンタースは共演作の多い仕事仲間の面々で在る。ならず者集団はメキシコを目指して居る。

 全財産を奪われて奪還に燃えるランカスター、手下を虐殺されて復讐に燃えるインディアンボス、自由の天地メキシコを目指して利敏くランカスター、サバランス、ウィンタースの間を動くインテリ黒人、情婦には頭が上がらないが、悪の強さと非情さでならず者集団を統率するサバランスと、其々が固執して目的を達成しようとしてのコミカルにしてアクションたっぷりの娯楽大作西部劇で在る。

 映画の構成要素を解り易く、其々の役者が体現して魅せるキャスティングの妙は、流石に世界の映画製造元の在りし日の『ハリウッドの実力』で在る。

 シリアスな骨太の社会派映画と、痛快娯楽大作をヒットさせる製作者、主演をこなすのが、ランカスターの映画界の偉人振りなので在り、吾が師なので在る。

 ラストシーンのランカスターとインテリ黒人の泥の中で殴り合い。決着の着かない正にドロー為らぬ泥塗れでの互いの泥人間同士の、お互いが偏見を解除し合った白人と黒人の男同士で在る。ランカスターの相棒名馬に跨ったランカスターが、振り向いて置いて行かれると俯く泥人間に手を差し伸べて、2人乗りしてメキシコを目指すシーンで映画は完を迎える。
ランカスターの世界へのメッセージが、込められて居た作品で在った。

 勝敗の着かない試合を『引き分け試合』と云って、横文字ではドローと云うそうな。然しながら、『双方・泥試合』の翻案語の方が、妙に嵌る映画で在った。ギャハハ!!

 映画の一方的敗者は、サバランスを失ったならず者集団は、インディアン集団に悉く撃滅されて、ウィンター以下の女三人は、馬車でインディアンボスの収穫物と為って曳かれて行った次第で在った。

 因みに映画草創期の無声映画に『活弁士』と云う『翻案作家』が大流行したとの由で、活弁士職業は日本だけの現象で在ったそうな。映画を振り返って、其々の役者が演じた物を国家に例えると、ロシア・ウクライナ戦争の背後に在る諸々の下心を読む参考にも為る次第で在った。

 日本人で在るから、直通、直訳翻訳よりも、国際ニュースで在っても、ニュースには『翻案技法』を採り入れたい物と思う次第でも在りまする。へへへ。

 朝のお天道さんは何処ぞで、完全なる曇天の寒々としたお天気さんの下り坂と成って来たでは無いか。いやはや、困った次第で在る。


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アガタ・リョウ

Author:アガタ・リョウ
FC2ブログへようこそ!