長駄文館・・・春遠い寒さ為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　春、遠い寒さ為り。（2/24/23）
　今朝は体調が好いらしく、トイレ前に自然とバッコン腹筋体操が出て仕舞った。猫の盛り声では無いが、春の兆しに体細胞が反応して居るのかも知れぬ。昨日は河川敷を少し小走りして見たり、堤防階段毎に上り降りをしての歩きとして来た次第で在る。

　駄目ラジカセの扱いも解って、今朝も動かぬカセットに対して、ドンドンと衝撃を喰らわして遣ると、スンナリととが出て来るので在るから、大した代物で在る。別に洋楽が好きと云う訳ではないが、ＢＧＭとしては頭に言葉が入って来ない洋楽は、邪魔に為らないお誂（あつら）え効果が在る。
　倅がアダプターをネット検索してプレゼントして呉れた次第なので、カセット部が作動し無くても捨てるに忍びなく、ラジオ専用として居た物で在る。底部を叩いて息を吹き返す処が何とも云えない中華製の打たれ強さと云った処で中国史と符号する次第で在る。

　昨日は歴史物で家康、秀忠、家光、保科正之の解説版を観て、好い感想を頂戴した。丁度、その前の『動乱』を観た後なので、家康・秀忠の親子関係、秀忠・家光・正之の親子関係、兄弟関係の流れ合う『血の同一性、血の情愛』を動乱の師匠関係、父倅の情愛表現と重ね合わせて、私の感想談を弟、ブロンソンさんとのトーク項目としたいと考えて居る次第で在る。

　こう云う類の話は、経験を積んだ感性、観賞力の持ち主で無いと、噛み合って来ないのが題材で在る。話題は相手を選択しないと、双方にとって詰まらない結果と為って仕舞う。若い俳優さんが台本を読んで、薄ぺらな顔技の幼稚演技で番組を進めて行っても、歴史人物の味が伝わって来ない内容で在る。伝聞、読書、映像知識を己が体験値で語り、双方の体験値で語り合う事で自分軸を披露し合う処に、双方に価値が出て来ると云う物で在る。

　　　　　　　　　　　商売用語では、これを称して、『等価交換』と云うそうで在る。

　ラジオでは冬戻りの低気圧との由で在ったから、こそりともしない曇天の寒日の様相と成って来た。遺憾いかんの時間の進みで在る。

　さてさて、朝飯として風呂入り、洗濯をしてからの血の巡りを確保してから、一日のスタートとするべし為りで在る。

　食後はラジオを聴きながらの長風呂とする。垢擦りでの全身洗いをすれば、見事な汚れで在る。其れなりに身奇麗にして居る心算なのだが、体内に巣作るどす黒い血の故か、真に垢じみた体にして、洗濯機を回せば、何もして居ない冬期間の衣服ながら、汚れにくすんだ洗濯水の回りで在る。
　いやはや、これでは修行の足りない日々と云う物で在る。然しながら、考え様に依れば未修身で在るから、三途の川の関所も渡らせて呉れぬ次第だろうから、冥途への道は未だ遠いと云う事なのだろう。

　風呂上がりで、台所仕事をしながら洗濯物を外に掛ければ、本日は完全に冬日の寒さで在る。吾が冥途の道、春の道も遠い先の様で在る。

　１時半を大きく回ってからのおやつ昼を済ませて、小部屋のコタツで白湯飲みをして居ると、行方不明者のアナウンスの声で在る。

　前回アナウンスも、寒い日で在った事を思い出した。本日は風呂上がりの寒い日で在るから、私は早々と散歩割愛の『コタツ日』として居る。大丈夫なのかと、心配が先に立つ本日の寒さで在る。童謡の文句では無いが、猫はコタツに丸く為り、犬は外を駆け回るとの由で在るから、人間習性にも猫派、犬派が在るのかも知れぬが、困った次第で在る。