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長駄文館・・・何かと遣る事は、続くもの為り。

                    何やかやと、遣る事は続く物為り。(6/27/23)
 昨日は弟の会社に行くまでの間を廊下読書をして居ると、『R居るか?』の聞き覚えの在る声である。『おお、久し振りだな。生きて居たか。』Yの来宅で在る。タマネギとズッキーニの差し入れで在る。

 近日中に顔を出すと云ったのだが、5月の連休前の沖縄旅行前で在るから、彼是2カ月振りの顔出しで在る。聞けば、コロナちゃんに罹っていたとの由。

 小太りで艶々した顔をして居る。私の顔を見て、瘠せたなと云うから、斯く斯く云々で有明保養所作業に駆り出されて居るので、隠者生活のリズムに変調を来して居ると近況報告をして置く。
 コロナ養生をして居たのなら、読み応えの在る貸出本も2、3回は読んだだろうと質問すると、1回読んだと云う。読書感想が無いからして、読んで居ないのだろう。口ほどでも無い男の本領発揮、化けの皮の剥がれの態で在る。アハハ。

 2か月振りの来宅で、快活饒舌の話の腰を折るのは心苦しいが、私も着替えをして用意する必要が在るから、その旨を伝えて見送りをして、さぁさぁ5時までに着かなければ為らない。幸いスムーズに運転出来て、黄は揉んだ物の10分前の到着で在る。要件を済ませて、事務員さんの帰った後、現場ボードを見れば、本日は全員での有明で在るから、帰りは6時半、7時前後と為ろう。少人数での仕事で在ろうから、邪魔をしては申し訳が無いから、電話はせずに置く。
 テレビでの時間潰しは性には合わない。机上のPCを立ち上げて、洋画の動画を観て帰りを待つ事にする。『地球最後の日』とやらで、日本語の吹き替え版で在る。

 日本語吹き替え版で在るから、直訳機械翻訳で無いから、意訳の日本語に為って居るし、字幕も吹き替えと同一なので、全く違和感の無い進みで在る。人間とは異和感が無い物に就いては、余計な神経を使わないでも済むから、普通に見られる処が好い。

 昨夜の中狂映画よりも体質的に合うし、西欧価値観の中に在る映画文化で在るから、ストーリーの組み立て方にしても、日本と西洋の違いは在っても、思想的、人間的異和感は無い。其処に在る物は協調性の日本と個人的強調の文化の違いが在るだけで、映画ストーリー、テーマに関しては、表現手法の違いだけで大した違いは無く、安心して観られる。

 西欧型民主主義は、太西洋同時市民革命とやで、米独立戦争・仏革命と云った民衆が勝ち取って来た近代民主主義の歴史、個人の主張のぶつかり合いの強調の過程を描く事に拠って、バラバラな主張が一つの協働目的を構成して、一丸と為って目的を完遂して行くと云うのが、ハッピィエンド思考の西欧型進歩歴史観の共有なのだろう。
 一治一乱の分裂群雄割拠と統一の遠心力と求心力の王朝興亡の『勝てば官軍思考』に留まる栄枯衰退の王朝興亡史の中華歴史観と全く異なる文明文化史の違いが、一つの映画比較をするだけで、明瞭とされて来るから、映画を見る事で世界史のお浚いが出来るから面白い物で在る。

       映画が終わる頃に、弟が目にゴミが入ったと言って、疲れ切った顔で入って来た。
「ご苦労さん。佐渡行き前に梅採ったから、梅のシロップ漬けの瓶持って来たわ。」
「悪いねぇ。熟し具合は、結構赤いから、まぁまぁか。サンキューサンキュー。」
「少し早いけど、帰って来てからでは遅いから、好しとすべしだ。夏バテ防止の梅シロップは出来上がった物より、瓶を転がして氷砂糖を溶かしながら観察待ちするのも、乙なもんだから遊んで観れや。」
「了解。」

「梅は目一杯入れて在るから、好い塩梅に為って来たら、味見して氷砂糖の調整をして呉れや。市販品の倍以上の梅エキスが抽出されるから、四倍希釈が、十倍希釈でも充分だろう。薄めるも好し、蜂密舐めでも好いかも知れんぞ。」
「そりぁそうだ。その後の梅は、如何する?」

