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長駄文館・・・映画一考為り。

                  映画一考為り。(1/16/23)
 おっ、濡れて居るなぁ・・・雨かいな。着替えて、折角の雨気で在るから、シクラメン、先日購入したサイネリアの鉢を外出しとする。気は心では無いが、私が水遣りをするよりも自然の雨、湿気を採り入れた方が『風情』が在ると云う物で在る。

 ニュースを聞いた後は、お喋りラジオは面白くないので洋楽に替える。当然、意味は分らないから雰囲気をBGMとして居るだけで在る。

 昨夜は洋画の貼り付けにジョン・ウエインの顔が在ったので、好かろうで観た。ジョン・フォード監督のウェイン、モーリン・オハラ他お馴染みの顔触れが出て来るフォード一家の西部劇で在る。タイトルは頭に残っては居ない健忘症で在る。

 騎兵隊砦に新兵として、息子が入隊して来て戸惑う隊長の父親ウェイン。新兵教官が酸いも辛いも知った古参の隊長付きの伍長?で在る。暫くして、家出?状態で入隊した息子を取り返そうと、都会上流育ちの気の強い妻のオハラが乗り込んで来る。

 西部開拓史時代の騎兵隊砦は、先住者インディアン世界と新参者白人世界の最前列戦闘地域で在る。

 隊務に忙殺されるウェイン、志願入隊した新兵の息子、息子を気遣う父と母、夫と妻の間に在る不和の気持ち、そして体長思いのベテラン兵達との物語で、西部劇お得意の戦闘活劇シーンは派手に散在するが、フォードが描く処は、一本立ちをして行く息子への暖かい眼差しで在る。
 隊務には先頭を切って果敢に指揮するウェインながら、隊長、父親、夫を、今までと違った『頼り無さ』で演じて居るウェインの人間味が好く描かれて居る感じで、ウェイン新発見の映画で在った。全体として、父親と倅、夫と妻の和解、騎兵隊の和・・・etcの良き時代の匂いが全編に漂って居た次第で在った。

 台詞が一切理解出来ない分、表情を読む事で監督の意図、役者の演技力で映画を鑑賞する事が出来る次第で、嘗ての無声映画の一時を『活弁士』が朗々と語って魅せた映像の説得力充分の作品でも在った。江戸川乱歩の海外作品には翻訳では無く、翻案と在る。

 無知無学の徒で在るから、乱歩作品の朗読小説を聴いて居る内に、初めて知った『翻案』為る言葉で在った。そんな次第で黒沢明の名作『七人の侍』の映画権をユル・ブリンナーが『荒野の7人』で大ヒットさせて、続編が何本もヒットした経緯が在る。

       言って見れば、西部劇史上に、荒野の7人は『金字塔』を打ち立てたので在る。

 大体はモデルにした作品との解説が一般的では在るが、日本語に翻訳と区別する翻案と云う立派な言葉が存在するので在るから、原作を基礎としながらも、其処に独自性を加えた努力を労(ねぎら)って、翻案の語を用いて貰いたい次第で在る。無声映画も活弁士の名調子から、観客を映画館に動員したので在るからして。

 昔の映画には骨太のテーマが確り在って、その描き方に時間を掛けて居た。従って、言葉は理解出来無くても、想像力でテーマは理解出来た。字幕は吹き替えと為って、簡単便利に為った分、観る側の想像力、理解力に、耐性を失くす方向に向かって仕舞った感が在る。兎に角、派手にバンバン殺傷シーンが連続する。そんな次第で、嘘!! 凄い!! 本当!! 怖い!!の一過性ゲーム感覚の感嘆符で通過して仕舞う。

 別に偏屈人間では無いのだが、後期高齢者目前で、時代遅れの私にはラジオのお喋り番組同様で、余り為には為らぬ内容で聞く気には為れない次第で在る。

 さてさて、本日分ブログの字数も頃合いと為って来た。腹も空いた事でも在るし、飯のお時間と致しましょうかね。へへへ。


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