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長駄文館・・・ヤモリ発見為り。

                     ヤモリ発見為り。(9/28/23)
 今年はヤモリとは遭遇出来ないのかと、半分諦めて居た。晩飯の用意をして居ると、台所の窓に、ヤモリの影を見付けて、ガスの火を止めて外に見に行って来た。近付くとチョロチョロ、サッシの窓をよじ登って、夜の闇の中に消えて仕舞った。それでも、嬉しい物で在る。闇の忍者よろしく、我が家を生息の場として、代を重ねて棲み付いて呉れて居る様を確認出来るのは、我が家をシェアし合う者として、ホッとする物で在る。蛇、ムカデ、ヤスデ、ネズミの類は、御免蒙りたいが、何処と無く愛嬌の在るヤモりは『歓迎の口』で在る。

 信州は寒冷の地で在るから、私が初めてヤモリを目視したのは、サイパンのホテルで在った。それが我が家で発見したのは、彼是5、6年前の事で在る。子供時分には無かった琵琶の木を見付ける様に為り、我が家の庭にも琵琶の木が生え、ツバクロヒョウモン蝶が御普通に飛んで来る様になって、松本も暖かく成った物だと実感して居た次第で在った。そして子供時代は一切見掛けなかったメジロが寒くなると頻繁に来庭する様に成って、私の置くリンゴ、ミカン、柿をハイエナギャングのヒヨドリに追われながらも、啄みに遣って来る歳時記と成って居る。一切、女族の出入りは無いのだが、自然のそんな小さな生き物たちとのシェアは、『心和む贈り物』と為って居る次第で在る。

 明けて本日は、どんよりした曇天の風混じりの寒い朝で在る。こう寒暖差が大きいとヤモリ殿も対応が難しく、恨めしい限りで在ろう。前に見たヤモリ飼育動画では繁殖もされて居たから、常夏の南洋、東南アジアのヤモリと違って、春夏秋冬の日本列島では冬眠の術を身に着けて、環境適応をして居るのだが、山国信州の酷寒の地・松本の吾が家の環境下で代を重ねて居付いて居るので、環境適応に関しては、優等生中の優等生と云う事に為ろうか。一年の半分は冬眠の態か、代を重ねる内に、其れなりの活動期間を伸ばして来て居るのだろう。一回の産卵数は2個と云う事で在った。夜行性にして昆虫捕食の体質で在るし、個体数が少ないらしく、精々が年に一回在るか無いかの遭遇で在る。形は小さかったので、吾が家のヤモリはこの環境下で、人知れず種の再生産が行われて居る証左なので在ろう。

 いやはや、生物界と云う物は、真に奥の深い物では無いか。それに引き換え、人間種は何とひ弱に為って居る事か。何でもかんでも自由自由の個権ばかりを降り翳して、口数ばかりが達者に為って、『動物本来の逞しさ』を亡くして来て居る・・・反省すべきで在る。

 先程、少しばかりの日が射したのも束の間に、風の勢いが増した来た下り坂模様のお天気さんで在る。天気用に依ると、雨の確率が高いそうで在る。目下、第二陣の本瓜の天日干し中で在る。風で乾燥は促進され様が、パッとし無いお天気具合で在る。雨即取り込み対応をしなければ為るまい。

 さてさて、炊飯器ONとして来て、本日木曜日で在る。男のお喋りコーナーの六角節を聴く事に致そう。

 飯の炊けるまでの間を散歩時間に充てようと歩き始めると、お天道さんのお出ましで、こりぁ暑くて逝かん』で早々にして来る。そんな次第で庭から土手への上がりの雑草抜きを始める。いやはや、何回も草退治をして居るのだが、効果無しの吾が物顔の占拠と為って仕舞う。一か所を手を出せば、バランス上、次に手が出て仕舞うのが、何もする事の無い爺ぃの高齢習慣の特性でも在る。然しながら、何事も運動で在る。

 今年は何回も草退治をして居るのだが、効果無しの吾が物顔の占拠と為って仕舞う。一か所を手を出せば、バランス上、次に手が出て仕舞うのが、何もする事の無い爺ぃの高齢習慣の特性でも在る。然しながら、何事も運動で在る。草抜きをしながら、甘柿の木を見れば、小粒ながら日に日に色付きを増して行く柿の実で在る。

 手を洗い、炊き立て飯を頬張れば、末端底辺貧民の食卓では在るが、口に合って満足の腹膨れの感で在る。さてさて、一日のスタートと致しましょうかね。


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