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長駄文館・・・さて起きるかいな。

                  さて起きるかいな。ヨッコラショ為り。(7/21/23)
 宿泊の3人部屋では、概ね私達兄弟とOKちゃんが一緒で在る。『あ、痛々、あ~痛い、ヨッコラショ、嗚呼、歳は取りたく無い。』が布団から起き上がる時の、異口同音の嘆き節で在る。
 コロナで中学時の同級会は不開催中では在るが、十数人の同級生が集まると、席から立ち上がる時には、男も女も皆、そうで在る。
 町内の資源ゴミ出しに行くと、70代は未だしも、80代に成ると、見るからに張りが無く成って、老人瘠せが進んで、背が丸く成り、体幹が傾いて来るから、枯れ木同然のスローモーな動きと成って来る。

 一寸した段差に躓(つまず)き、足を取られる。まぁ、其れが加齢期の歩みと云う物で在るから、諦めるより仕方の無い流れで在る。体にも『加齢と云う引力』が働いて来る次第なのだろう。万有引力と云うので在るから、抵抗出来ない自然力で在る。

 先日のゴミ出しに行くと、気付かされた事が在った。身体の衰えは、精神にも反映されて、ちょっとした冗談、毒舌が通用し無く為って行く傾向を知って、些か愕然とした次第で在る。所謂、精神の経時変化らしく、対応性の衰えらしく『因業化』が表情に現れて来る物らしい。先輩諸氏を観て、『吾が身、正せ』の感を強くして帰って来た次第で在る。

 声を荒げた家庭内口論が聞こえて来たりして、高齢化進む町会に『老いの不幸』を感じたりする場面が在る。引き算をすれば、私も後5年で80と成る。いやはや、歳の進みには抗(あらが)う事出来ずで在るからして、お先、真っ暗の心境で、不可避引力ながら困った次第で在る。

 さて、庭下りをしてキュウリ3本、インゲン一掴み、トマト3個を朝採りとする。曲って捻くれたキュウリは2つに切って、キリギリスの餌交換とする。今年は遠に根負けして、雑草の旺盛さに任せるままと為って居る次第では在るが、今年の雑草の勢力には完全に『ギブアップ』の態で在る。
 人間の顔が皆違う様に、毎年巡る四季にも違いが在るのが自然界と云う物で在る。従って、人間如きがとやかく泣きごとを言っても始まらない次第で在る。大家さんの地球の端っこに、善意で住まわせて貰って居るのが生物なので在る。

 庭下りをすると黒羽根イトトンボが、ヒラヒラ追って来る。2、3種類のイトトンボは、吾が家の庭を自分達の世界とする共存者の生き物で在る。物云わぬ小さき者ながら、可愛い物で在る。テッポウユリが見事に咲いて、種蒔きの百日草、ダリアも開花して来たし、鬼ユリも何本か咲いて来た。カサブランカも近日中には早い物が咲く。

 ラジオのニュースを聴きながら、背後から始まった通勤の車音の下りで娑婆のスタートで在る。やれやれ、今日も日差しの強さが始まって来た。

 さてさて、腹も空いて来たし、飯も炊けて居る。もう一度庭下りをして来て、朝採り物をアレンジして朝飯の用意をすると致そう。独り暮らし貧民の粗食にして小食の食卓で在るからして、ロシア・ウクライナ戦争に因る食物不足の影響も無い『自前食卓』で在る。何しろ、キュウリと削り節だけでも、野性界以上に長生きをして呉れるキリギリス達で在る。

 歳を取れば、毎日が日曜日の新陳代謝の衰えで在るからして、飽食美食は不要で在る。へへへ。


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