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長駄文館・・・吾が弟は、誠実為り。感謝感謝。

               吾が弟は誠実為り、感謝感謝。(2/8/23)
  昨日はブロンソンさんの集金が無さそうで在ったので、丁度、好物の小魚のツマミが無く為って仕舞ったので、何かと手元に在ると重宝なタンパク質、カルシウム源の田作りを作って置く為に、それを3パック、炒りゴマを買って来て、台所遊びをして居ると、誰かが入って来て、廊下を歩いて四畳半まで覗きに行って、『何処だ』の弟の声で在る。

                 いやはや、全てを知って居る、育った実家とは面白い物で在る。

 私の声を聞いて、仏壇にロウソクを灯して、線香にチィ~ンの挨拶をして、白骨の工事が終わって、下りて来て時間が在ったので、宇都宮の親方から、私への干し芋が届いるので悪く成らない様に持って来たとの由。

 茨城特産のべっとりした丸干しの干し芋で在るから、来れずに会社に保管して居たので心配らしく、『開けて見ろ』との催促で、早速、確認の為に自分が一本食べて見て、柔らかく甘露煮の様な特産品を食べて。
「うん、これは俺達の好みと違うけど、悪く為らない内に食べて呉れ。」
「そうだな。いざとなれば、干すまでの事だ。サンキュー。」
「そう来たか。相変わらず、頭が好いね。」の笑いで在る。

 話を聞けば、白骨は結構長く掛かった工事で、皆で鍋、モツ煮などを作っての自炊をして居たと云うから、流石に『アウトドア派の会社』で在る。
 次の仕事は湧水の多さで中断して居た工事の再開で、材料高騰の最中、材料は元請け持ちで、手間だけの工事なので、従業員を遊ばせずに済むから有難いとの事。

               時間が無いから、煙草だけでコーヒーもお茶も不要との事。

 煙草話で疎遠に為って居た二本線先輩さんとは、ジュニアの中禅寺湖上紅葉遊覧、忘年会での出席等で、関係が復活して居るとの事で、色々と頼りにされて居るとの事で在る。問題児のA君は、相変わらずの消極さでお荷物と為って居るが、ストレス防止策の、私の方法で事務的に接して居ると云う。

       『左様で御座るか』で、円熟味を増した弟に、大した物と感心する次第で在った。

 仕事中の物言い、表情、態度は厳しいが、面倒見の好い誠実さは先頭に立って工事を進める硬派の男の見本で在るが、聞けば聞く程に『親心、子知らず』の世相に、歯痒い次第で在る。まぁ、それでも芯を曲げない風雪を耐えての円熟味は、兄として『男の一幅の掛け軸』に相当する次第で、嬉しい限りで在る。私としては、Yに大した物と感心するには、弟の水準で在って欲しいとする次第で在る。

 片親で育ち、兄達は順繰りに東京に進学したり就職をして、私が高校時は一家の長の役目を果たして居た家庭環境で在る。
振り返れば、人間で在る以上、多感な時期に在っては色々な『紆余曲折』が在った。それが還暦から母親の介護生活を経て、倅の役目を果たしての独り暮らしと為り、お互いが古希坂の年齢域に入ると共に、親の遺伝子の下に、顔を見て言葉を交わすだけで、ツーカーでお互いの心の内を以心伝心で共有出来る一卵性兄弟の時間共有は、人生の宝物と考えて居る幸福感で在る。

 鮭鱒が生まれ故郷の川に還って来る。アゲハ蝶が故郷の山椒木に還って来て、子孫を繋いで行く。其処には地味ながらも、自然循環のサイクルが秘められて居る。人間も地球自然の一産物で在るからして、無から生まれて無に還る、そんな森羅万象の中で逝きたいと考えて居る次第で在る。

                  きっと、故郷、実家とはそう云う物なのだろう。

 Uちぃさんからは、最強最高のコンビと称され、お互いが得手不得手を補完・補強出来る、お互いがお互いの理解者で居られるのは、母親の妖怪様の躾と教育の賜物なのだろう。

 俺はRちゃの訓えを確り守って来た。と云って呉れる弟で在り、T先輩の後、俺が兄貴の心友と為ると、弟らしい『茶目っ気』で元気に玄関から入って来た男で在る。

振り返れば、小学校に隣接する幼稚園で在る。登校拒否児の私を三歳違いの幼稚園児の弟が、学校に連れて行って呉れた次第で、休みで帰郷して居ると、動物的感覚で顔を出してオテコを遣らされたり、何か在るとお知恵拝借で、二人で問題解決をして来た関係で在る。出不精でどちらかと云うと、独りの空間を好みとする私には、ブログ取材と云って連れ出して呉れて、好い見聞をさせて呉れて居る存在で在る。

     そんな次第で、今や完全に『弟の七光』で、世間を広くさせて貰って居る次第で在る。

 弟に言わせると、私達兄弟は小さい頃から成績・スポーツ、モテ具合でも有名だったと笑い、Tに言わせると番から男子高を体現した様な、其処んじょ、そこいらにはお目に掛かれない発想力と実行力の在る兄弟との由で在った。
 社員さんに言わせると、社長はお兄さんと居ると、顔付きが柔和に為って、人の言う事は聞かないのに、お兄さんの言う事は素直に聞く。『来て呉れると、私達が気が楽に為る。』電話に出無いと為ると、何か在ったんじゃ無いかと、ちょっと行って来ると、凄い気遣いをして居る。本当に仲の好い兄弟で羨ましいし、それを見て居ると、こっちも兄弟って好いなぁと『雰囲気のお裾分け』して貰ってるんですよ。

   そんな事を思うと、お互い元気で若いと見られて居ても、既に古希坂の年齢域で在る。

 勝新さんが富三郎さんの葬儀で、兄の骨を食べた。慎太郎さんが弟の裕次郎さんの死で、ヨロヨロに為って、この儘、死んで仕舞うのでは無いかの危惧を持った次第で在った事を思い出す。。

 お互い歳が歳で在るから、どちらが先に逝くかは、人間で在るから一切解らぬが、残された身は『慟哭の淵』に違い在るまい。

 胃癌⇒膵臓癌で早く旅立ったTが、ピンピンして居る私を眩しそうに羨んで、『人間、寿命には逆らえんが、俺はRより先に逝くのが、せめてもの幸せさ。取り残されたら、堪らんからなぁ。』・・・そんなTの心境が待ち構えて居るのが、現実に見えて来る次第で在る。

 生きて居る以上、実在と云う永遠は無い。従って仕方の無い事では在るが、健康体で或る程度の長生きをして見ないと、人間とは諸々の事を『実感出来ない生き物』で在る。
然しながら、こんな事を極普通の生活の内に自然と振り返ったり、感じたり、考えたり出来るのは、『幸せな事』で在る。

    弟は、俺は『晴れ男』を豪語して居る。さてさて、天気予報は『良』に外れた次第で在る。

 廊下の干し芋の笊を外に出して、朝飯のお時間と致しましょうかね。昨日の田作りも回数を積んで、好い具合に仕上がって居る。硬大根の沢庵漬けを冷い容器から取り出して、塩振りをして置いたニシンを焼いて、豆腐とネギの味噌汁を作って朝飯タイムと致しましょうかね。へへへ。


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