FC2ブログ

記事一覧

長駄文館・・・萌ゆる深紅

                萌ゆる深紅、是、哀しき為り。(11/18/18)
 吊るし柿のお礼にインテリ先輩さんが、静岡の兄さんからミカンと柿が届いてからと持って来て下さった。これから散歩に行くとの事でお伴をする。

 人には、其々散歩コースが在る。何やかやと話をしながらコースを回って来て、河川敷ベンチで話しを交わした次第で在る。内容の濃い話は好物で在るから、愉しい会話が出来た次第で在る。その後は、車で漬け物大根の補充をして来る。天日干しをして、体積が目減りする分だけの買い増しで在ったから、レジ先輩さんが安い物を見繕って呉れて、安い買い物をして来た。常連とも為れば、何かと融通が利くのが嬉しい処で在る。

 駐車場の隅には、客に頼まれたと云う段ボール箱に入った大根干しが、例年の様に並べて在る。毎年子供達に、沢庵漬けをして送って居るとの由。自宅には干す場所が無いと云うが、子供達にとっては故郷の味なのだろう。親が作って送って呉れる故郷の味は、食べるに付けて、故郷、親の顔が浮かんで『好い光景』を連想させて呉れる。

 信州では如何云う訳か、野沢菜、沢庵は『男の仕事』と為って居るそうな。従って男仕事故に『一家言』を持って居るそうで在るが、私には一家言など『皆無』の次第でレシピを望まれても、そんな面倒な事はスカンポ脳の酷使と為るから、適当な物でしか無い。尤も、適当を体得するのは、年季を要する事は当然の流れでも在る。アハハ。

 主夫歴十数年の年季で確信した事は、萎々に成るまでの天日干しに依る大根本来の甘味の凝縮と大量の柿の渋皮甘味と香の風味の投入が、糠床での低温発酵に依って醸し出されて来る。そんな次第の寝かせが、沢庵漬けの『ほんのりとした甘味と柿の風味付け』に大きく寄与して居ると云う事だけで在る。

 野苺ジャム、ブラックベリージャム、梅干し、吊るし柿にしても、殆ど全てがお天道さんからの賜り物でしか無い。一家言以って、四の五の言い出すと、『人相が悪く為る』と云う物で在る。

 幸い大口消費者の倅ファミリーからも『美味い』と云うだけの返事で在るから、美味いが何よりの『評価』なので在るから、それで充分で在る。尤も野沢菜漬けは面倒で在るから偶に、店頭に在ると、自分消費だけで少し漬けるだけの事で在る。

 そう云えば昨日の飲み会に、モツの煮込みが出たが、私の作るモツ煮を反対に出して遣りたい位の代物で、センスの無さには恐れ入った次第で在る。

 或る時、通院帰りのTが寄って、熱々のモツ煮にネギと唐辛子を添えて遣ると、帰りにシコタマ持って行かれた次第でも在った。T曰く、俺の前世は韓国かも知れないと云うだけ在って、その韓国料理の腕前も大した物で在った。懇(ねんご)ろの韓国ネーちゃんが居るから、韓国に遊びに行こうと何度も誘われたが、体質的に韓国が好きに為れなくて、とうとう韓国は乗り継ぎの空港だけで、入国経験は一切無い次第で在る。アハハ。

 明けて本日、靄ぽい朝で在ったが、昨日仕込んで置いた大根一杯のオデンを練り辛子をたっぷり載せて、オデン食をした後に掃き掃除&空気の総入れ替え、食器洗い、米研ぎ、同居人の小動物、鉢植え物のケアをして居ると、結構な時間を取られて仕舞った。二畳小部屋のコタツでモーニングコーヒーをすれば、紅葉楓の切り残しが目に付いて仕舞う。動き序で在るから、高枝鋏でカットの次第で在る。

 ラジオで日曜討論を聞けば、外国人単純労働受け入れに討論を聞けば、与野党ともに既定路線に向けての『お茶濁しの性根の据わら無さ』としか言い様が無い。

 十時を回って、陽が差して来た。食後のデザートで熟し柿の甘露を啜る。砂糖の無かった時代は熟し柿、干し柿の甘味が、甘味の基準と為って居たそうな。こんな処にも日本人の味覚の基が培われて来たのだろう。これは、奥の深い穏やかな甘味と云えようか。

 梅干し、吊るし柿、熟し柿、沢庵漬けと云い、四辺を海に囲まれた四季巡る風土の中で縄文時代以来、歴史が途絶える事無く育まれて来た日本民族の暮らしの国柄が、労働力開国で変質を受け入れようと『勘違い』をして居る由々しき時で在る。

 信じる事からスタートする日本の国柄、他方は疑って、損得勘定をして利用するのがお国柄の連中で在る。

 協調が強調、中間色が原色に取って代わられ、犬も食わぬ夫婦喧嘩が、公道で行われ、常識内話し合いが、訴訟に為り。決着事が性懲りも無く蒸し返される。馬鹿で無くとも日々のニュースを聞いて居れば、体感に即して解かると云う物で在る。

 玄関のドウダン、庭の楓の紅葉は、何故か『血涙の色を以って、散る様』の様に見えて仕舞う次第で在る。人間、普段は『昼行燈』も好かろうが、有事に際しては、『抜刀』が日本人の、日本人たる所以だと思って居る次第なのだが、たった一度の敗戦で、去勢された日本の不甲斐無さには、何をや云わんかで在る。

 移民を受け入れて、国柄を瓦解されてからのナショナリズム、国風・国柄戻しで在っては、能も芸も無かろうに。芸能人と芸NO人とでは、全く言葉遊びにも為らない。

 男のキンタマは、子作り、快楽のみの道具だけでは在るまい。男のキンタマは、古来より此処一番の踏ん張り処の中心点で在ろうに。

 国会議員達よ、シャキッとせんかい、シャキッと日本の国柄保持に関する大失態・国亡の危機なので在る。萌ゆる深紅ハラハラと、是、哀しき為りで在る。

 世界史朗読テープを聴きながら、廊下の陽当たりに『嘆きの照リーゼ』をして居ると、玄関が開いて一本線殿が、国産レモンを届けて来て呉れた。これから、二本線先輩の処に持って行くとの由。

 これがごく普通の日本の国柄にして、日本国の構成員で在る。人工物に囲まれた政治家の五感の疲弊には、ほとほと愛想が尽きて居る昨今で在る。

     へへへ、天日干しの本売りを味噌漬けタッパに漬け込んで、冷蔵庫収納とする。



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アガタ・リョウ

Author:アガタ・リョウ
FC2ブログへようこそ!