長駄文館・・・名作・ひまわり一考為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名作・ひまわり一考為り。(9/15/23)
　本日は、中々起きるのが嫌で、長々と寝床シンキングタイムをお時間として、起きる助走で少しばかりのバッコン腹筋体操をして、起床とした。
　シンキングタイムの切っ掛けは、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの不朽の名作・ひまわりのシーンで在った。夢の原典を辿ると、渚ゆうこさんの小さなファンの集いでの語りとヒット曲の動画で在った。高齢で失礼ながら、お婆ちゃんの歌う感じのステージなのだが、それが歌以上の彼女が歩んで来た人生を体現して居る感じで、愉しく観れたステージで在る。その次が、肩の凝らない外国人を日本食に誘って、話を聴きながらの動画で在る。街で声を掛けて日本食に誘うスタイルで在る。カップルが多いので、飾らぬ男女の仕草が見られて、男と女の関係には人種を越えた微笑ましさが感じられて、独り暮らしの私には真に羨ましいショットが垣間見られる次第で在る。

　ひまわりは、男女の出会い、新婚時代、戦争、戦争に刈り取られた男女の悲哀の物語で在る。渚さんにはヒット曲の裏に結婚を諦めた経緯が在り、それが３０数年振りで、その男性からプロポーズを受けての熟年結婚が続いて居ると云う、『逆ひまわり』の人生が在るとの由で在る。
　夢とは眠って居る時の脳の不思議な作用で、楽しく会食する白人カップル、渚ゆうこ物語が、其々に交差し合っての不朽の名作・ひまわりの映画観賞をして居る夢に繋がって居たと思われる。地平線までも埋め尽くすヒマワリのロケ地はウクライナだったと云う。戦争で引き裂かれた男女の悲哀を切々と謳い上げた反戦映画の金字塔で在る。日本で云えば、アイ・ジョージが朗々と且つ切々と謳い上げる歌で表現する反戦歌・戦友の叙事と抒情の世界と並ぶ世界で在る。

　黒海沿岸のウクライナの地は、遠く古代ギリシア、ローマの時代から地中海世界の穀倉の地で在った。世界分業化の世界一体化の現代に於いても、ウクライナの地は世界の穀倉を担って居る地で在る。
　ロシア艦隊の出発はボルガ川艦隊で、其れが黒海艦隊と為り、その本拠地がクリミア半島との由で、欧州勢が露の地中海入り阻止に団結して、南下政策阻止に凌ぎを削った。オスマン帝国、英・仏・独・露のバルカン火薬庫と云われた『戦場地域』で在った。その地で争われたギリシア独立戦争、汎ゲルマン主義、汎スラブ主義の草刈り場と為った地政学上の要衝地で在り続けて居ると云うのが、世界史俯瞰とする処で在ろうか。

　武力による領土拡大手法を禁じた『国連』で在りながら、米・英・仏・露・中の常任理事国・拒否権を持つ五大国が、いざ自国の事と為ると、言い出しぺ、合意国が、真っ先に自国のみの国益を最優先して、『ダブルスタンダードの掟破り』をして憚らない実態は、ひまわりの爪の垢でも直接飲ませて遣っても、効果無しで在ろう。
　従って、旧約聖書・天地創造の『リアの箱舟』同様に、ゼロ払いをして遣るしか方途は無かろう。尤も日本民族は其処まで毒されて居ないから、天照大神の『岩戸隠れ』で好かろうと思われる次第で在る。

　さて、どんよりとした曇天では在るが、雨の恵みは無さそうで在る。物には成りそうも無い種蒔き小玉スイカの大中小の小さな実付きで在るからして、夏枯れをさせて仕舞ったら、忍びない。そのジョロ散水序でに、届く範囲でのホース散水を施して、後２房と成った今年初めての大葡萄を一つカットして来て、食する。見栄えは宜しく無いが、鯵と分量は充分で在る。

　本日の朝食は具沢山のちゃんこ鍋風残りの味噌汁の残りで、どんぶりに並々と注いだスープ食で腹が膨れて仕舞った。飯は研いで炊かねば為らないから、早目の晩飯で好かろう。昼の腹の足しには、苺ジャムたっぷりのヨーグルトとミックスナッツで腹八分目で好かろう。足るを知るの『仙人食』が、多く為って居る吾が食生活で在る。まぁ、それでも夏バテもせずに、生活して居られるのは、年齢に応じた医食同源の進み具合と云う処でも在ろうか。吾ながら、好き事で在る。アハハ。