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フィリピン行・2日目

  <2日目>
 ツカサハウスの朝食は、トーストパン、持って来たジャム、フタババターにカリカリに焼き上げたベーコン、目玉焼きに、調理師免許を持つOKちゃんが、私の持って行った具入り味噌に日干しマイタケを全部投入して仕舞ったので、早い話がマイタケ味噌汁と為った。カラカラに為ったマイタケの凝縮風味とサクサクとしたマイタケの戻りにOKちゃんは大いに満足の口で在った。オランゴ島2泊なので、女性群、子供連れのAファミリーはキャリーケースで在る。

 ジェニスのバンカーポートで行くから、新装整備されたリランのハーバーは今回が初めてで在る。マクタン島のリゾート、市街、高層リゾートホテルのフィリピンリゾートが急ピッチに進んで居る。日本で云うと中型バスが運行されて居る。道路の拡幅工事進んでは居るが、車、バイク、従来型乗合改造車の混雑に中型バスが運行して居るので、拡幅工事の進んで居ないエリアの混雑振りは酷い物で在る。聞けばリゾート開発には、韓国資本が大分投入されているとの由。

 青空マーケット裏の民家の立ち込むクネクネした狭路も拡幅されて、スムーズな進みと為って居る。リランハーバーは整備前と比べると、大雑把に観ても3~4倍の大きさと為って居る。其処に従来型バンカーポートと多分韓国資本に依る最新型リゾート船舶、ジェットスキーなどが艇舶して居る。好く言えば、規模が大きく為ってスマートにして、南国リゾート気分をストレートに演出して居る。
 スマートさと規模の大きさに観光客には南国リゾート気分を全身で感じるだろうが、小さな干満差の大きさに驚き、大小のバンカーポートがひしめく鄙(ひな)びたリランを馴染みとして居た私には、個性を喪失した映りにしか見えない次第で在る。

 コロナ禍から解除されて、朝から晩まで突貫工事の連続で、観光ゼロで在ったから、私にはリランの大変貌は、浦島太郎の感で在る。

 ニョキニョキと立ち並ぶ韓国資本のリゾート開発に、兄弟相互の感想談を交わす。風情が無く為ったの感想と、これだけのリゾートホテルの乱立は、果たして需要と供給のバランスを逸脱して居るから、韓国さんは採算が採れるのだろうかの老婆心が生まれて来る次第で在る。

 空港、レストランの客入り具合からしても、韓国人観光客は多いらしいが、ブームを呼ぶほどの数では無さそうで在る。箱ものを造った以上は、その受容量に見合った宣伝をして供給を満たす手を打たないと、寂れて仕舞うのはサイパン同様の推移と為って仕舞うだろう。
 私達は日本人で在るから、中国人に占拠されて仕舞ったサイパン、ややもすると韓国人に占拠されて仕舞うセブ・マクタン島の未来に就いて、明るい展望は出来まいの結論で在った。

 時間は掛かるが、海面1mに満ないバンカーポートの海路はのんびりして居て、南国リゾートのゆったり気分を満して呉れる物で在る。小さなトビウオが驚いて、左右に飛んで行く。皆、水代わりにビールを飲む。飲兵衛女二人は、会話より笑い声の方がウェートを占めて居る。ジェニスもバンカーポートでのオランゴ島は初めてとの由で、3時間半ほど巣との事。船尾ではジェニスカンパニーのスタップ達が、昼飯の料理に取り掛かって居る。
  
   冥土の土産旅と云うMoさんのお守役が私の仕事で在るから、お話相手を仰せつかる。

「毎日7種類の薬を飲んでせ、膝が悪くて、椅子しか座れなんでせ。もう旅行なんて、思いもしなかった。生きてる内が花だと思って、冥土の土産話にって誘って呉れて、皆に迷惑掛けるって言ったら、参加すれば、皆が手を貸して呉れるから、パスポートと銭だけ用意して呉れれば好いって言って呉れてせ。兄貴が面倒見て呉れるって言われちゃうと、断る事も出来無くてせ。何時も横に居て呉れて、感謝感謝だわね。」

「これも、何かの縁せ。俺達後期高齢者は、何時お迎えに来られても、文句は言え無ぇや。仲間に好いのが居れば、お願いしますで便乗させて貰うのが、一番楽だわね。羨ましいって云うから、俺の知り合いにも声を掛けるんだけど、いざと為ると四の五の及び腰に為っちゃうから、勿体無い話でね。スマホ対応だって、出来る人が文句も云わず、嫌な顔もせずに付き合って遣って呉れる。『気遣い無用の仲間だもの』今時の自己中社会の反対世代だから、参加する事に意義が在るんだわね。ピカピカゲストハウスに泊って、自分達で自炊する何ざぁ、これが本当の贅沢バカンスだんね。昔から人脈は金鉱・ダイヤモンド鉱だいね。」

