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長駄文館・・・大したもんだの連発為り。

            『大したもんだ、大したもんだ』の連発為り。(1/28/24)
 さてと起きるか・・・。腰を中心として、前後左右の腰椎運動、背骨の反り運動をしての起床とする。明りを点けて時計を見れば、5時で在るか、まぁまぁ、悪くは無い時刻で在る。小部屋のコタツをONとして来て、携帯ポット用に湯を沸かす。クリーミーをたっぷり入れてのモーニングコーヒーで、ラジオONとする。

 昨日を振り返れば、好い一日で在った。好天の日差しに、Yの家の前で電話をすると直ぐ出て来て、盆地の東端から西端へ、白銀のアルプス、有明岳を目指してのドライブで在る。Yは駄菓子と風呂の用意をして来たと言う。
 広い道に出て仕舞ったので、トンネルに入って仕舞い、コースを間違えて仕舞った。それでも、如何云う訳か、国道に出ても車が少なく、スイスイと行く事が出来た。明科の橋を渡って、穂高方面にカーブして通常コースに入る。早朝並の快走で在る。

「今日は、お婆ちゃんの月命日でさ。誘って貰って、こんな景色の好い中を乗せて貰って、温泉浸かりなんて、有り難い。有り難い。」
「介護ご苦労さん会の些かなプレゼントだ。好い天気で、昼の時間帯だから、車が少なくて好いドラブだ。そうか月命日か。同班のインテリ先輩と同じ日に逝かれたか。不思議な巡り合わせだわな。顔が広いから、利用する事も有るかも知れんから、道順を覚えて置けよ。」
「分かった。都会人からすると、適当なドライブ時間でアルプスに向かっての広々とした田園風景で、堪能するしな。Rは運転が上手いじゃないか。」
「別に上手くは無いわ。運転は面倒で、下手な口だ。車は助手席に限るわさ。」

 途中で倅の所に沢庵漬けの大タッパを置いて、ハウスに到着する。道路に車が3台停まって居る。誰か来て居るのかと思いきや、駐車場には停まって居ないから、別の車で在ろう。今日は道に、猿が悠然と複数で歩いて居る。これも別荘地故の、猿達の先住権の悠然さかも知れぬ。テレビなどで紹介される、人里に出没する刺々しさの無い処が特徴で在る。

 弟が言った様に、朽ち果てた北隣の別荘が解体されて居て、天に伸びる大木の松が4、5本残って居るだけで、綺麗な更地と為って居て、大きな重機が置いて在る。そんな次第で、ハウスの見栄えがグンと上昇して居る。

 Yは工事中の見学だったので、完成したハウスの雰囲気に目を丸くして、例の単純口癖の『大したもんだ』の連発で在る。左様で御座るか。まぁ、本日はYが主役で在る。

 コンクリート階段を上って、スロープの自然石の階段を上ってハウスに入る。カーテンを開けて、窓を開放して、暫しの空気の総入れ替えとする。一階の堀コタツのダイニングキッチンに座って、私はガス台で湯を沸かし、内風呂に案内して、源泉バルブと水道バルブの場所を見せて、昭和調のタイル貼りの浴槽に湯張りを始める。

「やぁ~、Rの家より好いなぁ~。」
「当たり前だろう。此処は、旅館並の別荘だぜや。」

 沸いた湯でお茶を入れて、Y持参の駄菓子を食べながら雑談をする。湯張りが終わったので、狭い内風呂ながら、一人が湯に入り、一人が洗えるスペースで在る。

「おい、面倒臭いから、一緒に入るぜや。」
「おっ、そうだな。俺のは、見劣りのするソチンだけど、男子高同期の桜だから、何事も裸の付き合いだ。」

            交互に湯に浸かりながら、温泉の心地好さで在る。
「いや~、温泉は気持ちが好いなぁ~。極楽極楽だ。それにしても、胸毛に凄い狩り首じゃないか。ソチンには毒気だけど、歩くペニスとは好く言ったもんだぜや。単身ロシアに行って、泣かせて来たのISO規格品の噂は、本当だったんだ。」

「煩ぇ、ソチンばかり覗き込んでるから、猫背に為るんだぞ。お互い、用立たずの排尿器官の爺ぃだ。無い物強請(ねだ)りは、下衆根性だぜや。せめて、外見の背筋だけは伸ばしての男の見栄を張らなきぁ、臍下三寸、背中もコンニチワしてたんじゃ、木っ恥ずかしいぜや。シャキッとせんかい、シャキッと。」

「歳とって、猫背に為るのは家系だ。Rは優しい男なんだけど、口が悪過ぎる。見比べちゃうと、益々、猫背が進行しちゃうぜや。キャハハ!! 
 でもなぁ、こう遣って体の芯まで温泉に浸かって、温まる文化は日本の宝ってもんよな。これで春に成ったら、露天風呂でビールなんか飲みながら、小鳥の囀りなんか聴きながら、助平話に下卑た笑いの交換会なんて、贅沢な事だわな。」

         湯から上がって、駄菓子にお茶話をして居ると、玄関を叩く音で在る。
 勝手口から出ると、如何やらご近所の人で、水道が凍結して仕舞ったとの事で、水道屋さんが来て居ると思って来たとの由。毎日の散歩コースとして、工事の進みを見守って居たとの由。誰でも新しい物には興味を持つ物で在る。
 従って、通りからは見えない裏の露天風呂、脱衣所に案内する。ご近所さんで在るから、ご近所情報を聞いて、参考としてインプットして置く。何軒かの廃屋別荘の取り壊しが予定されて居るとの由。多分同じ頃の温泉付き別荘の売りで在っただろうから、老朽化も足並みを揃えて居るので在る。リフォーム、解体、購入建て直しをする人も居て当然で在ろう。お互い、触発されて参考として行くのが、人間と云う物で在る。

「Rは、中々の社交性が在るんだなぁ。確り営業してるじぁ無いか。兄弟共に大したもんだわ。」
「機会が飛び込んで来れば、サービス精神で応えるのが、『人道」ってもんずらよ。カタカナ文字を使わずに『日本語・方言』で済むんだから、身構える事も、何も気取る事は有るまぇよ。あい~。さてと、お茶をもう一杯飲んで、戸締りして帰るかいな。」
「何か云えば、立て板に水だ。そうだな。今日は暖かくて、好い思いをさせて貰った。元気な内に、余生を愉しまなくちゃな。あーだ、こうだで、爺臭く、こずんで居たら、罰が当たるからな。嗚呼、極楽極楽。」

 使用した物を洗って、所定の場所に戻して、戸締りをして些やか為る『ご苦労さん会』を終えて、車に乗る。帰りに倅ファミリーの家に行くと、車が停まって居たので、外に出て居た沢庵漬けを手渡して、帰路に立つ。
帰りに明科に美味いラーメン屋が在るので、立ち寄ると『準備中』で在る。貧乏人為るが故の『お天道さんの無駄使いをするな』のお示しなのだろう。

『お婆ぁちゃんの月命日に誘って呉れて、有難う、有難う』を連発するYを、送り届けての帰宅とする。

 明けて本日、日の出の8時で在る。冷や飯でチャーハンを作って朝飯として、スーパーが開いたら、食材調達に行って来ると致そう。昨日と比べると、曇天の小寒い冬気温で在る。然して取り柄の無い男では在るが、賄い夫的才能だけは与えられて居る様で、予定して居た味に仕上がった熱々のチャーハンを頬張って、歩数稼ぎにスーパーで食材を買って来ての二品の台所遊びのお時間とする。


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