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長駄文館・・・昨日は、好き日為り。

                  昨日は、好き日で在った為り。(1/110/24)
 いや~、凄い夢を見て居た物で在る。これは一編の怪奇物語に充分な夢で在る。夢は鮮烈ながら、それは短い像にしか過ぎない。夢の前後を推理想像して、どんなストーリーに構成し様かが、夢加工人のシンキングタイムの面白さと云う物で在る。

       頭が覚めて仕舞ったから、一端起きると致そうか。時計は4時半で在る。

 昨日はブログ文章を打ち上げて、メモリーして投稿しようとして居ると、サラリーマン時代の先輩さんの庭からの登場で在る。煙草を頂戴して直ぐ帰るとの由。寒いから上がって、コタツでと言うと、じぁ入るかで、煙草話しと相為った。実家東京の御仁で在るから、実家の後を執って居る弟さんの所で、母親の三回忌をして帰って来たとの由。

「それがなぁ、昔の事は覚えて居るんだけど、直近の物忘れが酷い事に為っちゃって、電車で行ったんだけど、何を勘違いしてか、塩尻で降りちゃってさ。各駅停車で帰って来たって事でさ。俺も81だろ。親父が呆け始めたのが80でさ。親父は呆けて徘徊してて、車に轢かれて死んじゃったんだけどね。困っちゃったよ。上の弟がこの前、死んじゃって、その家財の整理して、力仕事で首、肩が言う事を利かなく為っちゃったし、血糖値の上昇で痛風に為っちゃったし、あなたはどうなの?」

「俺は6歳下だし、弟に強制連行の肉体労働遣らされてるから、体の方はセミ現役だけど、何しろ『直近健忘症』で、何処に置いた物やらで、家中のウロウロ徘徊ばかりしてるし、あれ、俺、何をしようとして居たんだって、立ち止まって、嗚呼、情け無いの連続ですわ。」

「直近健忘症とは、巧い事を言うな。解る解る。自分は何をしようとして居たかが、忘れて仕舞う。ラジオ、そんな音で聞こえるのかい。」
「これでも大きいと云われてるわね。」
「え~、嘘。」先輩は、両手を耳に当てて、「うん、聞こえる。」
「それじぁ、両耳・鶴田浩二じゃんかい。嗚呼、歳は取りたくは無いわ。」

      そんな話から始まって、映画の話に為って、大いに盛り上がって来る。
「時間が在るんだったら、好い処を紹介するよ。後継者が居無くて、医院廃業で娘さんがコーヒー屋を始めてさ。コーヒー飲んで奥で邦画・洋画のDVDを自由に観れるミニ映画館が在るんだ。」
「遣る事の無い暇人だから、行きますよ。」
「じぁ、行こう。家の直ぐ近くだ。」

 お城の堀端の洋風の古い医院が並ぶ一件の内装を、リフォームした喫茶店で在る。60代の医者の娘さんを思わせる落ち着いた女性が切り盛りするレトロ感たっぷりのムードで在る。客は若い男性、年配の男性がコーヒーを飲んで居る。勿論、クラシック音楽が流れて居る。先輩の家からは、20m前後のご近所さんで在る。

「Mさん、暫くお見えに為ら無かったけど、何か体調を崩されたなんて、心配してたんですよ。」
「いやいや、お袋の三回忌で、東京の実家で年末年始遣って来たんですよ。大丈夫ですよ。」
「そりぁ、好かった。じぁ、私用事が有りますから、お先に。」

 聞けばバイクが趣味で、バイクを乗り回して居るとの由。次いで、青いジャンパーを着た高齢者男性が一人で入って来て、自分の定席が在るらしく、私達のテーブルの奥に座った。皆さんロートルハイカラさんの様で在る。

 ホットコーヒーを頼んで、先輩はインスタントコーヒーじぁ味気が無い。やっぱりコーヒーは喫茶店で飲ま無きぁな。松本市の映画世代のハイカラさん達がコーヒーを飲みに来るロートル寄合所と為って居る感じで在る。所蔵のDVDの一覧表がアイウエオ順にメニュー化されて居る。5、6人がソファ、椅子で観られるミニ映画館は、元産婦人科の手術室のリフォームで、古風な高級音響装置は真空管の林立で、耳に覚えの在る重量感に富んだ劇場音で在る。

 お堀端の『カフェ・青木』は、娘さんのセンスの良さで松本名物に為る事、必至の事に為る事だろう。

 テーブルに戻って、先輩と映画の話を始めると、流石に皆さん青春時代を映画に熱中して居た様で、談論風発の話の弾みで在る。然しながら、マスターを除いては後期高齢者連で在る。顔は浮かぶ物の、名前が出て来ない。後ろテーブルの青ジャンさんが、手際良くスマホ検索をして、俳優・女優さんの名前のピックアップをして下さる。

 いやはや、映画少年、少女が、ランダムに映画を語る場は、直近健忘症の年齢域ながら、50年、60年もタイムスリップして、好い時間を頂戴した次第で在る。

「Rちゃんに、ぴったりの場所だろ。俺の紹介だから、今度は一人で行って、好きな映画をじっくり観て来てよ。」
「有難う御座います。得をしました。」

 帰って来て、ブログ投稿をしようと思ったら、『親父居る?』で倅が、廊下から入って来た。祖父の別荘に遊びに来るアメリカ在住の家族が、有明ハウスを見て夏休みの1カ月間借りたい希望が在るとの由。但し、条件として下にクーラーの設置をして貰いたいとの事で、おじちゃんに話して貰いたいとの由。空いて居る時は、気に入った人が大いに利用して呉れれば、ハウスの維持費に貢献するからして、好い展開では無いか。
 春に成ったら、クルーザーもドンと据わって、船泊も出来る事でも在るし、例えダブっても母屋と船の融通を付けられるから、然程の不都合も無かろう。露天風呂、バーベキュースペースは独立して居るから、日帰り利用も出来る。需要に応じて、改善・改良して行くのも好い事で在る。

 カフェ・青木では無いが、社会に場の提供をするのは、人の輪・人の和の育成に貢献する愉しみの一つで在る。人間一歩踏み出せば、新しい扉が待ち受けて居る物で在る。昨日は、昼寝タイムを逸して仕舞ったが、好き日で在った。

 さてさて、6時在るか、夜明け前の冷え込みがして来た。煙草を一本吸ってから、睡眠不足の調整に寝床にUターンするべしで在る。


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