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長駄文館・・・さて、7時で在るか為り。

                   さてさて、7時で在るか為り。(8/15/23)
ウム、雨だ。昨日から台風雨に備えろのとの事で在ったが、私としては、待望の雨音で在る。起きれば、丁度4時を回った処で在る。昨日は夜更かしをし無かった就寝で在ったから、起きても悪くは無かろう。深夜の友・ラジオONとすれば、4時台のインタビューの時間で、訳詞家の話で在る。丁度ロシアの訳詞・『鶴』の自己紹介で在った。未明の拾い物に、ついニヤリの段で在った。

 その歌は先日、『日本大好きスターシャ』の中年ロシアソプラノ歌手の動画で、彼女が日本語で歌って居た物で在った。元歌はロシアの歌で在る。彼女の歌動画には、走れトロイカのロシア語の歌唱が在って、その歌には日本語の訳詞の字幕が付いて居た。
 外国語には、翻訳と翻案と云う二つの手法が在るそうな。明治の文明開化時には外国童・民遥の叙事詩を、日本人の叙情詩に翻案する手法が採られて、学校唱歌の名作を産んで居た物で在る。

 叙事と抒情は、文化の違いで際立つ文学の差でも在るので、私の関心の在る処でも在る。好きな映画で云う為らば、叙事の手法はカメラを退いての全体像をカメラアングルに使う手法で、抒情はカメラをズームインして演じ手の表情と台詞の間を捉えて人間の感情を映す手法と考えて居る次第で在る。それは映画とテレビ技法の違い、日本映画と物量を投じたハリウッド映画の違いを際立たせる手法の違いでも在る。
 私には、そんな違いの本質に迫ろうとする学童期からの夢想する好奇心が在る。走れトロイカ(恋人を金持ちに取られた自棄の若い御者の歌)、カチューシャ(遠い戦場の恋人を想い遣る乙女の歌)、思い出のグリーングラスオブホーム(死刑台に伴なわれる死刑囚の歌)などの翻案詩と翻訳詩の驚くべき相異は、直訳と意訳の比では無い。叙事と抒情の世界には、興味深い根本差が横たわって居る様で在る。こんな処にも、一神教と八百万の神々の世界観、自然観、人生観の違いが在るのだろう。

 人間とは面白い物で、好きこそ物の上手なれでは無いが、知らず知らずの内に米・英・仏・独・伊・露の映画の違いが何処と無く『匂いの違い』で伝わって来る物で在る。日本で云えば、東映・大映・東宝・日活・松竹などの作りの違いが見えて来るのと同様の作用なので在る。
 私が面白いと思うのが、今日の様にロシアの訳詞エピソードが、タイミング好く日本大好きスターシャさんの日本語版で歌った『鶴』に結び付いた事で在る。

 歌詞内容が叙事的で在ったから、これは翻訳詩と感じて居たのだが、その通りで在った訳で在る。人間の興味事は、磁石の様な物で磁石の上に白紙を置いて、その上に砂を撒くと白紙の上に鉄分が下の磁石に吸い込まれる様に集まって来る、そんな現象を見せて呉れる引力、吸引力と云う物の摩訶不思議さと云うか、無意識の自然の成り行きと云うか、実に面白い現象を見せて呉れる物で在る。
 私は一々面倒な頭脳回路使用は嫌いな性質で在るから、そんな現象を運命の一形態として『短絡視』して居る。物臭体質で在るから、大きな括りとしては、『運命信望者』で在る。疑問だらけに為って、頭が混乱して来ると、脳細胞が不安定に為って、堂々巡りを来して仕舞う。そう為ると、これはお天道さんが、真面目に確り整理整頓をして疑問に答えを出せと云うお諭し、お導きと素直に受け入れて、努力して纏めて見る。遣らなければ為らない仕事も、そうで在る。

『自然』とは、無為自然で、自(おの)ずと然(しか)るべしと云う意味との由で在る。従って、睡眠中に聞こえた雨音に恵みの雨と起床して、ラジオ深夜便を聴けばこんな鶴の結び付きを知って、得心した次第で在る。
 磁石、紙、砂撒きの現象図は、丸で無為自然の構図を意味していると観る次第で在る。別の云い方をすると、人間、無駄な経験は何一つ無いで、継続は力にして、継続は裏切らないのコウノトリ、はたまた、人生、総べからず塞翁が馬とも形容されて居るのだろう。

            大いに期待した雨量は、全くの小雨に留まって仕舞った。
 ラジオからはラジオ体操の歌が流れ、朝の太陽が射して来た。この頃、動画の貼り付け『キャチコピーに偽り在り』で、おいおい、そうじゃ在るめぇの時間泥棒の歯ぎしり頻りが度々在って、困った次第なので在る。
 針小棒大教えますの好奇心に火を付けて、実は買い被り⇒見掛け倒し⇒とんだ食わせ者の内容度ニャリーゼロのお茶濁しの短絡さには真に腹が経つ次第で在る。
 芸能人話題の誰も傷つけない八方美人の迎合型無責任紹介と云った切り口と内容で在る。私は武骨者の向学心で、動画貼り付けのタイトルに釣られてついして仕舞うのだが、その内容の陳腐さには驚かされる次第で在る。

 こんな一部の動画世界を見るに付け、キャッチフレーズの寄せ餌、コマセ釣りで次から次へと佐渡のホテル横の岸壁釣りで釣り上げられて行く鯵、イナダの哀れさを感じると共に、釣り上げた小鯵達が提供して呉れる南蛮漬けの美味さに飯が進むのも、紛れもない事実と云う物で在る。

    ♪躍るアホに見るアホ、同じアホなら、躍らにぁ損損♪と云う喩えの次第でも在る。
 さてさて、7時で在るか。腹も空いて来たから、飯を食べて、少し横に為って来ると致そうか。今日も熱く成りそうで在る。ミンミンゼミが、そうしろと鳴き始めて居る。


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