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長駄文館・・・備忘録・同級会為り。

                  備忘録・同級会為り。(10/28/18)
 4時と成った。さて、着替えて同級会に行って来ると致そうか。フィリピンで買った茶のハットを被って自転車に乗るが、同級会の終わる頃には寒かろうと、毛糸の帽子に代える。

 駅前に楽器店が在るそうだから、其処へ寄ってマンドリンの弦を買って、会場は駅前と云うから、駅そばでカキ揚げ玉子そばを食べて行く事にすれば、5時の時間には丁度好かろう。

 下り勾配の快調なペダル漕ぎで、車、徒歩とは違った目線での街の風景と人の動きを見ながら進行で在る。駅前近くに来ると、楽器店が直ぐ分かった。一番細い弦を申し出ると、最初ビニール弦を出して呉れたが、金属弦を見付けて呉れた。弦の取り付けが出来なかったら、持って呉れば遣って呉れるとの事。

 駅前の立ち食い蕎麦屋に寄って、ネギをたっぷりと載せて蕎麦食いをするが、日頃の自炊の為か、もう少し美味かった筈だと感じた次第で在る。これで腹こしらえも出来たから、会場探しで在る。その辺りを探すが解らない。駅前は、人集まりが凄い。道で煙草を吸って居る男の一団が居るので、店を訪ねると解らないと云うが、其処がスマホ仕様者で在る。2人がスマホ検索をして教えて呉れた。矢張り、日本人は親切な国民性の発揮で在る。

 引き返しが早かった次第で、漸く店が見つかった。それにしても東京一極集中とは云うが、駅前は何処にこんなに若者が居るのかと思う程の賑わいで、好物の白人女性も結構歩いて居る物で在る。定刻の5分前の店入りで在るから、好い具合で在る。聞けば2階との事で行けば、靴だらけで在る。戸を開ければ、何と皆揃って居る。へへへ、私が一番最後では無いか。

 幹事殿が其処に座れとの事。一度、飲み屋で一緒に為って、酔った勢いで親しい女同級生で在ったから、酔うと手癖の悪い右手で尻を撫で上げたら、『失礼な男ね』と大目玉を喰らって仕舞ったT子の横に為って仕舞った。あれ以来、鬼門中の鬼門と為って居た次第で在る。

「Rさん、久し振り、ズーと来なかったじゃ無いの。元気にして居た? 色艶も好いし、身体もがっしりして居て、若いわねぇ。安心した。」
「やぁやぁ、T子も相変わらずの美人で御光が差してるじゃ無いか。何だ、座布団3枚の上に乗っかって、j丸で女牢の牢名主じゃないか。」
「もう歳の所為で、すっかり膝の具合が悪くてね。歳は取りたく無いわ。」

 そんな次第でセーフの運びで在る。そしてMが入って来て、全員の揃いとの由。男女ともに7人ずつの同級会が始まった。女幹事の挨拶に続いて、去年同様の乾杯役が回って来た、皆で乾杯で在る。

「同級会にはやっぱり、RさんとTちゃんが顔を揃えないと、場が盛り上がらないわ。」
「2人が並んで座ると、様に為るわ。」
「そうずら、半世紀前は紅顔の美男美女、噂の二人ってもんだろう。アハハ。」
などと女同級生に煽てられ、2ショットの中学時代へのタイムトリップで在る。

「ネギ美味かったよ。」
「行かなきゃ、行かなきゃと思ってたんだけどさ。今年は下仁田ネギを植えたから、一本ネギと一緒に持って行くわ。孫娘がさ、面白いおじさんだって云ってさ、Rをすっかり気に入ってるんで、11月に入ったら一緒に行くわ。電話は好いずら。」
「好いさや。毎日家に居るからさ。何枚か絵も増えて居るから、遊びに来ましょや。」

「えっ~、これ、Rさんが描いた絵なの?」
「こんなカラフルで明るくて、繊細な絵を描くんだ。無口で、怖い人で、勉強も運動も好く出来る人で、敷居の高かった印象だったのに。人は解らないものね。」

「ううん、違う違う。根っこは、とっても優しい人なんだけど、照れ屋さんだったから、ぶっきら棒に見えただけなのよ。でも、こんなに奇麗で繊細な絵が描けるなんて、私も新発見だわ。」

「ああ、そうかい。昔から『能ある豚は、臍を隠す』の喩え通りだわさ。所詮、解らん人には、解からんだけの事さね。へへへ。」

「Rの部屋には、A-4の額に入った絵が一杯掛かって居て、画廊に為ってるからチョッとしたもんだぜ。興味が在ったら行けば、面白いトークと世界だから楽しいぜ。」

「それにさ、Rの文章は一見読み易い体裁だけど、奥が深いから俺達程度じゃ追い付かないけどさ、大したもんだぜ。」

「行け無ぇ、行け無ぇ、買い被りは見掛倒し、蓋を開ければ『とんだ喰わせ者』ってのが、世の倣いさね。俺のキャッチフレーズが、毛無し金無し女無し、止めが甲斐性無しの四重苦、今日も行く行く、女日照り街道、生き恥を晒すうらびれ人生だわね。」

