長駄文館・・・月替わっても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　月は替わっても、猛暑変わらず為り。（9/1/23）
　一向に雨の降らぬ日々で、これは由々しき進みで在る。既に弱い物は、立ち枯れ状態で在る。早々何に於いても順調に恵まれる自然状況と云う物は無くて当然なのだろう。そんな次第で、成り行きに任せて居る結果と成って居る。夏の象徴だったマツバボタンさえ、今年は縮こまって裏咲きの態で在るから、人間が堪えている以上の猛暑に耐えて居る最小限の形と、辛うじての子孫保存の咲きと云って好かろう。そんな次第で在るから、零れ種からの自生は覚束ない方向かも知れない。

　エネルギー不滅の法則とやらで、水の蒸発⇒上昇⇒凝結⇒降雨と云った、大気、海洋の巨大な熱交換システムで水の循環が、宇宙から見た水色の惑星が地球との事で在るから、干ばつに悲鳴を上げる地域が在れば、長雨・洪水で悲鳴を上げる地域が併存して居るのが、地球全体の姿なのだろう。

　世界の一体化、分業化で細部までに、関連・相互依存し合うのが、現代世界の生活実態で在る。人間・家畜の食糧の農産物、機械の燃料が、ロシアＶＳウクライナの長期化する戦争で、食糧、オイル・ガスの高騰を来して居る。
　政治・経済・宗教界と普段は偉そうにして居る世界の指導者達の実力の無さが露見して居るのが、その真実と云った具合で在る。金は天下の回り物とは云う物の、誰かが儲かれば誰かが損をして居る。これもヘルムホルツのエネルギー不滅の法則の一例なので在るから、末端底辺貧民としては堪った物では無い。人間、真っ当な真面目思考を失くしたら、今だけ、自分だけ、金だけの弱肉強食の強者のみのワンワールド暗黒世界と云う物で在る。

　私は暗愚なスカンポ脳で在るから、専門家諸氏の四の五のと立ち位置に従っての言高行低の小賢しい論壇には一切付いて行けないのだが、真っ当さ、単純明快さを行動で示して行くのが、人間界に於ける指導者の使命だと思うのだが。
　地球人口８０億の世界一体化、分業化の相互依存の枠組みが構築されて仕舞って居るので在るから、環境・動植物を問わぬ地球規模の救世主が必要な次第で在る。メンツの局所戦をしている場合では無い筈なのだが。

　昨日は偶々、中央アジアのサマルカンド、プラハ、ヘラート、イスタファンの世界史地図だけでの位置関係では脳味噌の据わりが悪いので、ユーチューブ動画の検索で、視覚的に参考と為る中央アジア紀行が在るかなと期待したのだが、精々が観光案内の態で、期待した都市と其れが立地する環境風景の映像が無かった。そんな中に中央アジアの国々と題した高校の地理の動画が在ったので、世界地理の好い勉強の機会と思い受講とした次第で在る。ネット世界と瞬時に繋がるのが、有り難い時代の恩恵で在る。地理の勉強は高校１年時以来の事で在るから、四捨五入をすれば５０年振りの事で在る。

　現代地理の時間で在るから、その国々の気象的、地勢的環境から入っての現在の政治・経済・宗教・文化・周辺国との関係などの総体的に捉えるのが、現代世界地理の主眼の様で在る。

　私の目下のライフワークの世界史とは異った切り口で現代を扱って居るので、雑駁ながらも、世界史知識と連動させて聴いて居ると、世界史の肉付けが好い方向に協調されて、ついつい、消さずに中央アジア、西アジア、地中海圏、アフリカと、時々のウトウトの時間を挟んでの受講と為って仕舞った。学校時代の授業中とても、何度かはコックリコックリの船漕ぎ時間も含まれて居るので在るから、そうは不真面目受講でも無かった筈で在る。地理的切り口を注入されると、世界史記述との対話も拡がりと厚さを増すだろうから、好い拾い物をしたと云う次第で在る。

　　　こんな行を朝飯前に打って居ると、玄関にピンポンの音で在る。行けばＳが作業着姿で立って居る。
「おっ、作業かい？」「済ませて来た。」煙草の一服を付けに来たとの由。暫し話を聞いて、ビーバーの刃を山林用に替えての葦原切りをして来たとの由。左様で在るかで、その切れ味や如何にで、私も試し切りに出向く。成る程、何事も用途に応じた道具が在る物だと感心した次第で在る。

　ＰＣ、スマホに詳しいＳで在るから、２、３使い方の解らない処、不具合な処を教えて貰う。立て板に水の説明、対処ながら、機械弄り、機械音痴の私には、丸でマジックハンドの手品を見て居る様で、頭に入らないのが現実と云う物で在る。人には得手不得手は付き物ながら、私にとっては♪のオタマジャクシを読める人間は天才にしか見えない次第で、弱ったご時世でも在る。とほほ。

　　　　　　　　月替わっても、猛暑の衰え無きにも困った次第では無いか。ニャロメ！！