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長駄文館・・・本日、バイオリズム低調為り。

                  本日バイオリズム低調為り。(9/10/23)
 さぁ~てと、起きるかいな。今日は9月の10日で在るか。何もしないでも月日は経って行く物で、今年も3/4が呆気無く過ぎ去って行く勘定では無いか。果たして、こんな事で良いのかと、考えて仕舞う次第で在る。
 然りとて、別段の能力が在る訳でも無く、積極さも無い故に、漠然としたマンネリ生活を送って居る日々にも、若い頃と違って反省心も湧いて来ない。感じ方が大分鈍化している居るから、現在の言い訳に『生きて居るから、生きて居る』の逃げ口上で困った物で在る。今日も日中の最高気温は32、3℃超えの暑さとの由で在るが、其れなりに眠り易く成って来たので、これも夏バテを認識し始めて居る心体作用かも知れぬ。

           昨日と比べると、バイオリズムが朝から低調さを示して居るらしい。
 そんな次第で、飯が炊けると即飯として、頭の巡りの悪さに中指叩きを断念して、未だ涼しい内に廊下での頁進めを区切りの好い処まで進めて、ラジオの子供科学相談を持って、寝間に戻っての受講生の仲間入りとした。

 昨日の古い日本映画には、大東亜戦争時の国策時代劇が在って、国策映画の創りでは在ったが、明治維新から続く敗戦までの富国強兵の悲願が国策風に描かれて居た作品で在った。時は維新前の黒船騒動で揺らぐ幕府・雄藩の、アヘン戦争、太平天国の乱で太国清朝の末期時代。所は英仏米が一大拠点を置く上海で在る。日本使節団は数人のエリート武士団で在る。坂東妻三郎、月形龍之介と云った苦味走った男達で在る。
 敗戦後の日本教育では兎角、戦前教育は過度の皇国史観の汚名を左巻き歴史学界からレッテル貼りを押されて、立ち入る前に緘口令が敷かれて終った偏重史観ばかりが、世の常識に蔓延った自虐史観の馬鹿馬鹿しさで在る。

 世界史を普通に読めば、其処には西洋史、東洋史の東西史観で白人史観・キリスト史観と中華史観・儒教史観の嫌な臭気が満ちて居るのが観えて来るし、幾つもの切り取り切り口の中に、ダブルスタンダードの記述が忍び込ませて在る事に気付く筈なのだが。ダブルスタンダードの異和感の探求に、読み込む事で『思考飛行』をし始めると、最初は異和感に依る『試験飛行』で在っても、覚束ない試験飛行も思考飛行と云う深掘りを繰り返して行く内に、自分軸と云う歴史航海の内にも、羅針盤が出来て来る物で在る。

 確か映画の題名は『上海に上る狼煙』で在った様に思う。映画が作られ上映されたのが、1944年と在るから、敗戦一年前で在る。映画中、日本のエリート武士使節団は、林則徐の阿片焼却処分、それを口実に興った1840年の阿片戦争、第二次阿片戦争に英仏が弱体清国に攻め込み勝利して、露が和戦の効を採って満州権益を手中に収める。征服王朝清帝国の弱体振りにキリストの弟を称して太平天国の乱が、清国全土に及び、内乱は収まらず人口は半減する。債権国列強は債務国清国が消滅したら、債権回収が出来ないから太平天国の撲滅軍事行動を採る。米独立戦争時の仏・露の独立軍への援軍、第一次世界大戦での米の参戦。現ロシアVSウクライナのNATO、米の長引くロシアVS米の代理戦の裏を支配する勢力は資金源を辿れば、イカサマ手品師の素性が知れると云う物で在る。

 白人支配を打破して大東亜に民族自立の一大ブロック経済の共栄圏を大義名分とした諸葛孔明流の天下分割三計の計と考えれば、劇画の納得拍手なのだが、勝てば官軍、負ければ賊軍の悲哀で、歴史とは勝者のプロタガンダと云われる次第で在る。
 然しながら、世界史の大国・強国の興亡史が、世界史絵巻の鳥瞰図と捉えれば、強ち戦前の皇国史観が悉く間違った歴史観と云う短絡的レッテル貼りは出来ない次第で在る。

 一戦前映画の中に観る日本人の世界史観のレベルの高さを、知る一つの例と観た次第で在る。国策映画で在るから、五族協和の建前上、イカサマキリスト教王国の太平天国が綺麗事の描写に終始して居たのは、致し方の無い次第では在ったが、現地ロケのカメラアングルの隅々に時代検証の拾い物が在って、ウォッチャーとしては、歴史資料として為に成った映画で在った。


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