長駄文館・・・ジョービタキが晴れを置いて行ってくれた為り。

　　　　　　　　　　　ジョウビタキが、晴れを置いて行ってくれた為り。（11/17/23）
　雨は深夜近くに成っての降りで、養生が無駄に為らずのニンマリで在ったが、シトシトと降り続いて居る雨で在る。昨日の柿落ち葉溜めの土被せをして置いて、正解の口で在る。年々、黒々とした土に成長して行くのを見るのは、落ち葉と川砂の腐葉土作りをして居る身には、嬉しい進みで在る。

　７時のニュース、天気状況を聴きながら、手の入って居ない楓の紅葉と養生のブルーシートの雨の佇まいに、通勤帯の雨を切る車音の通過を聞く。通勤帯が去れば、雨で自転車通学殆ど無い。静かな物で在る。
　一応、昨日は庭の片付け、買い物もして来たから、さし当たってする事も無かろう。普段は誰も来ない家で在る。雨日の手持無沙汰で、コタツ住人をして居るのも退屈で在るから、気分転換に天気の具合を見て、何か買って来ての台所遊びをすれば好かろう。

　さてさて、雨は止むか中断するかが、問題で在る。差し当たっては、飯を済ませて朝風呂でノンビリ温まって、何かする事を考えるしか無さそうで在る。

　食後のデザートに、甘柿の吊るし柿を食べる。これも充分な吊るし柿の味で在るから、来年からは無駄にはせずに、吊るし柿に加える事に致そう。雨足の早く成った次第で、ラジオに依れば本日は終日の雨との由。いやはや、気温が下がればミゾレでも降って来そうなメランコリー気分と為って来た。やれやれ。

　雨の中、電線にヒヨドリが一羽停まって居る。雨中、寒中で在っても、家の無い野性界で在る。じっとして居ても腹は減る次第で在るから、生きる事は辛かろう。入浴、洗濯後は寝床にスイッチバックして、本読みをしてうつらうつらの時間送りをするしか無さそうで在る。

　止んだかなと眺めれば、またまた、ハッキリと雨の降りが始まった。駄目ですなぁ～。さてさて、湯冷めをしない内に、寝間のコタツに移行すると致しましょうかね。部屋移動に立ち上がろうとすると、来た～！！　雄ジョービタキが庭奥の昔ブドウの縦柵に止まっての黒尾のタクト振りをして、何処ぞへと飛び立って行った。今年は雄の縄張りと為るのだろうか。地味な雌ジョービタキの姿は、未だ一度も無い。

　　　　　　　　　　　あれあれ、ジョービタキが飛び去って、晴れ間が射して来た。