「えぇ~。Rさんって、こんなに喋る面白い人だったの!! 私ぁ、驚いた。」
「だから、さっきも云ったでしょ、シャイな人なのよ。話すと見た眼と全然違う人なのよ。私は小学校の3年から同級生だったから、照れの中に在るぶっきら棒性格を知ってるからね。其処が、Rちゃの好さなんだけどね。」
「へぇ、そうなの。全然知らなかった。」

「あいあい、T子は数少ない俺の理解者だったから、俺なんざぁ、T子の前じゃ、借りて来た猫だわね。」
「そうそう、何でも質問して、私が解説して上げるから、アハハ!!」

「R、今、Iに聞いたんだけどさ、『写真のアフリカの黒人の子供達の目を見て、キラキラ輝いて居る。そんな子供達が大人に為ると暗い目に変わって行く。白人がアフリカで何をして来たかが、良く解るだろう』って云ったんだってさ。凄いねぇ。」

「ほう、そうかいね。記憶にぁ無ぇけど、俺も好い事云ってるもんだねぇ。成る程、そんな感性が俺の戯画にも表れて居るって事だ。三つ子の魂、百までとは昔の人は、人間を喝破してるもんだねぇ。あい~!!」

「そうそう、Rは小学校から、そう云う奴でさ。昔から無駄事を云うと、即、ぶん殴られたもんさ。上に強く、下に優しい男で、正義感が強かったからな。鋭いねぇ、解るなぁ~。」
「其処まで褒めて呉れるんだったら、『絵に為る男』って云って貰いてぇな。」

「気が利か無ぇな。おい、誰か、Rに座布団三枚出して呉や。」

 他のクラスと違って、吾がクラスは『仕切り屋』の居なかった次第で、次から次と話しがバトンタッチされて行く。思えば卒業劇が在って、我々のクラスだけがシナリオの無いパントマイム的な卒業発散と為って、それが好評を博したクラスで在った。

 高校同期のC調男、同町会の天敵女の言に依ると、復活した中学校の『吾が同級会』が話題と為って、他のクラスも追随して『目標人員』として居るそうな。

 中学時代は若い独身担任の他クラス対抗心から、『男女の仲を好くする会』為る物が起きたが、私がそれに耳を貸さなかった次第で、『教師の目論み』は外れて仕舞ったのだが、個々が伸びやかにして居るクラスの雰囲気は、例え『仕切り屋』が不在でも、和気藹々(あいあい)としたクラスの雰囲気を古希の齢にまで、伏流水として伝えて居るので在る。

 隣同士、向かい同士、話題に応じての参加在りで、其々が其々のテンポとリズム、口調で、同級会の酒宴に時が流れる。好い雰囲気で在る。そろそろの締めのお時間と相成った。

 T子が私の作文と1/2コピーの戯画を貰って行きたいと云う。皆は然程の興味も無さそうで在るから、全部持って行って貰う。

「何だったら、一枚選んで呉れたらコピー、色塗りをして額に入れて届けて遣ろうか」と云えば、「このコピーのサイズと色の薄さが好い」との由で在る。

 左様で御座るかで、作文も戯画10点も、興味の在る者が手元に置いて呉れた方が、余程、嬉しかろう。T子の前に、私は借りて来た猫で在る。ニャハハ!!


 今回の2次会は、駅の中でのコーヒータイムと相成った。それもお開きと為って、松本城近くの駐車場に置いて来たと云うOと乗せて貰うと云うYと三人で、歩きながら帰って来た次第で在る。帰りの話題は野鳥、キリギリス、出没する野生動物談で在った。駅前から松本城までの道程も、三人が話しながら歩けば、何時の間にかの到着で在った。

 5時からの同級会と云うのはサラリーマン時代の感覚からすると、早過ぎるの感覚では在ったが、2次会終了でも9時半で在るから、古希年齢の爺、婆には日常体に合った時間帯の様に感じた次第で在る。

            何事も、無理をしないのが、長続きするコツで在る。

 二人と別れて、自転車のペダルを漕いで帰宅する。早速、マンドリンの弦張りに挑戦する。天眼鏡で覗いて見ると、その仕組みが分かって、すんなりの弦張りで在った。

 明けて本日は、無風の快晴日の清々しさで在る。布団を物干しに掛けて、日々進む健忘症に抗して、忘れぬ内のブログ打ちに進む。

 打ち上げた処で、孫娘を連れて遊びに来て呉れると云うAの為に、六畳画廊にお絵描きが出来る様に二畳小部屋のライトテーブルを運んで、小部屋にコタツの冬仕様とすると致そうか。へへへ。

    何事も誘因が必要で時間は掛かったが、これで冬仕様の完了で在る。嗚呼、疲れた為り。



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