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長駄文館・・・好転の後に。

                好天の後に、霜月下旬の憂鬱為り。(11/20/23)
 おっ、朝か。今日も吾、しぶとく生きて居るか。軽目の腹筋バッコン体操で弾みを付けての起床とする。庭通路を見ると、些かの雨が降った様で在る。自転車出しをして空を展望すれば西のアルプスの空は黒々として、東の空も灰色の曇天の覆いで在る。

 小部屋入りして、モーニングタイムをしようとすると、アジャジァで雨が降って来た。あれあれ、モーニングタイムは後回しに、柿簾に雨養生とする。風も出て来たでは無いか。まぁ好天の続きで在ったから、雨風も順番と云う物で在ろう。昨日庭作業をして置いて、正解と云う物で在る。

 8時の天気予報、ニュースを聴きながら、本日はパッとし無い模様で在る。こんな日は朝飯後に朝風呂として、ボチボチ一日をスタートさせるしか無さそうで在る。庭は楓の紅葉が残る物の、落葉は終わり、常緑樹の佇まいの中に、南天の赤い実と緑葉のコントラストと終盤の小菊の花々が、霜月下旬の雨の濡れる風情を見せて居る。楓の落葉と共に大根干しが始まる吾が歳時記の終盤で在る。今年の酷暑で危く枯れかかった大輪ツツジも夏を乗り切って、健在振りを見せて居る。

  97歳のYのお袋さんは、持ち直したとの由で在ったが、何やかやと緊張の日々なのだろう。

 おやおや、日が射して来たが、またまたの雨で在る。全く可笑しなお天気さんで在る。ラジオはパッとしないから、偶には洋楽テープを聴いて見ると致そう。お天気さんは快方に向かって居る様で在る。それでも雨の落ちで在る。冷や飯を保温に掛けて居るので、飯に在り付けるのは未だ先の事で在る。所謂、手持無沙汰の時間で在る。こんな時は来庭鳥が在れば、眺める事も出来るのだが、ヒヨドリ、スズメの姿も見えずの困った物で在る。

 またまたの灰色雲の占拠で、お天道さんは閉ざされて仕舞った。糠喜びでブルーシートを外さずに置いて得をした物で在る。然しながら、冬の寒さに移行して来たでは無いか。如何やら、本日は晴耕雨読為らぬ『冷雨寒読』の態に為らざるを得ない様で在る。

 何事も嘆いて居ても始まらぬのが、人の生活と云う物で在る。飯を食べて、風呂で血の巡りを好くして、呆け防止の世界史、日本史との対話をすると致しましょうかね。

 風呂から出て着替えて居ると、弟から電話で在る。土産物が在るから取りに来て呉れと来週月火の舗装応援依頼で在る。早目に行って、冬用タイヤの交換とする事に致そう。お天気の方は未だ愚図付いては居るが、散歩がてらに個人スーパーで漬け物大根の状況を見に行く事にする。丁度好い時に来た。硬大根は終わりに近いよとの事で、小さな買い物だけして帰り、車に乗り換えての大根買いをして来る。ミヤシゲ大根の方は1本売りの物を回して呉れると言うので、30円引きで40本買って来る。硬大根60本と40本で、干し台と脚立を並べて、今年の大根干しをスタートさせる。矢張り、今年は実りの早さで在った。去年は余って仕舞ったので、今年は本数をセーブした。

 個人スーパーで在るから、スーパーレジと違って漬け方情報などの中継点の様で、干しの日数、容器は樽、発酵糠床の撹拌、上の汁の取り除き・・・etcと男漬け物師の蘊蓄が入手出来る次第でも在る。
 一々、御説ご尤もの段では在るが、私の場合は配合レシピも一切無い大雑把漬けで在る。強いて言えば、天日干しの期間を長く採る事で、大根の持つ甘味を凝縮させて、吊るし柿の皮剥きの副産物・柿皮の乾燥をふんだんに投入するだけの事で在る。容器もプラスチック製の安での密閉容器で在る。天日干しの長短は保存期間の長短の関係作用を齎らせるとの由。

 中高の理科・生物の授業を思い出しながらの、沢庵漬け蘊蓄師の経験則から来る情報に、信州は漬け物県の爺男の風土を感じて、ついついニンマリの感で在った。個人スーパーでは、私もマメ男の一人に位置付けられて居るとの由。アハハ。

 午後からは晴れ間が広がって来て、今年の歳時記の最終段階に来ての穏やかな庭の光景と為って来て、先ず先ずの安堵感で在る。何は無くとも、空に青空、お天道さんは、大した物で在る。何時の間にか、2時在るか。昼はカレー汁にして鍋を始末して置くと致そうか。晩飯は、美味そうな魚を買って来たから、魚派に戻るべしで在る。


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