長駄文館・・・寒くなったもの為り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寒く成った物為り。（10/3/23）
　昨日は昼寝をしようと思って居たら、弟から電話で横須賀の市場でサンマ祭りが在ったので、買って来たから５時半頃取りに来て呉れとの事。了解で、其れまでの間を動画学習の時間に充てる。面白い物が在ったので、用意する時間ギリギリまで観て仕舞った。本瓜の第２便のギッシリ詰まったタッパを持ってのハンドルとする。

　一気に寒く成った物で、クーラーからヒーターに転換が必要な気にも為って来る。何時もの最短コースを行くと、アジァジァの歩行者天国と為って居る。其れを迂回しての進路取りで予想外の渋滞区間の運行と為って仕舞った。車は便利だが、渋滞に巻き込まれると厄介な物で在る。到着は５時半丁度で在った。車中のラジオでは信州に霜予報で在ったから、寒くても当然なのだろう。

　Ｕちぃが３時間並んで先着１００名のギリギリで、入手して来たサンマだと云う。今年は早くからサンマの小振り、不漁の高値が再三報道されて居たから、末端底辺民はパスの口を決め込んで居たのだが、サンマは季節の味で在る。本瓜の初回分は未だ味見をして居ないと云うから、砂糖をスプーン山盛りで３、４杯加えて呉れと言い添えて置く。有明の作業応援は４、５日との由。

　左様で御座るかで、昼にシルバーセンターで、これは保養所の飾りには打って付けの物と見て居た物が在ったので、気は心でプレゼントすると致そう。

　サンマ２匹とパン、クッキーを頂戴して、早速、旬の味サンマ２匹を焼いて、美味い晩飯とした次第で在る。腹も満腹に為って、寒い夜でヤモリも姿を見せ無い次第で在るから、早目の就寝とした。やれやれ、寒いとトイレ立ちの回数が増える次第で在る。

　起床して小部屋入りとするが、素足の寒さで在る。こう成ると、早い処、御来光が待たれるモーニングコーヒータイムで在る。

　さて、本日の遣る事も出来た。明日に向けて、店が開いたらシルバーセンターへ散歩方々、買いに行って、露天風呂部分の岩の間に緑のアレンジを考えて居たので、南天の間引きとして、２つ程掘り起こして置く事にしよう。

　昨日のネットでの、日本古代史の受講も大いに好かった。何と言っても歴史は、世界史、自国史の相互関連で把握して置かないと、拡がりと深みが出て来ない大人の教養分野で在る。
　そして『歴史は繰り返す』の喩え通りで在るから、時事問題を考える土台としても、避けて通る事が出来ない参考例で在る。高校の世界史の授業では、時々、高校ＯＢ教師の時事問題時間が在って、流石に義務教育と高等教育の違いと、驚いた物で在る。歴史を学び、知り、教えると言う事は、そう云う事なので在ると、納得する次第で在る。

　弟の話に依ると、１０月の中下旬の土曜日に保養所のお披露目式でバーベキューを予定して居ると言うから、其れなりのアレンジも必要で在る。度肝を抜かれるサイケデリックな南洋掛け軸、今日購入の純和風の絵入りの日本人の人生観を現わした毛筆描きのコラボレーションも、訪れる人達の話の種にも為ろう。
　皆、其々に年輪を重ねて来た仕事仲間、船仲間の人の輪、和の憩いの場の提供と為る自然豊かな保養所で在る。大いに食べ飲み天然温泉の露天風呂で寛ぐ。云って見れば、真面目人間達の人生の褒美場所でも在る。家族、友人を伴なっての、民泊感覚での足伸ばし場所としても好かろう。

　何しろ、弟の人生の集大成・終活の実現場所の一つで在る。兄弟として、それに参加出来た事は、有り難かった次第で在る。人間、形に残せる対象を持つ事が出来るのは、幸運な事で在る。Ｔ、Ｍ氏が元気で居たら、事在るごとに、おい、ちょいと風呂入りに行こうなんて、格好の場所と為って居ただろうから、人間、早や死は、如何にも『勿体無い』限りで在る。

　学童時代は、好く学び、好く遊べで在り、中年・高年に至れば、好く働き、好く憩えの段で在る。学びも働き、遊びの輪の中で育まれて来る人の輪・人の和の総和でも在ろう。協働して、苦楽を分かち合う処に、人の輪・和が産まれ、笑いの中に福来るの先人達の訓えが在ると考える加齢期で在る。人間の基本は、取りも直さずに『行高口低の実践力』と云って好かろう。

　さてさて、明日は作業日で在る。プレゼント品を２、３チョイスして来て、南天の掘り起こし序でに、今年は不作で在った家庭菜園スペースの片付けをして置くと致そう。

　　　　　　　　　　　　シルバーセンターの工芸コーナーで３点を購入して来る。
１、無心。２、拘らず　とらわれず　あるがままの心で。３、寄りそえる人がいて　何度　助けられた事か　手をあわせる。
　
　団欒の堀コタツ部屋の掛け軸は、極彩色の特大サイケデリックな南洋掛け軸。一階居間の床の間にはこの墨書の三点セットとし、１を中心に、右に２を、３を左に互い違いに吊るせば、部屋に好い雰囲気が出て来るし、床の間の思想空間も観賞の対象とも為ろう。実際の余白スペースのバランスで、もう一額とも為れば、その候補も在る次第で在る。
　工事中は、深酒タイプの連中が多いから、その連中への宛がい部屋として、マウントヒヒの酔っ払い色で猩々（しょうじょう）色のワインレッドの戸塗りをした弟で在った。深酒酔っ払いを監禁して、床の間の３点セットを拝めば、少しは反省の色も見えたり、己が人生への自省心の涵養に繋がるかも知れぬ。

　　　　　　　　結果論の後付けでは在るが、これも一卵性兄弟の合作の一つでも在る。ギャハハ！！

　　　　　　　　　さて、飯前に庭整理のウォーミングアップに一仕事をして、朝飯とする。
　食後の休憩で上を脱いでの小部屋でのコーヒータイムとする。休憩後は、南天の掘り起こしをして、日課のお勉強タイムのアリバイを付けて置けば、本日も大方の終了とも為ろう。

　2回目の作業として、露天風呂回りの植栽として込み入って来た南天の茂み2か所の掘り起こし作業に移る。家の庭と違って結構なスペースが在るから、ケチケチしても仕方が無いし、全部が根付く訳でも無い。歩留まりを考えて持って行く事にする。厄介で疲れる作業は我慢して1回で収めたい物で在る。最初の掘り起こしをして居ると、風呂場の洗濯機の排水パイプが出て来て、完全な土詰まりを呈して居る。親分無しの子分無し作業で在るから、土詰まりの穿り、ホース通水として一応の修理をして、庭中央の奥行きを確保する為に、大々的な掘り起こし作業を開始する。手こずったが掘り起こしが完了すると、達成感が満ちて来る。弟から頂戴したクッキーと牛乳の残りで、昼食とする。

　砂運び用のバケツに根部分を押し込んで、水を満たして置く。水を払って現地に着いたら再びバケツに水を汲んで移し替え、一本一本植えて行けば好かろう。一休みして、筋肉解しにゆったりと浸かって置けば、好かろう。後は少しばかり備忘録に目を通して置けば、本日のノルマ達成で在る。おやおや、3時近いでは無いか。我ながら、まぁまぁの根性と体力で在る。