長駄文館・・・十月初めは、雨為りしか為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　十月、月初めは雨為り。（10/1/23）
　昨日は鳴かぬメスキリギリスでは在ったが、最後のキリギリスが他界して仕舞った。同居する物が無く為ると、一抹の寂しさを感じて仕舞う次第で在る。夜、台所に立つと、所定の位置にヤモリのへばり付きで在る。成る程、左様で御座るかで、独り暮らしの古希坂爺を不憫に思って、お天道さんが『ヤモリ』を一匹遣して下さって居るのかも知れない。

　昨夜は動画聴講をして居ると、雨音で在る。遺憾いかんで、洗濯物を廊下に取り入れる場面が在ったが、雨足は弱まったが夜通しの雨と成った。シトシトの雨で潤った庭の緑で在る。最低限のジョロ散水の比では無い。マメ知識では水の降雨⇒蒸発⇒降雨の循環は概ね９日との由で在る。然しながら、熱波、猛暑続きで在った今夏は、大いに水の循環が狂っての植物達には、辛抱の過酷レースだった。８時近くに成ると、再び雨が降って来た。地面には充分過ぎる雨を吸い込む力が在ろうから、この際、腹を満たして貰いたい物で在る。

　昨日は無性にカップラーメンのカレーヌードルが食べたく為って、その他小さな買い物でスーパーに行った処、私の近くで袋詰めをして居る同年配の女性を見ると、中学時の同級生で在る。この３年ほどコロナ自粛で同級会は開かれて居なかったので、レジ横の飲食コーナーで二人同級会をする事にした。小学時代は、亡天敵女、Ｙ、彼女は同級生で仲が好かったとの由で、天敵女を中心に頻繁な交流を重ねて居たとの事。人の噂話が大の好物で、在る事無い事、尾鰭フカヒレを付けて、発信する俗称『放送局タイプ』で在る。その口禍に窮した者は多い。まぁ、私もその一人では在るが。

　個性と云うか灰汁の強さで、３人の中で天敵女が中心のトリオだったのだろう。兎に角、阿多ら才能を噂情報の収集、発信に特化させて居る様で在る。一切深みも含蓄も無い、誰誰が、如何した、現在如何のこうので、人間価値を地位、金銭尺度で話題にする。途中で、嗚呼、仏心が飛んだ方向のお付き合いと為って仕舞った。私の興味の無い分野の聞き役に引き込まれて、何処で退散すべきかを思案させられる羽目と為って仕舞った。

　いやはや、類は友を呼ぶの３者の共通項で在る。それでも不思議と云うか、女族間の性差だろうか、Ｙの悪口を言って、ケチョンケチョンの低評価をして居る辺りが大した次第で在る。いやはや、Ｙも嫌われた物で在るが、放送局トリオらしく、出て来るわ出て来るわの私の知らないＹ情報の数々で在った。
　私にしては、それ程、長い時間では無かったが、内容の陳腐さに辟易として疲れて仕舞ったし、幾ら『歳の効』で丸く為ったとは云え、飛んだ『毒饅頭』を喰らって仕舞ったとの大後悔の反省とした次第で在る。

　一夜明けたとは云え、毒饅頭を詰め込まれた食傷気味で、『御岳百草丸』を服用して置くに越した事は無さそうで在るから、行って来る。いやはや、私も陰で何を言われて居るか解った物では無い次第で在る。亡天敵女、Ｙ、Ｓからも私情報は得て居るらしく、好く知って居るから驚いた次第で在る。へへへ。

　あれだけの記憶力と好奇心は見上げた物で在るから、別な方向に転移させれば、違った人脈も拡がって一目置かれる存在にも為った事だろう。会話のキャチボールの配慮も無し、
　観察、分析も勿論無い。唯知って居る事、耳にした事を延々と垂れ流す様は、些か、私の耐性では弄ぶ次第で在る。

　十月、月初めは雨為りで在るか。ラジオＯＮとすれば、何んとかの名称にして、こりぁ遺憾いかんのＯＦＦで、再度ＯＮにすれば、ジェンダーフリーの議題で在る。即座にＯＦＦとして、炊飯器ＯＮをしての全室掃き掃除をして、洋楽テープの流しとする。

　さて、飯後のタイムは涼しく過ごし易い気温で在るからして、偶には戯画でも描いて遊んで見ると致そうか。飯が炊けるまでの間を、ハーフ散歩に出向く。途中でポツリポツリの雨で在る。其れなりの急ぎ足でのハーフ散歩を終えて来ての食前の一服とする。