「梅酒からの取り上げじゃ無くて、氷砂糖漬けの大梅で『秘蔵の高級和菓子』とするさね。幾ら食べても酒気帯び運転には為らんから、安心して全部食べれや。
このチャーシューは売れ残りの肉見たいで、硬くて『失敗作』だけど、自分で作る時の参考にして呉れや。」
「了解。今日の晩飯は、これをオカズに食べるわ。」

 前回、駐車場の擁壁用の下地として捨てコン打設した上に擁壁を設置して来たとの由で、擁壁の高さの足らずに壊した石積みを二段程しなければ為らないとの由。玄関ドアの入れ替えも終わったそうで在る。

 7/1、2日は、KちゃんとOKちゃんでバーベキュースペースの土間コンの打設との由。
それが終わると、伐採で損傷した屋根の直しと屋根のペンキ塗りと進んで、内部工事は2階の廊下の直しと、二階部屋の押し入れ作り、壁塗りと進んで行くとの由。

 裏の露天風呂、それに付随する脱衣所、洗い場、洗濯機の設置場所作りと進んで行くそうで在る。内部、外観の化粧直しが進んで呉れば、私の感性とする処の庭創りの本領発揮と相為って来る。

 玄関を開ければ、ブログで親しく為った横浜の御仁が、神津島クルージングの折に写真を撮って呉れて、その写真を基に私の絵を描いて呉れた水彩画が飾られ、団欒の堀コタツ部屋の床の間には、ボラカイで買い求めた極彩色のサイケデリックな南洋掛け軸がデンと掛けられ、その下には沖縄旅行でのシーサー教室で皆が創ったシーサーの粘土素焼きの置き物が並ぶ寸法で在る。

 休みも無く働き続けて来た自営業者連の寛ぎと癒しの保養所で在る。世には『終活』為る人生整理に使用される言葉が流行して居るが、私の解釈する終活は、歩んで来た『人生の集大成』を形に残す事で在るから、皆、本業の合間を見て、手持ち材料持ち込みの手弁当で、協働作業に参加して居る仕事仲間達なので在る。

 無尽が面白くないと言って抜けた事を機会に、無尽解散とした居た物が、誰も相手をして呉れ無くて淋しいからと言って、旧メンバーに根回しをして無尽の会再開を頼みに来たとの由で、困った問題男が居るそうな。いやはや、ボランティアも大変で在るらしい。

                   遅れてのUちぃの帰りで在る。
「はい、ご苦労様。これリクエストの苺ジャムのお代わりだ。」
「すいません。これ食べたら病み付きに為っちゃって。パンが無くてもスプーンで掬って食べてるんですよ。それ何ですか。」
「ああ、これ。去年の夏の中禅寺湖作業時に持って行った夏バテ防止ドリンクの梅シロップの仕込みだわね。」

         社長の机の上に置かれた目一杯に入れられた梅酒瓶を覗き込んで。
「あれ、滴が。氷砂糖の浸透圧ですね。」
「完成品を飲むより、浸透圧で梅エキスが滴り落ちる様は、砂時計に因んで言えば、砂糖時計で出来上がる工程が見えるって遊び心だわね。アハハ。」
「やっぱり、Rちゃんは、言う事が違いますね。」
「そりぁそうせ。苺ジャム、梅干し、吊るし柿、沢庵漬け作ってる世捨て人の生活者だからね。へへへ。」

 夜の雨は、起床時まで続いたが、雨が上がったモーニングコーヒータイムで在る。昨日に引き続いて、長袖、長靴、帽子を被っての赤紫蘇捥ぎの朝アイドリングとする。塩揉みをしてもう一つの容器に載せて、先ずは両容器のバランスを採る。再び赤紫蘇の葉の再生産が出来て来たら、後2回ほど加えて行けば、好い紅色に染まって行く事だろう。

 朝昼兼食後は、昨日中断して仕舞った廊下お勉強タイムと致しましょうかね。これも日々のリズムで在る。


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