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長駄文館・・・特辛味噌を仕込む為り。

                特辛味噌を仕込む為り。(8/28/18)
 夏バテもせずに、生きては居るが、いやはや、暑くて堪った物では無い。台所のお時間の食材を買いに行くと、丁度先輩殿が外に居る。

「癌患者が、こんな熱暑の下で、何を遣ってるだいね。」
「これから、カアチャンを病院に乗せて行く処せ。」
「流石に、歳の差婚だけ在って、可愛がってるじゃんかい。」

「今日は駄目だけどさ。また飲みに行くかい。処で、衛生部長が不在って事で、9/9の草刈は中止だってさ。」
「やぁ、そりぁ儲けたわ。それにしても担当者が用事で不在ってだけで、個別が全体にすり替わって『中止』とは、役員連の思考回路が壊れちゃってるわね。誰かが代行すれば済む話なのにね。へへへ。」
「Rさんに掛かっちゃ、核芯を突かれて、グゥの音も出ねぇわ。何を買いに行くだい?」

「毎年の事で、本瓜の塩漬けが在るから、それを買いに行くだいね。」
「本瓜だったら、俺ん所に在るぞ。持って行けや。」

「季節の巡りでせ、あそこの奴が好くてね。塩抜きして、天日干し2日で甘く味噌漬けにするんだわ。それにきつい青唐辛子を刻んで油炒めで、挽き肉、削り節、乾燥海老を入れて、特辛味噌炒めを作ろうと思ってせ。」
「マメだねぇ。好く遣るわ。」
「あいあい、カカアが居無ぇから、自分だけが頼りだわね。寂しい人生だんね。」
「それにしちゃ、一点の曇り無く、元気溌剌としてるじゃ無えか。如何見たって、『趣味の独り暮らし』じゃ無ぇのかい。」
「そりぁそうせ。人間、遣る事を見付けて、ボチボチ遣ってれば、『唯我毒尊』だいね。」

  そんな馬鹿話をして居ると、奥さんが出て来られたので、軽く会釈をして個人スーパーに向かう。

 個人スーパーでは、レジ打ちの一級上の先輩と、田舎言葉丸出しの話を交わす。婆ちゃん客が続くから、仕事の邪魔をしない様に帰って来る。家族経営のスーパーで在るから、馴染み客の爺、婆の言葉交わしの場でも在る。帰って、換気扇を回して気化する辛味成分をゲホンゲホンと咳込みながら、吾が特製の特辛炒め味噌の仕込みに移る。

 仕込みが終われば、ナスの塩漬けで在る。台所遊びも年季が入って呉れば、半分に割っての早や漬け方も覚える次第で在る。タッパ二つの本瓜を好く手洗いして、塩滑りを水洗いして水に埋めての塩出しに進める。粗熱が取れれば、フライパンからタッパに入れて蓋をして、常温で冷まして後は冷蔵庫での寝かせで在る。

 特辛味噌は優れ物らしく、Tは大のファンで、無く成ると『在るか』と云って持って行った物で在る。何度か私に倣って、挑戦した物のコクとマロミ、深みが出ずに、諦めたと云う。
 長い腐れ縁で在ったし、私のブログも毎日、新聞を読む前に読んで居て呉れたので、全てはお見通しで、仕込んだ物を味見させると、『その手は喰わぬ』と、爪楊枝の端で味見をするだけで、タッパに一杯入れて呉れの催促で在る。10日~2週間程、冷蔵庫寝かせをしてから食べると云う。

 Tの面白い処が、特辛味噌にしろ、吊るし柿にしろ、『隠して自分専用』として居るのだと云う。一人分作るのも、一杯作るのも手間に大した差は無い。倅も嫁さんも、それが好きで在るから、Tに回って居た分の野苺ジャム、ブラックベリージャム、梅干し、特辛味噌、沢庵漬けも、倅ファミリーの処で消費させて貰って居る次第で在る。アハハ。

 嫁さん曰く、人生の中で、今年は最多、贅沢でジャム食べをして居るとの由で在る。孫達も大きく成ったら、私にタッパ一杯の特辛味噌を作らせて、持ち帰るのだろうし、何かと関心の在る小童子の奴は、台所で自分で作って行くのかも知れない。そう為れば、紛れも無く小童子にも私の血が流れて居ると云う物で在る。

       味噌は、日本民族が考案した父祖伝来の『保存食の最右翼』で在る。

 米食に在っては、時代、好みに合わせて、何は無くとも『江戸むらさき』に、『特辛味噌』、『梅干し』、『沢庵』で在る。イッヒツヒ!!

         さてさてと、9時で在るか。日課の夜散歩をして来ると参ろうか。

    明けてキリギリスの声に起床とする。起床時には晴れて居たが、現在は曇天で在る。

 大笊に塩出しをした本瓜を並べたり、ナスの塩漬けをタッパに入れて冷蔵庫に入れての朝始動とする。時計を見るとラジオ体操の終わった時間で在る。偶には聞くかとラジオを点けると、竹中平蔵との事で在るから、あんな嫌な野郎の話など真っ平、御免で在るからラジオをOFFとする。

 雲間のお天道さんの顔出しに、カーテンを引いて本日分ブログの継ぎ足しを始めて居ると、玄関に声で在る。行けば、ヤクルトママさんのコールで在る。

「起きてました? 朝早くてすいません。」
「とうとう、お別れかい。美人ママさんと別れるのが辛いねぇ~。」
「Rさん、覚えてて呉れたんですか。嬉しい。長い間、アリガトウございました。」

                ママさん、目をウルウルさせて居る。

 後任者の説明などを受けて、焼酎漬けの梅を出すと、嬉しそうに一つ取って、小さな形の好い口で齧り始める。倅と同い歳で娘の様な接し方をして来た次第で在るから、真に惜しい次第で在る。真面目な性格だったので、番からスケベ親父に手名付けるのには、時間が掛かった物だが、楽しい週一のコールで在った。

 月に一度の恋人・ケアマネさんが去り、週一度の娘が去り、来週からは如何なる女性が担当するのか、いやはや、私の寂滅道も愈々本格的なステージに進んで居る様で在る。

 そんな嘆きの感傷に浸って居ると、アジャジャ、雨が降って来たでは無いか。大笊にビニールの覆いを掛けて、端を洗濯鋏で止めて、開放の廊下を締めて来る。昨夜の天気予報だと、雨が降るとの由で在ったから、植物達には恵みの雨にして、人間達には恵みの涼とも成ろう。

 さてさて、腹も空いて来たから、朝飯を食べて、熱暑・猛暑の疲れ取りでもさせて頂く事としよう。これも、天の恵みで在る。へへへ。

 一端、止んで仕舞った雨で在ったが、本格的に降って来た。大笊を廊下に取り込んで、子供科学何でも相談を楽しく聞かせて貰いながらの、小学低学生達に遅れじと、世界地図を広げての世界史本の頁捲りをする。雨の冷やしで頁数が進んだ。

 飽きて来ると、戯画の一枚一枚を眺めたり、マンドリンを取って、指運動としたり、歩数稼ぎに用も無いのに家の中をうろ付く。涼しい時は日本茶が美味いから、茶っ葉を入れて来る。お天道さんの無い雨日で在るから、朝顔の奴は花閉じを忘れて仕舞って居る次第で在る。

  さてさて、昼寝の時間帯には早いが、折角の思し召しで在る。熟睡の昼寝に移行したしましょうかね。



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