 ジェニスカンパニーのスタップが用意して呉れた洋上会食は、豚、鳥、魚、海老のバーベキュー、飯、サラダにマンゴ、パイナップル、バナナ、サラダ、ビール、ウィスキー、焼酎にコーラー、オレンジジュースに水と、レストラン並みの定番フィリピン料理で在る。

 フィリピン行初参加連は、目を丸くしての南国バカンスに大いに盛り上がって居る。満腹して、昼酒を呷れば、人間とは苦も無く瞼が重く為って来る物で在る。硬い木製ベンチでは尻が痛くて堪らないから、船首のデッキに肘枕で寝て居ると、スタップが枕にライフジャケットを二つ持って来て呉れた。いやはや、最高の気分で熟睡の一幕で在った。あそこだあそこだ、弟の声に皆が船首に遣って来た。ジンベイサメが見えたそうで在る。

 時計を見る私に、弟がジェニスが初めてで、コースを間違えたから、倍近いじかんが掛かるそうな。急ぐタイムスケジュールの無いノンビリリラックスバカンスで在る。文句を言う者など、一人も居ない仲間旅で在る。OKちゃん情報に依ると島の奥地には裸族さんが居らしゃるとの由。
 
 漸くの到着で、白い遠浅の海に小さな断崖の上に立つ小じんまりとしたホテルで在る。チェックインが一番高い所に在るので、急な石段をクネクネと上って行かねば為らない。南洋の太陽が恨めしい休みながらの登坂で在った。客層は裕福なフィリピンの家族客で、結構な盛りで在る。部屋入りして、シャワーを浴びてのレストランディナーで在る。時間が在るから、ホテルのプールで体の粗熱を取って、潮の退く遠浅の海に入る。海底は粒子の細かい泥状の砂で在る。そんな次第で魚の数は殆ど無い。バンカーポートの周辺では、弟と娘ファミリーが泳いで居る。孫はスイミングクラブに入って居て、海大好き僕ちゃんで在る。泳いで居るとスタッフがシュノーケルを持って来て呉れた。弟は娘、孫に好々爺をして居る。何と、仲の好い父娘孫で在る事か。女二人連は、吞むか海に浸かって居るかで、凄い物で在る。

 大工さんは、私とは丁度一回りしたの体格の好いでっぷりとしたスキンヘッドに髭男で在る。水の嫌いな韓国人奥さんから逃げるには、この手に限るとばかりに水の結界をし居て居る処が面白い。話し出したらブレーキの掛からない女房殿で在るから、『煩い、お前、少しは黙って居れ!!』の夫婦仲らしく、二人とも酒好きで、何時も一緒に居る。夫婦には夫婦のスタイルが在る様で、これまた面白い物で在る。

 さて、ディナータイムと為って、ホテル一番の眺望の利く、吹き抜け二段構えのレストランに行く。凄い音量で笑い転げるフィリピン客のグループで在る。後学の為にどんな家族文化と思い、一段上のフロアで観察をさせて貰う。フィリピンは、イタリアマフィアのゴットファーザー為らぬ『ゴッドマザー』のお国柄らしい。

 フィリピンと云うか、東南アジアの男達は、鈍らタイプで働かないのが通例との由。当てに為らない亭主に替わって一家の切り盛りをするのが、肝っ玉母ちゃんで、街で見掛けるのは、デブった肝っ玉母ちゃんの後ろから、虚ろな目で付いて行くのが、如何やらフィリピンのスタンダードなファミリースタイルらしい。テーブルでは長女らしきゴッドマザーを囲んで、貫録十分な妹達が集まり、その中の息子がちょこんと座って居る構図で在る。

 フィリピン料理は確立されて居る様で、何れもワンパターンのコースらしい。レストランに依って薄味、濃い目味の違いは在れど、ワンパターン化して居る。薄味の連続で在ったので塩の利いた味付けは口に合った。最初にフィリピンに来た印象は、デコレーション文化と感じて居たので、第一印象に狂いは無かったの観で在った。弟の好い処は区別・差別無く、ジェニススタッフ、便乗組の碌な仕事もしないハウス居候達の家族にまで、同テーブルで会食させる処で在る。斯く云う私も弟の七光りの便乗者なのだが、異国に身を置く事は、ライフワークの世界史の行間を読む上で、これ程確かなケーススタディに供する事は無い。弟に感謝感謝で在る。

 明日は7時朝食で、本フィリピン行の目玉観光で在る。部屋に帰って同室のMoさんのお相手をすると致しましょうかね。


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