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長駄文館・・・安否確認を頂戴する為り。

                安否確認を頂戴する為り。(2/18/19)
 昨日の蕎麦会は、有意義で在った。場合によっては、戯画廊強制連行が在るかも知れないから、掃き掃除と、布団出しをして、来られない事を想定して、同い年の彼の為に打ち上げて置いたブログと4枚のハーフサイズ戯画を印刷し、30分遅れを意図して、お招きのお土産の沢庵漬けを持って行く。

 教会の駐車場には思いの外、車が少ない。先ずは厨房に行って、奥さんに沢庵漬けを手渡す。テーブルには蕎麦会の用意が始まって居て、中央では、何回目かの蕎麦打ちが行われて居る。

「あいよ。朝6時起きで打って来たラブレターだいね。」
「おっ、呉れるだかい。そりぁ、アリガトざんす。こりぁまた、変わった絵を描くもんだ。」

 彼も蕎麦を打つと云う。『確り見て来い』と家族に、送り出されたとの由。お互い、蕎麦打ちなので『技の交換会』の様な形で、蕎麦粉に回し水の蕎麦粉寄せ、捏ね、空気抜きの叩き、三種の棒を使い分けての伸ばし、整形、重ね、切りの各工程に、同好の士同士の質問と技の開示が進んで行く。

「Rさん、何時も美味しい沢庵、アリガトウございます。お茶にする、コーヒーにする。」

 色の黒いインド系のスラリとした聡名美人女性が2人居るので、聞くとマレーシア人との由。隣班の民宿旅館さんにも声を掛けたが、今回も不参加との由。S大生との由。私も2、3声を掛けたが不発で在った。中々、興味が在っても、一歩踏み出す事が出来ないのが、『人の常』と云う物で在る。

     ★おいおい、留学生2人と民間外交を試みて行こうと、遂ニヤリの段で在る。

 こんな好機は、そうそうは訪れない物で在る。席に着いて、野沢菜の漬け物を食べながら、お茶を飲んで居ると、前々回、歴史、博物館好きの中年域に差し掛かった好人物が入って来た。早速、横に座っての、やあやあの再会と成った。彼は早速、スマホを取り出して。

「Rさん、『長駄文館』出て来ないんですよ。前後に何か文字が入って居るんじゃ無いですか?」
「そんな事ぁ、無ぇせ。俺はそれで、ブログ開くよ。丁度好いわ。話の種に、今日のブログを印刷して来たから、読んで見るかい?」
「ええ、是非。」

 同年の彼から、借りて来て文章と戯画を見て貰う。丁度、お茶入れに来た若い方の留学生で在ったから、話に加わって貰う。一人は小学生から日本で生活して居るから、文章も日本人並にスラスラ読めると云う。絵はどれが好いと聞けば、最新作『原始・オオ、神よ!!』が好いと笑って居る。

      やや、お目が高いでは無いか。外国人にも通じた『吾が絵力』では無いか。

 歴史を基礎に、其々の日頃考えて居る事などを語りながら、打ち立ての蕎麦と天ぷら、漬け物、サラダなどを食べる。そうこうして居る内に、隣班の婆連2人も顔を見せる。

 喫茶店の御隠居婆さんとは、久し振りの顔合わせで在る。歳の所為ですっかり背骨が曲がって仕舞ったが、元気そうで在る。元教師とやらで、職業病なのだろうが、教え子に接する様に、私の剃り上げスキンヘッドを撫でて、『若く為ったじゃん』の馴れ馴れしさで在る。未だ、旅に出掛けて居るとの由。いやはや、大した婆さんで在る。

 亡絵描きの亭主に好く似て居るとの口実で、何やかやと顔をクシャクシャにしてスキンシップを求めて来る婆さんで在る。黙って居れば気難しい雰囲気の持主では在るが、お互い口を開けば、言いたい事をほざき合える相性の好さが在る様で、ついつい軽口の叩き合いと為って仕舞う。アハハ!!

