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長駄文館・・・今年の佐渡行為り。

                    今年の佐渡行為り。(7/18/23)
 さて、起床とするか。米研ぎとして、自転車出し、全戸開放として庭下りをする。2級上の先輩さんが評して、『緑に埋もれる家』と云って居たが、今年は雑草が旺盛過ぎて、何やかやと作業応援が続いて居る次第で、俗に云う処の損益分岐点直線が、雑草抜きが伸びに追い付かず、既に根気負けの態で、既に『雑草繁茂の、彼等の天下』を晒して居る在り様で在る。

 まぁ、これも交差の一点を越えて仕舞うと、『過ぎたるは及ばざりし』、『焼け石に水』、『為るべくして流れる方向』、『一線越えれば、傍観するしか無し』の喩えも在るからして、致し方の無い『自然の摂理』と諦めの達観するしか在るまい。
これも、独り暮らしの吾が家の季節、生活の一環と云う物で在る。詮無き事は、遣り過ごすのみで在る。

 テッポウユリが咲き揃って来た。今年、庭の仲間に為った新参者で在る。鬼ユリ、カサブランカと比べると、明らかに花形状が異る。一過性の花覚えと、実際に自分で育てて、他のユリと現物比較をして見ないと、実際の処が観えて来ないのが『認識度の深浅』事と云う物なのだろう。

 完熟トマトは美味かったが、それにしても、採りのタイミングを逃した『化け物キュウリ』は、不味かった。目立つ雑草を反射的に抜きながら、甲州ブドウ系の房付きが見事な生育振りを見せて居る。

 小部屋定位置で、足元に蚊取り線香、ラジオを聴きながらの、極薄のインスタントコーヒーを飲みながら、お天気情報を聴いてると、梅雨明けには至らずとも、昨日に続いての猛暑日との由。

 帰路の佐渡から直江津のフェリー船は、夏の静かな海の航行で、雑魚寝部屋に居るよりも、サイドデッキの海風の中に居る方が気持ちが好かった。途中の昼飯に寄った新井のパーキングエリアに下り立つと『熱暑の炎天』に直撃されて、南国のサイパン、東南アジアの暑さで参って仕舞った次第で在る。河童が脳天の皿が干上がると死ぬと云われて居るが、間違い無く、そうに違い在るまい。

 ★さて、佐渡バカンス行にフィードバックとする。天候不順で直江津港から新潟港からのフェリーの変更と成っての会社出発が4時から6時半と為ったスタートで在る。
 地元長老の因業爺コンビの横槍で、コンテナ設置が叶わなかった次第で、タイル屋のOKちゃんの後部座席の有るトラックで、コンテナ内のマリングッズをホテルと浜の2往復搬送する次第で在る。そんな次第で、初日は時間的制約で、初日、最終日は搬送日と為って、海バカンスは一日だけの『窮屈さ』に為って仕舞った。

 会社に行くと、横須賀からの参加で、劇団系俳優のTさんが、『有明保養地で使って呉れ』と食器棚を持って来て呉れた。船仲間の人達は、自ら進んでこなすタイプで在るから、好人物が多い。Iさんなども、『それだったら、これも使ってよ』の仲間内での有効利用の交換が在る『気さくな人の輪』で在る。楽しみにして居た代人さんが、身内の事情でドタキャンで、19名が18名の参加との由。

 家族旅行を兼ねるHちゃんの夫婦・娘2人組は家族行動の出来る自分の車で、弟の娘の横浜親子3人組は新幹線で、宇都宮の親方は最終日は一日掛けて、佐渡を回りたいとの由で車で新潟港へと云う参加形態で在る。レジャー荷物をOKちゃんのトラックに積み込んでの、二台の車に5人づつでの出発で在る。

 梅雨空の時々雨の混じる高速道を、一路新潟港に向かう。一行に主婦が参加すると、手作り巻き寿司を持って来て呉れたりの有り難さで在る。沖縄の社員旅行には常連のお局様で、酒豪ながら、同性と居るよりも、弟、OKちゃん、私達の方が居心地が好いタイプらしい。一人一人に丸々一本の提供で在るから、彼女の性格を好く現わして居る『姐御肌』で在る。

 カーフェリーターミナルに着くと、恒例で岩海苔ラーメンを食べる習わしながら、私は整理で茹で卵2個と苺ジャムにコンデンスミルクにコーヒーを朝食として来て、車中で巻き寿司を頂戴して仕舞ったので、腹は満腹状態で、私だけがパスで在った。

