長駄文館・・・何事も、経験値は応用すべし為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何事も、経験値は応用すべし為り。(9/29/23)
　如何云う具合か、出戻りＰＣの改行、段落の仕様が変わって仕舞い、ナンジャラホイの忌々しさで『我慢打ち』をして居る。それが偶々、８畳寝間でのノートパソコンで途中まで打った物を小部屋の出戻りＰＣに移して、打ち足しして居るとノートパソコン仕様で、普通に打てる次第で、？？？の拾い物をした。其処で文章仕様が元に戻ったのかなと糠喜びをして、試した処、元の黙阿弥と為って仕舞った。

　それでも『物は使い様』の試しで、ＰＣ内に保存して在る物の冒頭部分を開いて、それに『継ぎ足し打ち』をすると、元通りと云うか『機械的コピー機能』が働いて、通常仕様で打てる事を発見した。書式設定をすれば好いのだろうが、機械音痴にして面倒臭がり屋で在るから、遣り方が一切解らないし、下手に弄繰(いじく)り回して『収拾困難の目』には遭いたく無いので、最低限の満足域で我慢する事にする。エベレスト登頂ルートも一つでは無いのだし、自分の限られた能力で欠点回復も好しで在る。何事も初歩の段階時には、結果オーライが決め手で在る。

　ＰＣ内保存の世界史備忘録のメモリー保存もしたし、頁数は極僅かながらも漢字忘れ防止で、万年筆お浚いもした。温めの浴槽に浸かっての粘付い閉塞皮膚の解放・洗濯もした。後は陽が没したら、ギブアップした散歩をして来れば、文句無しの一日の終了に漕ぎ付けると云う物で在る。少し歩いて置かなければ、有明作業に支障を来して仕舞う。本瓜の天日干しも、吊るし柿の応用で全体を揉み解して置いたので、その分、水分の均等が図られ、乾燥ムラの改善され様か。

　落語世界では、『頭は生きて居る内に使え』との訓えでも在るし、私の老い先も短い。何事も『経験値は応用すべし』が、吾がモットーで在る。

　夕方散歩に行くと、隣班の民宿旅館の主人が玄関前の松の剪定に植木屋が使う大きな脚立を、立て懸けようとして難儀をして居る。それに手を貸して、散歩続行とする。今年は『夏焼け』の煽りを喰って、柿の実付きは何処も不良の様で在る。吾が家以上の小さな実が、色付いて居る。
　先日、天理教さんにお茶飲みに行くと、今年は信者さん達への正月の配り物・干し柿が手当出来ないと苦にして居た次第で在る。手入れの行き届いた庭木４本の立ちが、揃って枯れて仕舞った所も在るし、暑さに弱いらしく桜樹が早々に葉を落して居る。
家の四畳半のパラソル樹と為って居るコブシも、矢張り暑さに弱いらしく、半分程度の落葉の沙汰で在る。暑さと水不足で、植物達は植物達で懸命に『異常夏』を凌いで居る様で在る。

　私の散歩は、運動以上の自然観望のお時間で在る。何事も無く例年通りの季節の進みだと、全体の光景を観るだけで見過ごして仕舞うのだが、こんな『異常夏』に成って仕舞うと、熱波に耐性の在る物と無い物との差は、雑草の種類にも現れるし、柿の実付き、桜の早過ぎる落葉にも顕著に現れて、物言わぬ植物達も懸命に生き残る対処をして居る様が解って来る次第で在る。
　Ｕターンの歩行者橋から、水量の乏しく成った葦に囲まれた流れを見ると、魚の動きが水面に幾つも波紋を作って居る。川に下りて、『波紋の主達』を確認して来たいのだが、生憎、葦が近付きを遮断して居るし、夕暮れの迫りで暗さが増して来て居るから断念して、散歩を続行する。大きさからアブラハヤでは無く、ウグイかヤマメの公算大なのだが・・・。

　帰宅して晩飯容易に台所に立つと、窓サッシにヤモリの張り付きで在る。早速、スケールを持って来て計測とする。頭から胴体までが５ｃｍ、尻尾が３ｃｍの計８ｃｍで在った。

　食後は夜空を見て、一応念の為に干し物の笊を廊下に取り込んで置く。二日連続のヤモリの出現で在るから、『ヤモリ学習』として日本ヤモリを検索して、ヤモリ飼いをして居る動画拝見とした。日本ヤモリの寿命は５～８年程度で、中には１０年の強者(つわもの)も居るそうな。観察に依ると２０～２５℃が好さそうとの由。左様で御座るか。

人知れず、夜の忍者ヤモリは息を潜めて、完全に吾が家に棲息の代を重ねて居ると云う事で在る。動画のお時間をして、見る物が無いから早目の就寝とする。

　新聞配達の物音で目が覚めて仕舞った。４時半ながら、目が覚めて仕舞った物は仕方が無い。ラジオ深夜便を聴けとの事で在ろう。雨は降らなかった様で在る。小部屋入りしてラジオＯＮとすれば、ラグビー戦で対戦相手はサモアで在る。終始日本リードの実況放送を聴きながらのコーヒー＆煙草の前倒しのブログ打ちの進めで在る。

　５時半を回ると明るく成って来た。金曜日で在るか。場合によっては、明日から作業日と為るかも知れぬ。本日は残りの味噌と粕を使って、本瓜の漬け込みとすると致そう。６時在るか・・・腹も空いて来たし、眠く為って来た。寝床にＵターンしてもう一寝入りをすると致しましょうかね。へへへ。２８対２２で日本の勝ちと為った。

　一寝入りして、炊飯器ＯＮをして、本日のメインの本瓜の味噌粕漬けに着手する。先日の１００均ショップと同じ容量のタッパが在ったので、その２つを並べて味噌・酒粕・砂糖を小鍋に練り込んで味見をする。今回は経験値の実行で、シナシナに為った本瓜の半身を容器に合わせてカット並べをして砂糖を塗して、練り込んだ味噌粕を載せて内部抱き合わせで重ね、その上に同様にして４段重ねとすれば容器にぴったり収まり、味噌粕も綺麗に使い切った結果と相為った。余りのぴったりの具合で在る。

　こう云った具合で運ぶと、私はつくづくと『道を間違えた』と感嘆して仕舞う次第で在る。然りながら、一念発起で大成するには、既に遅きを逸した人生で在る。煙草を燻らせながら、中学時の暗記させられた『少年老い易くして、学成り難し・・・』の漢詩がスラスラ出て来た次第で在る。いやはや、困った物で在る。へへへ。