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長駄文館・・・ナンジャラホイの暑さ為り。

                この暑さは、ナンジャラホイの段為り。(9/16/23)
 いやいや、今日は朝から目一杯の暑さでは無いか。昨夜はジョン・フォード監督。ヘンリー・フォード、ビクター・マチュアの『カラー処置版・荒野の決闘』を観て、ジョン・スタージェス監督。バート・ランカスター、カークダグラスの『OK牧場の決闘』を比較しながら、同じ史実をベースにしながら、観点の置き処を変えると、監督の違いで、こうも違う作品と為るので在るから、良い勉強に為る次第で在る。その象徴的違いが荒野の決闘の主題歌・愛しのクレメンタインとOK牧場の決闘の主題歌と為って居る。両主題歌共に、スクリーンミュージックの有名歌と為って居る。
 
 映画は2本立て、3本立で映画全盛期に育って来た身で在るから、1本観て仕舞うと、次が観たく為って仕舞う習い性が在る。何か無いかと、貼り付けを物色すると中央アジアの物語が在る。
 世界史をライフワークとして居るので、中央アジアの地理、風景、遊牧民の暮らしを映画のロケーションに観るのは、地図では見えて来ない具体的学習と為る。映画の長さと時計を見れば、終わるのは2~3時と為る。

 面白ければ観るとして、クリックして見る。カザフスタン、キルギスを舞台とした映画で在る。映画中のジュンガルは一時中央アジアを制して、清と敵対して滅ぼされたジュンガル帝国らしく、そのジュンガル軍に家族・集落を壊滅させられた幼馴染の少年3人と少女1人の若者達が復讐に燃える映画で、主演も若い美男、美女で在る。善悪対比でジュンガルは東洋系、若者団は東洋系が少し混じった白人系の顔立ちで在る。世界史では、カザフスタンは『騎馬者達の国』、キルギスは『40の民の国』を指すとの由で在る。
 字幕付きで在るが、荒野の決闘の吟味した日本語字幕では無く、機械翻訳の字幕のおざなりテロップの流しで在るから、全く日本語とは為って居ないし、物語に即した簡潔明瞭な短文翻訳にも為って居らず、読んで居る内に、字幕の異和感に苛々が昂じて仕舞い、機械翻訳の文体不一致の直訳字幕が、消化不良と為って、映画を破壊して居る様で在る。こいつら、馬鹿か。映画は総合芸術なんじゃい。これだけ金を掛けた映画を創る技量が有ったら、異国語圏にも映画が伝わる様に、機械翻訳の編集技量も重要要素じゃろうが。何故に労を惜しむのか。『仏師、仏像に魂忘れる』の典型でヤンスわね。

 そんな映画ファンのボヤキ転嫁で、映画に対する視線を極力ロケーションのステップ、山林、集落の天幕、家畜の羊、馬、食事、東洋系の顔立ち、イラン系、トルコ系の顔立ち、衣装などに置いての地理の勉強タイムと耐性を働かしたのだが、・・・。
 字幕の余りの酷さに耐性も切れて、この儘、映画にお付き合いをして居たら、私の日本語が破壊されて終うだけで在る。1時半のギブアップとした次第で在った。異国語を翻訳するのは、相当に母国語の素養と異国語を母国語に映し取る技量が無いと、単なる異和感の運び手に堕するの典型で在る。

 本日は無風の青空の拡がりで、朝から蒸し蒸しと不快指数に満ちた暑さと成って居る。昨日は二つの甕に収めた梅干しの上部に黴が生えて来て居たので、取り出して何度も水洗いをして、大笊2枚に拡げての天日干しを開始して居るので、昨日・今日の太陽の暑さは歓迎する処でも在るのだが、梅干し、吊るし柿の長期保存とも為れば、何度かは保存状況を見ての乾燥工程は避けては通れない管理と為る。何事何事も粗末には出来ない独り暮らしの自前生活で在る。自分で遣って見ると、初めて解る事では在るが、お袋の味、家庭の味と云うのは、総べからず家庭を自分の職場と考える『一家に一人の専業主婦』の産物と解って来た次第で在る。
見栄え、保存と云う名の薬品処理の食材が溢れ、行列の出来る店、高級食材で食を提供する割烹、レストランとサービス産業、手軽なコンビニ食と、家庭から専業主婦が大量に社会移民した御時世で在る。

 人間は或る意味、自然界に君臨する『多能生物』で在る。本来の多能性を経済的分野だけで働かされて仕舞っては、真に勿体無い限りで在る。時間の余裕が出来た年齢域に達したら、それを加工時間に充てれば、退屈し無い時間潰しとも為ろう。加工は、観察から生じる創意工夫の手仕事のお時間とも為る。対象物は手を掛けた分、形に為って何かを教えて呉れる。当然、物事には成功不成功は付き物で在る。成功ばかりでは、脳稼道上、妨げの方向にも進む事も在る。失敗は次なる工夫の一助とも為る。技の習得は、匙加減のコツを覚える事なのだろう。へへへ。

 いやはや、暑い。飯後はシャワーでスッキリするしか無さそうで在る。今年は異常な夏の停滞で在る。


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