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長駄文館・・・眠れぬ夜の徒然に・・・為り。

                   眠れぬ夜の徒然に、為り。(8/3/23)
 この処、日中は熱波続きでぐったりの仮死状態を強いられて居るので、生活リズムがすっかり狂って仕舞い、真夜中に目が覚めて仕舞う事が、多く成って来て居る始末で在る。

 幾ら毎日が日曜日の、オールマイタイムの自由さと云えども、真に締まりの無い寝起きをして居る最近で在る。
 今日も風と車音に目覚めると、未だ1時の指しで在る。日中の熱波疲れとは云え、後期高齢者で在るから、或る程度の睡眠時間を採れば、早々は寝て居られないのが、人間の整理と云う物で在る。若い頃の様に爆睡状態には為れないから、トータル的には、眠りの浅い『分割睡眠』に為って居るのが、実態らしい。
 そんな次第で、例え真夜中の目覚めで寝付かれ無い時は、四の五の考えずに、一端起きる事にして居る。幸い、ラジオ深夜便と云うBGMが在るし、古希坂爺の玩具(おもちゃ)としてのPC画面が在るから、白紙の画面に中指叩きをして行けば、日々のブログ打ちが自然の形で文字打ち出来るから、退屈さを覚えずに済む次第で在る。

 独り生活で在るから、誰憚(だれはばか)る事の無い自由な空間で在る。加えて冬と違って、寒さに布団にしがみ付く必要も無いから、益々以って、自由度が増すと云った具合で在る。毎日深夜便を聴く訳には行かないが、静かな落ち着いたトーンの深夜便は、私のフィーリングに合うから、BGMとしては心地好い。
 同年配者の話の中には、深夜便を聴いて居ると云うが、その内容が話題に為らないのが、私としては不思議な次第で、自分が感心した内容を語って呉れれば、好い勉強と為るのだが、皆さんは学校の授業を卒業して仕舞うと、感想を聞かせて呉れ無いのが殆どで在る。

 私に言わせると、それでは人と人とのコミニケーションとは為らぬだろうの感なのだが、世間一般では、如何もそれで通用して仕舞って居る様で在る。             
 従って、私としては話をして居ても、中身の薄い自己表現の無い内容は、面白く無いので、左様で御座るかの態で、右から入って左に抜けて仕舞うだけで、相槌の迎合話で終わって仕舞う。
 人生と云う年輪を刻んで来た者が、其々の価値観で文章に為る会話力を持って、含蓄の在る感想を披露して呉れ無いと、老い先の短い男話には為らないと思うのだが、中々に、そんな出会いは少ない物で在る。

 下手な事を言うと、反対に『お前の話は、難し過ぎる』と一蹴されて終うから、小心者の私は、口を閉ざさるを得ないが、<逆も真為りの言葉を知らんのか>の『半端者視』をして仕舞う次第でも在る。
 一応、私は奥ゆかしい性格で在るから、面と向かっては言葉には出さないが、客観的自己管理・抑制が働かない俗物が多過ぎるのが娑婆模様らしい。
 従って、私は閉じ籠りの自分の殻に閉じ籠っての人畜無害の隠者生活の方が性に合ったスタイルと為って居る次第で在る。
さてさて、睡眠の中断打ちとしては、まぁまぁの字数と為って来た。

 眠気には未だ間が在る。コナン・ドイルが影響を受けたと云うエドガー・アラン・ポー、ドイルのシャーロック・ホームズ、ルパンのモーリス・ルブラン、ボアロのアガサ・クリスティの生きた時代を調べて置くと致そうか。人名辞典を持って来て、メモ書きとする。

     ★エドガー・アラン・ポー・・・米1809~1849年。40歳。
     ★コナン・ドイル・・・英1859~1930年。70歳。
     ★モーリス・ルブラン・・・仏1864~1941年。77歳。
     ★アガサ・クリスティ・・・英1890~1976年。86歳。

 ドイル、ルブラン、クリスティは、其々、5歳、34歳の差にして、ドイル・クリスティの差は39歳で在るから、活躍した時代を共有する小説家達で在る。
 世界の七つの海を支配した英国の絶頂期・ヴィクトリア女王期をドイルは40年、ルブランは横目で35年、クリスティは10年経験して居る。第一次世界大戦は、ドイルが50代半ば、ルブランが50代前半に、クリスティが20代半ばに経験して居る。
 前二者は栄光のヨーロッパの没落を経験し、後一者は1920年代の米国の未曾有の繁栄に酔い痴れて居る。私は映画ドラマのファンで在るから、テレビの秀作シャーロック・ホームズと名探偵ボアロを見続けて来た経緯も在って、その両作品共に、時代考証が行き届いて居るので、世界史の、ホームズ、ルパン、ボアロの活躍した時代を観察するには、持って来いの映像資料の位置付けと為って居る。

 ホームズ、ルパンの時代は馬車、鉄道、アーク燈の時代にして、海外植民地で国家財政が潤沢な時代で在る。一方、ボアロが活躍する時代は、T型フォード車が世界を席巻して、電信電話と海外リゾートが上流階級のリゾートと為り、伊達男ボアロが体技では無く、灰色の脳細胞で優雅に事件推理をして行くと云うお膳立てに為って居る。
 男性作家と女流作家との小説手法の違いが、根底には在るのだろうが、歴史事情をホームズとボアロの推理ドラマに載せて、色々と歴史散策が出来るのは、有り難い次第でも在る。

 ドラマに世界史を準(なぞ)るのも、歴史の映像化で記憶するには好い映像資料と為る次第で在るが、嘗てのNHK大河ドラマにはそんな側面も在った次第では在るが、タレントが騒ぐだけの時代考証・ニャリーゼロの馬鹿話に為ってからは、この20年程はテレビを観無く成って仕舞った次第で在る。

 9時半で在るか。今日も熱波の始まりで在る。飯も遠に炊けて居るから、あっさり系の朝飯として、魔の時間帯までの間を、少し頁進めをして置くべしで在る。
 何事も、知識が溜まって来ると、今まで気付かなかった事に想像力が増すと云う物で在る。ホームズとルパンを読み比べたり、聴き比べたりすると、その手法には英ベーコンの帰納法、仏デカルトの演繹法手法の違いも観て取れるし、英仏のライバル闘争心の根底には、海洋国ヴァイキングと大陸国ラテン系民族の違いも在るやにも、見受けられる。

 因みにゲルマン語類に属するのが、独・英・デンマーク語で、ラテン語系が、伊・西・仏語との由で、ローマとゲルマンの混合度合いを示して居るそうで、伊達にフランク王国が分割相続で、仏・伊・独と発展して来た訳では無いそうな。西洋白人種が、容易に複数語を話すカラクリには、そんな事も原因して居るのだろう。好い例が、インディオとインディアンの違いに現れて居る。そして大きな括りでは、印欧語族と総称されて居るので在るから、日本人が然程英語コンプレックスを持つ必要も無かろうと考える次第でも在る。へへへ。


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