長駄文館・・・元旦為れど、ただ日常為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　元旦為れど、ただ日常為り。（1/1/23）
　元旦で在る。全戸開放をして、洗顔歯磨きを真っ先にする。新カレンダーを各部屋に掛けて、神棚にお神酒を供えて、二礼二拝一礼をして、仏壇にお屠蘇を供えて燈明、線香でチィーン、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏とする。戦前の人は新年を迎えると、一つ歳が加算すると言って居た物で在る。さて一応の新年の気持ち入れも出来た次第で在るから、寒い次第でも在るから、外気を遮断して来ての小部屋定位置のコタツに座って、朝茶でスモーキングタイムとする。

　昭和歌謡を聴きながら、朝飯＝雑煮の時間帯を待つ。無風の青空にお天道さんの光が差し込んで来る。雀、ヒヨドリが逆光の中に飛んで来て、また直ぐに飛んで行った。ジッポーライターにオイルを充填して、９時の天気予報、ニュースを聴く。

　恵まれたお天気も今日が最後で、寒気団の襲来との由。左様で御座るかで、暖かい内に散歩をして来るべしで在る。ニュースはウクライナに中狂、北朝鮮情報だけで在った。

　　　　　　　　　　　　さて、餅を焼いて雑煮にお屠蘇をすると致そうか。

　空気も暖って来たから、散歩に出向く。流石に元旦で道には車の往来も少なく、犬散歩、夫婦散歩、日課の高齢者散歩の姿が見えるだけで在る。無風の快晴で在るからして、歩いて居る内に背中がお天道さんの日差しにホコホコして来る。明日からは寒気団の襲来にして、４日からは非日常の留守と為るから、周回コースを伸ばしての歩数として来る。

　穏やかで温かい日和で在る。人間も動物の一種で在るから、家に居るよりも外気を吸って歩く事は、真に気持ちの好い物で在る。冬の気温に慣れて来た所為で、暖かいの体感ながら、水量の少なく成った流れの淀みには、氷が張って居る。

　何頁か読んだり、日本酒の猪口飲みしたりで、元旦気分をしたりで在る。小部屋に居ると、雌ジョービタキの姿見せで在る。如何やら東フェンスの南天とブドウの辺りが、彼女のお気に入り場所と為って居る風で在る。双眼鏡で覗いて見る。普段は、酒を飲まない性質で在る。忘年会、正月で数少ない日本酒を飲むと、中々に美味い物で在る。

　　　　　　　１時で在るか、もう一杯飲んで、昼寝とすると致しましょうかね。へへへ。