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世界史備忘録・・・中華雑記

                    世界史備忘録・・・中華雑記
 五行思想・・・戦国時代に生まれた万物の要素を木(春)・火(夏)・土(季節の変わり目)・金(秋)・水(冬)と捉え、その順番で自然界は推移循環して行き、其々の関係を相生(そうじょう)=陽の関係、相剋(そうこく)=陰の関係として観る思想。

                  木   火   土   金   水←てっきり星と思い込んで居た。   
             五色  青   赤   黄   白   黒
             五時  春   夏  土用   秋   冬
             五方  東   南  中央   西   北

 五行思想に因れば、周の木徳を継いで漢は火徳で色は赤。王莽の新は土をかざしたが、赤眉の乱で滅。再び後漢の赤に。太平道(張角)・五斗米道(張陵)の黄巾の乱では、張角の『蒼天既に死す。黄天当に立つべし』で、火の漢から土の黄天への易姓革命をスローガンとして居る。

                   <相生>・・・陽の関係
               木生火・・・木は燃えて火を産む。
               火生土・・・物は燃えて灰が残り、灰は土に還る。
               土生金・・・鉱物・金属の多くは土中に在って、掘る事で金属が得られる。
               金生水・・・金属表面には凝結に因り水が生じる。
               水生木・・・木は水に因って養われ、水無くば枯れる。

                    <相剋>・・・陰の関係
           木剋土・・・木は根を地中に張り、土を締め付け養分を吸い取り、土を瘠せさせる。
           火剋金・・・火は金属を溶かす。
           土剋水・・・土は水を濁らせ、水を吸い取る。水を堤防・土塁で堰き止める。
           金剋木・・・金属製の斧、鋸は木を倒す。
           水剋火・・・水は火を消す。

        五官⇒目・耳・鼻・舌・皮膚 五体⇒頭・両手・両足 五臓⇒肺・心・脾・肝・腎
        五徳・・・仁・義・礼・智・信
        四維八徳・・・礼・義・廉・恥/仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌

 字族・中華的中央集権体制・・・律令国家の態で、律=刑法、令=行政法で民法無き法体制の上下管理政体。国権在りと手、民権無しの国富民窮・剝民肥国。

                  朝貢(儀礼?)と冊封(天下入りの承認?)
                  朝貢=周辺国・・・貢物・・・強国(宗主国)
                           ・・・国賜・・・

  冊封=宗主国の天下圏入りして、宗主国の年号、法律を用いて、爵位・官職、特定地域の世襲支配権を承認して貰う国交の在り方。

         ★朝貢国、冊封国、直轄領、藩部、属国、植民地、属州・・・etc



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