 今年は大工のダンナさんが仕事出張をして居るので、単身参加との韓国妻さんは、小柄ながら好く喋り、手を動かすご婦人で在る。韓国訛りの達者な日本語は、独特な言い回しで云って見れば、『話芸』の様で在る。Tさんは劇団系俳優さんで在るから、舞台役者さん特有の演技論に関して、一家言を持つ表現者だけ在って、経験も豊富で話術も巧みな人で在る。日本の映画界・テレビ界は年々衰退して行く表層状況で在るから、日本のオファには興味が無くて外国からのオファを吟味しているとの由で、副業でリフォームの会社を営んで居るとの由。芸能界裏話とか役者評価の『肉声語』が多々聞かれて、映画ドラマ好きの私には面白かった次第で在る。

 新潟港合流組の到着を待っての乗船の時間を待つ。相変わらず空は梅雨空で、時折のポツリポツリの雨で在る。海の日の社員佐渡行は、雨に祟られての行事らしいが、A君に依ると去年は初めての全日数好天で、目一杯の海のバカンスだったとの由。

 悪天候による航路変更と時刻変更に因り、窮屈な一日と相為った。ホテルのコンテナから、セッティング機材、用具、発電機燃料・・・etcを往復搬送して、浜辺でのセッティング、小型艇1、ジェットスキー2艇、其れを海に降ろす為の牽引車のエンジン掛け、バナナボート、海上休憩の中国製浮きの空気入れ、カヤックの組み立て・・・etcと中々の重労働で在る。
 ダイナミックの遊ぶと云うのは、目一杯の全員労働が付き物で在る。難儀をするエンジン掛け、半身海に浸かりながらのエンヤコラの砂に食い込む小型艇の架台、ジェットスキーの海浮かべ、錨打ち、停めるロープの張りなどと、男手の掛かる協働作業で在る。それでも作業勝手を知ってる恒例の海バカンスの常連達なので、要領好く事が進んで行く。

 浜での総勢18名の賑わいで在るから、初参加のHちゃんファミリーの奥さん、高校生、中学生の娘さん達には、『吃驚の光景と流れ』で在った筈で在る。

 いやはや大変な作業量と時間の費やしで在ったから、ホテルの晩飯時間には相当食みだして仕舞った。恒例の娘の前倒し誕生日会の特大ケーキ取りと岸壁からの鯵釣り体験に仕掛けと餌を兄弟で買いに行く。

「可笑しいな・・・。ケーキ屋は違う道だったかな。」
「もっと街場の年季の入った通りで、民家の建て込んで居た通りだったぞ。」
「そうだよね。戻って再トライするか。」

               中々記憶に遡上して来ない。
「ケーキ屋は一件だけだろうから、聞いた方が早いぞ。今度、人が居たら、俺が聞いて見るわ。」
「そうだね。そうするか。あっ、こんな感じの道だぞ。在った在った。好し、買って来るから乗ってて。」

               ケーキを買って帰りの道で在る。
「Sちゃ、何かブレーキが甘くて、何か変だわ。」
後ろの同乗者に聞こえない様な小声で話す弟で在る。
「そうか、速度落として、手前ブレーキで行くより、しょーが無ぇな。」
「うん、減速でエンブレ効かすわ。」
「おっ、解った。交差点だ。早目に止まって、ゆっくりスタートだ。左OKだ。」
「了解。」

     ホテルに帰って来て、ボンネットを開けるとブレーキオイルが無く為って居る。
 弟に因るとブレーキが甘くて、1週間前に修理に出したとの由。修理不良の典型と弟は怒る物の。
「でもなぁ、ケーキ屋探しが好い具合に時間が掛っての異常発見だったのは、不幸中の幸いと云うか、『悪運の強さ』だぞ。これが他の者が運転中だったら一大惨事だったぜや。」
「うん、そりぁ言えてる。物は考え様だ。」

 異常が在ると、其処は職人さん達で在る。メカに詳しい者が残って、早速原因究明と応急処置に対する部品調達に向かう行動力は、凄い物で在る。

    職人の長年の経験値でA案、B案、C案と推定しての携帯電話での遣り取りが続く。

 こんな処が、海に出たら頼る者無しの男達の腕の見せ処なので在る。何事もお膳立ての安全レール走行の有料過多のサービス業が幅を利かせている御時世で在る。最初から最後までの『万能工』が本来の職人の技能で在る。
 仕事を極めるの意識度の違いが、単一工と多能工の違い、人を有機的に効率的に進めて行く管理職の職能でも在る。

