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長駄文館・・・空腹の目覚め為り。

           空腹に起こされた、未明のコーヒータイム為り。(8/17/23)
 晩飯が軽かった様で、腹が減って仕舞った。仏壇のお供え物のリンゴを頂戴して食べる。こんな時にパンか即席ラーメンが在れば好いのだが、こんな時に限って無い物で在る。

      新聞配達の車音がするから、3時頃だろう。闇の中でキリギリスが鳴いて居る。
 目が覚めて仕舞うと、中々寝付かれない物で在る。昨日の頁進めの隋唐の章の辺りを反芻して眠りの再来を待つが、頭は反対方向に進んで仕舞うから困った物で在る。
 仕方が無いから、軽目のバッコン腹筋体操をして見る。好く腰、足が動いて、相撲取り、レスラーの様な体重が90kg程在った頃と比べると、別人の様な体の動きに、体の若返りを感じて仕舞う程の不思議を感じて仕舞う。                
 尤も私も弟も、老人性瘠せで往時からすると25、6kgの減量を来して居るので、尻の肉が削げ落ちて座って居ると、尻が痛いので在るから、困った次第なので在る。

 眠れそうも無いから、二度寝を前提として一端起床とする。煙草セットと蚊取り線香を持って、定位置の小部屋入りをしてラジオONで、未明のコーヒータイムとする。4時のニュースを聴いて、次のコーナーは興味薄なので洋楽テープに切り替える。

 さて何回目の主本読みかは定かでは無いが、中央アジアのアレキサンダー大王の創ったヘレニズム帝国の後継国で最大の版図を誇ったセレウコス朝の分裂で、イラン系のパルティアとギリシャ系のバクトリアが建国された。                   
 パルティアは西アジア、バクトリアは中央アジアで在るから、何故ギリシア本土から遠い中央アジアにギリシア系のバクトリアなのかが、ずーと疑問で在った。

  如何な基本の主本で在っても、一々深読みして各駅停車ばかりして居ては、本は読めないので在る。
ギリシア系のバクトリアが、本土から遠く独立して存立して居たかの疑問を残しつつ、流し読みの態で、パ⇒ぺルシヤ⇒イラン、バ⇒ギリシアと丸暗記記号で疑問回避をして居た次第で在った。それが今回、東西交易の要衝地で、ギリシャ勢は東西交易の実利を手離したく無かったから、ギリシア本土からは飛び地に位置する中央アジアに拠した事が理解出来た次第で在る。
 飛び地バクトリアは、仏教のガンダーラ仏像に見られる様に、ギリシア彫刻の影響を受けてのクシャナ朝=ギリシア=ヘレニズム文化圏を引き継いで居る王朝で在る。

 そんな次第で、東西交易は後代東トルキスタン、西トルキスタンの名が示すように、険しいカイバル峠を挟んでの地勢で在る。
シルクロードと云う中国側から言わせると、タクラマカン砂漠を挟んだ天山北路・南路を経由してカイバル峠越えをして西トルキスタンに至る。其処にはソグディアナ地方のサマルカンドを経てアラル海に流れ込むシル川、アム川のバクトリア地方が在る。

 所謂、東西トルキスタンのシルクロードの東西の要衝だった訳で在る。ギリシアの特色は、ポリスと云う名の乱立植民活動が、その実態なので在るから、国の生い立ちを時系列で追うと、成る程と得心が行く結果と為って、因果関係が理解出来て、漸く丸暗記の弊害から解放の態と為る次第で在る。
 この因果関係が理解されると、丸暗記で済ませて来た、パルティアとバクトリアの混同から解放されて頭の負担が解消の運びと為り、ホッとする次第で在る。

 興味の無い人からすると、実に馬鹿馬鹿しいマスターベーション行為に過ぎない事で在ろう。然しながら、個人の趣味、ライフワークと云うのは、総じてそう云う物で在ろう。趣味の話相手には恵まれない物の、誰に迷惑を掛ける訳では無し、人畜無害の金の掛からない自己完結型の趣味を持てた事は、有り難いと考えて居る次第で在る。
 草原の、オアシスの、海のシルクロードと人間の冨を求めての交易は、国富の象徴の歴史でも在る。地勢と云う宿命に、知恵在る者は知恵を出し、知恵の無い者は汗を出し、知恵も汗も掛けない者は去れなんて、言葉も聞いた覚えも在る。何事に於いても、自助努力が肝要で在る事には、異論も異存も無い次第で在る。振り返ると若い時の勉強よりも、人生経験を積んで世の柵から解放された老齢期の学習の方が、教科書活字と対話する事が出来る分、愉しみの意味合いが出て来る物で在る。

           呆けずにピンピンコロリが、吾が寂滅の道で在る。へへへ。             
 空腹に起こされた未明のコーヒータイムでの、本日の前打ちで在る。さて、二度寝にUターンと致しまする。


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