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長駄文館・・・白黒映画に思う為り。

                   白黒映画に思う為り。(8/15/18)
 お盆を迎えて、朝は大分涼しく成って居る。その涼しさに、キリギリスの声を聴きながらの朝の寝床アイドリングをして居た本日で在る。

 この処、三橋達也さんとか三船敏朗さんの東宝白黒映画に嵌って居る。『非情都市』『激流』『下町』『怒涛一万海里』、お二人とも、好漢の俳優さんで在る。カラー前の白黒映画で在るから、映画全盛期の作品群で在る。主義主張以前の人間の生き方がテーマで、ストレートに描かれて居るから、私にとっては、すんなり拍手を送ったり、涙する次第で在る。

 そんな次第で、午前中二本観て仕舞った。二本とも好い映画で在ったから、観た甲斐が在ったと云う物で在る。お一人様劇場で在るから、ピーナツ、イカを摘みながら、犬猫の頭を撫でる様に、弾けぬマンドリンを指の結んで開いての指運動を中に入れての、動画愉しみをして居た次第で在る。

 往時の映画からは、映画が好い産業で在り、好い職場、好い仕事仲間だった事が、映画を観て居るだけで伝わって来る。

 主演を張る男優、女優もケバケバ、ツンツンして居ない処から、映画は仲間と一緒に創るんだとの『協働意識』が伝わって来る。そんな映画の裏側も観察出来る処が、何とも牧歌的で微笑ましい処なので在る。

 白黒映画の役者さん達は、育ちが戦前、戦中派さん達で在るから、敗戦と云うこれからの国家立ち直りの国民に向けての『メッセンジャーの位置付け』を心に持って居たのだろう。映画作りの協働意識が、俳優さん達の末端にも『共有』されて居たのだろうと思われる。映画の裏に在る総員の方向が同じ方向に向いて居るのが、何とも羨ましい限りの仕事仲間・協同職場と感じられる次第なので在る。

   此処にも、『人は時の子にして、時の存在、職場の存在』の雰囲気が、見て取れる。

      そんな処に自然と目が行くのも、70年の年輪重ねと云った物なのだろう。

 余り観て仕舞うと、夜の愉しみが無く成って仕舞うから、動画とはオサラバで在る。本日一杯干せば、梅干しも終了と成る。萎しなに成った梅を、笊に転がして乾き斑を軽減させて遣る。熱射で熱く成ったトマトを収穫して、水に浸けて置く。余りの萎れ方に、ジョロ散水と、ホース散水を施して、本日、初めての二畳小部屋入りとする。

 朝の青空はすっかり後退して、灰色雲の占拠と成って来た。風は在る物の、蒸し暑さの充満で在る。

「お兄ちゃん、何見てるだい? 暑いのに、大した勉強家だね~。」

  人が折角、好い気持ちで、映画を観賞して居るのに、全くウザイ爺っさで在る。

「あいあい、独りで話し相手も無ぇから、昔の映画を観てるだいね。へへへ。」
「好くまぁ、飽き無ぇね。おどけちゃうね。」
「あい、観て飽きるほど、俺ぁ、人生の場数は踏んで無ぇわね。知ら無ぇ事ばっかりせ。」

 一切付き合いたく無いご仁で在るから、次の声掛けを拒否して、映画に視線を向け直す。俺様の一大コレクション・洋画テープ、DVDを三巡借りして行っても、碌な映画感想も持って来ず、何を『年長面』して居遣がる。俺ぁ、毎度毎度、口サービスは出来ませんがな。へへへ。

 手前にぁ、女房、娘、孫、殆ど毎日顔を出す娘も居るんだし、日に三度の一人暮らし小母さんの巡回も在るんだし、それで充分、時間も回って行くだろうに。『お節介』が過ぎまするぞえ。早く、帰んな。長居をすると、女房が探しに来るぜや。あい~。

  人間の性分とは人其々で、困った性分のご仁も多々いらっしゃて、傍迷惑とも為る次第で在る。

      下らないチャチが入った物の、好きな俳優さんの出る映画は、好い物で在る。

  午後の部は打ち水をして、六畳に移って睡眠導入剤の頁捲りをすれば好かろう。へへへ。



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