    いやはや、無能と有能の分水嶺を為す結果でも在り、鍛え方の相違で在る。

 ブレーキオイル漏れの原因と、パイプ破損個所が前輪駆動の後輪一輪で在るから、最悪そのパイプをカットしてプラグを掛ければブレーキ効きには影響が無いとの『診立て』で初日宴会と為った。

 来る前の水泉トイレの床浸水で、ウォッシュレットへの復水通水を遮断して、通水部分を2口のチーズを除去して、水タンクへの単線とした応急処理法と同様の処理策で在る。弟からの技術継承者のMKちゃんが、チュウブ接続をして、様子を見るとの由。

 翌朝は漏れが止まったとの由で、エア抜きをすれば完了との運びで在った。そんな次第で、朝飯前の岸壁鯵釣りにHちゃん家族と材料屋の独身営業マンK君、娘ファミリーが鯵釣り初体験と相為った。
 7月初めの準備に来た時の入れ食い状態の竿二本3人の釣果150匹越えには至らなかったが、皆さん好い体験とバーベキューでの鯵の唐揚げに調理されて好評の段と為った。

            ★百聞は一見に如かず、一見は経験に如かずの実感事で在る。

 さて、二度在る事は三度在るのが、厄介な世の倣いで在る。災難は続く物で、今度は水上バイクの1艇が小石を呑み込んで仕舞い、緊急オーバーホールの段と相為って仕舞った。

  一昨年もA君の同様のトラブルが在って、修理屋に持って行っての大きな散財に為ったとの由で在る。

 仕組みとバラし方を観察して居ると云うから、社長の指示の下、Kちゃんが狭い個所の部品の取り外しに挑んで行く。狭過ぎる箇所でのビス外しに歯を食い縛る会社のエースで在る。

 慎重且つ渾身の力で難物の小さなネジに立ち向かう根気作業で在る。部品が取り外されて行くと、中から噛んだ石コロが次々と出て来る。

 OKちゃんの懐中電灯の先に、小石の影で在る。最大の障害物の石コロ2個が懐中電灯に仄見えて来て、こりぁ摘出が難儀とのKちゃんの声で在る。其れを聞いて、自分の仕事用トラックから、早速、穿り出す代用物を探して来て、手渡すOKちゃんで在る。

           喰い込んだ小石とKちゃんの悪銭苦闘を見守る男達4人で在る。
「駄目か、好し、其処のパーツも緩めよう。それしか無いな。代わるか。」
「社長、好いですよ。最後まで遣らないと、好い処を持って行かれちゃいますからね。」
「Kも余裕が出て来たな。一人前だ。」

 最後のカブァが取り外されて、石2個が落ちて来た。一堂、空かさずの『歓声と拍手』で在った。

 いやはや、職人集団の根性たるや、大した物で在る。海のレジャーを楽しむ姿を背景に、部品を組み立て直して、ホースの水を全開にしてエンジン掛けをして敗者復活の海降ろしをして居ると、地元の家族が子供達を連れて来た。
 去年の楽しかった事が忘れられずに、『松本の社長は、何時来る何時来る』の心待ちの日々だったそうで在る。バナナボート、小型艇、ジェットスキーに乗って、海三昧のはしゃぎ様で在る。

 70代・60代・50代・40代・10代・未就学の子供達が、年に一度の海の日に参集する光景は、真に絵に為る様で在る。

 翌日は帰りの日で在るから、一日を思う存分に楽しんだ浜辺からの撤収作業で在る。突貫工事、然ながらの作業で在る。ブレーキのチュウブ繋ぎは効を奏せず、晩飯後の閉栓処理と相為った。入浴は後回しにして、帰りの安全確保の最終修理の為に、宴会場で暫しの大の字休憩をして、作業の開始で在る。お客さん達は、花火大会として最後の夜を過ごして貰う。左後輪を閉栓として、エア抜き試運転をして風呂浸かりで在る。

            翌朝はオイル漏れの無さを確認しての朝飯と為った次第で在る。

 いやはや、修理続きの圧縮版二泊三日の佐渡行では在ったが、何分と世の中は生き物で在るから、こう云う時も在って然るべしで在る。人生楽在りぁ、苦も在るさで、如何やら今回の佐渡行は、そんな苦と楽の凝縮版で在ったのだろう。苦が在れば楽がその分、思い出に残る物で在る。そして思い出の中に、活かせる経験値が加算されて来るのが人生と云う物で在ろう。何事も未経験よりも、体験して適応力を身に付けて行くのが、人生勉強と云う物で在る。

 年々、衰え行く歳波では在るが、お呼びが掛る内は、皆の足を引っ張らないで済む内は、何かと冥土の土産にして行きたい物と考えている次第でも在る。へへへ。


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