長駄文館・・・今日は暑くなりそう為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は、暑く成りそう為り。（7/20/23）
　昨夜は其れなりの雨が在って、大地も潤った次第で涼しい空気の朝に包まれて居る。何か面倒に為って、食器洗いをサボって仕舞ったので、朝一番の動きで台所の片付けと米研ぎとする。小部屋定位置でモーニングコーヒーとしようとすれば、アジァジァのコーヒー切れで在る。粉末茶を入れて、煙草セットと蚊取り線香を持って来る。何やら、腹の虫が鳴いて居る。

　７時に成ったら、ゴミ出しは無いが、公民館に行って小型家電の収集日を聞いて来なければ為らない。第一週が其れなのだが、町会では第一週と四週が非回収日と為って居るので、ボランティアで預かって居る電子レンジが一カ月の預かり状態と為って居る。
　そんな次第で朝一番の仕事はそれで、スーパーが開いたらインスタントコーヒー買いに行かねば為らない。昨日買い物に行った時に買って来れば好かったのだが、無い事に気付かなかったから仕方が無い。

　昨日は佐渡記と備忘録、有ると何かと重宝なエノキ、ナメコの乾燥キノコを持って、弟の会社に届け、アイスコーヒーを頂戴して、バカンスに参加出来なかったＨ子さんとバカンス話をして帰って来ると、好いタイミングで倅が入って来た。仕事の都合で時間が出来たので、頭を抱えて居る子供達の教育問題の親子会話と為った。子供が就職して一本立ちをするまでは、何かと親は大変な物で在る。子を持って親父の大変さが解ると笑う倅で在る。

　ラジオ、テレビの教育相談以上に、内容が濃いから、お互い好い時間が過ごせると云う物で在る。武士の世界では、倅教育は武士の一生の仕事と云われて居るから、ラグビーボールの様に、バックトスをして後続にボールを回し、ゴールを目指して突進して行く。・・・それが人間遺伝子の継承と云う物なのだろう。倅には私の存在が大きかった様で、小さい頃を好く記憶して居る。私は普通の人間では無かった様で在る。引き継いだＲ家の遺伝子を息子達に再現させるかが、悩みの種との由。倅に言わせると、悩んで克服する才能が全く見えて来ないのが、歯痒い状況らしい。

　倅は小さい頃、真顔で私に『僕の本当の母親はおばぁちゃんだよね』と、私に聞いて居た倅で在る。私も弟も、母ちゃん子にして、倅は婆ちゃんこ、父ちゃん子の典型で、妖怪様の遺伝子、人生観が色濃く遺伝子化されて居る。従って同心円の並びで在る。従って、弟、倅との会話は、他と違って私にとっては真に有意義な内容と為って居る。周囲からは、異常な父倅、兄弟の関係と思われて居る次第で在る。
　私からすると、『そうじぁ、在るめぇ、親子兄弟は遺伝子上、分身同士で在るから、此方が正常で、他が異常なだけ。そりぁ、観方の基準が間違ってるんじゃい』と笑い飛ばして居る次第で在る。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　仕事からの時間を見計らって、弟に電話を掛けると。
「あっ、電話しようと思ったら先を越された。」
先ず倅が借りたバッテリーサンダーのお礼を言うと。
「Ｋが言ってたけど、綺麗に掃除がして在って、充電も確りして在って、流石だと褒めてたぞ。」
「そうか、じぁ一応、常識が在るって事だ。」
「バカンス記、今読み終えたんだけど、パーキングエリアは相川じゃ無くて、新井だよ。そしてエンジンオイルじゃ無くて、ブレーキオイルだよ。」
「おっ、そんな間違いが在ったか。その心算だったんだけど、歳で呆けが始まって来たか。サンキュー、サンキュー、早速訂正しとくわ。」

　そんな昨日の一日を振り返りながら、時間に成ったので公民館に行って聞いて来る。小型家電は印刷物に表示はされて居ないが、第三週が回収日との由で、家に帰って一輪車で運んで来て片付いた次第で在る。一輪車を所定の位置に片付けて、これで好しで在る。

　曇って居た空が晴れて来て、今日は暑く成りそうで在る。飯が炊けたら、朝飯として、スーパーが開いたら、必需品のインスタントコーヒーを買って来ると致そうか。

　買い物をして来ての飯後は、何やら体調が重い感じで在る。非日常の疲れらしい。親分・子分無しの古希坂独り暮らしで在るからして、動画を聴きながらの身の横たわりとする。何時しか寝入って仕舞い、暑さでの目覚めと為った。トイレで放出して、喉の渇きをアイスバーとする。引き算をすると３時間弱を寝て居たらしい。成る程、最年長者の海バカンスは、身に堪えると云った処で在る。今回初めて知った事では在るが、カニは甲羅を割って、女性が器用こまめに身を取って、甲羅に盛り付けて呉れた物を食べるのが、最高の美味と知った次第で在る。

　宴会の対面が、お局様と話芸の韓国妻さんで在ったので、自分達の分も私達兄弟に剥いて盛り付けて呉れたので、カニ２杯の美味を堪能した次第で在る。カニの美味は、如何やら、カニ味噌・汁・身の三位一体の『お殿様の食し方』だったのだろう。下々が、手を汁塗れにして被り着く下品喰いでは味合えない逸品料理らしい。

　やれやれ、暑さも頂点に達して来た様で在る。涼みの部屋の六畳戯画廊に移動して、玄関、庭に打ち水として、キリギリスの声を聴きながら時間を過ごすと致しましょうかね。