 次から次と運ばれて来る蕎麦に、皆、蕎麦好きの集まりで在る。蕎麦懇親会のアットホームな時の流れで在る。何しろ、好物の蕎麦にして、前世は灰色狼で在るから、いざと為れば喰い貯めの出来る胃袋で在る。冷たい蕎麦の喉越しの好さで、ツルツル、ズルズルの止まらぬ箸で在る。

    さて、場にも余裕が出て来た。本日、お目当てのマレーシア女性との交歓に立つ。

 何と、聞けばもう一人は娘だと云うから、驚き桃の木の『吃驚仰天』で在る。夫婦共に大阪大学の留学生で、娘は小学生からの大阪住まいなのだと云う。彼女は日本の民法を勉強に来たと云うので、最初は法律の話に為って、次はマレーシアでは、どんな自国の歴史教育が為されて居るかの関心が在ったので、マレーへは2回の旅行経験が在るから、雑駁なインドシナ半島の歴史と旅行感想を話す。知性溢れる眼が全開して、嬉しそうに対応して呉れる。

「アナタは、法律も歴史、地理も好く知ってますねぇ。素晴らしい。如何してですか?」

「そんな事ぁ無ぇせ。この程度は、日本人の常識だわね。でも、話を聞いて、俺も嬉しく為っちゃうよ。自国史を古代から、ちゃんと教えて居る国は素晴らしい。兎角、近現代史の被害妄想的な反日歴史教育ばかりして居る国々とは違うね。品が在るわね。こうで無くちゃ、人間は詰まらんわね。好いですなぁ~。」

「仏教・ヒンズー教・イスラム教・儒教が混沌として混じり合うマレー半島は、マレー人、印僑・華僑の混在地で、経済的には華僑がのさばって居る。インド、中国との南海貿易の古代からのシーレーンだった。日本も東南アジアに参加して居た16、7Cも在ったしね。」

「東南アジアは地理的にインド文明の影響下に在ったから、アナタ方親子は紛れも無くインド系で、眉間の紅入れは、ヒンズー教徒の証だしね。海狭中継貿易で栄えたシューリービジャジャ朝などのマレー半島、インドネシアの諸王朝の興亡などアジアの海に大航海時代に為って、ポルトガル、スペインからオランダ、英仏の支配下が色濃く為って行く歴史の中で、英のマラッカ、シンガポール、ペナンと要衝を抑えられ、ゴム・錫のプランテーション、鉱山労働力として、多くのインド人、中国人の移植が進められて、インドでの英仏の戦いに敗れた仏が、仏領インドシナ植民地とした歴史が在るからね。そんな次第で、観光客は嘗ての宗主国の英国人ツアーが観光バスを連ねて居るしね。」

「東洋人としては、他人事では居られない歴史絵巻の一環事なんだわね。歴史は現在、未来を考えさせて呉れる思考ツールだからね。知って居ればキャッチする網も大きく広く為るから、色んな物を自分の物にする為には必要な嗜みって物だわね。へへへ。」

「有難う御座います。私の国をそんな風に歴史に基いて理解して貰って。私の方こそ、嬉しいです。日本人は優しくて視野が広いですね。」

「いやいや、会話はキャチボールだから、投げ手、受け手の相乗物だし、発信器、受信器の精度が高く無くちゃ、話も弾まないのが宝の持ち腐れって奴でね。それでも、こう遣って素晴らしい人と話が出来るのは、趣味雑学の良い虫干しカビ干しに為るから、愉しい事ですわ。アハハ。」

 国民性なのだろうか、姉妹、歳の差が在る留学生友達にしか見えない2人は卒無く厨房会食場を往復して、お手伝いをして居る。言葉、習慣の違いを克服しての留学、日本への溶け込みは、多大な苦労と努力を要した筈で在るが、それを『お首』にも出さない対応・溶け込み振りに、幕末・明治期に御国を背負って欧米留学をした日本の若き知識層の姿が、想い偲ばれる次第で在った。

 日常に胡坐を掻いて居ては、こんな好機を掴む事は不可能で在る。機会を捉えて、一歩さえ踏み出せば、好機が微笑んで呉れる次第でも在る。
 
 恒例の蕎麦会は、教会長さんの小学校時代の同級会も兼ねて居る。例によって一升瓶持参の3人の登場で在る。

「大先輩、こっち来て、一杯遣るじゃんかい。」
 茶碗に波々と冷酒を注がれて、蕎麦打ちさんも加わって、H小学校OB会が、7人で始まる。
「やいやい、こりぁ、理工系には逆立ちしても、絶対書けない典型的な文系の文章だわ。こう遣って、打ち立ての美味い蕎麦をたらふく食べて、昼酒を飲んで昔の餓鬼時代にタイムスリップ出来るんだから、持つべきは同級生ってもんだぜや。」

「さっきトイレに入ったら、リフォームでホテル並みじゃ無ぇか。オリンピックも在る事だし、有効利用で民泊すりぁ好いじゃ無ぇか。」
「うん、大学の運動部の合宿に貸したんだけど、またお願いと申し込まれたんだけど、日程が合わずに断ったんだけどさ。」

「これだけの収容スペースが在るんだから、どしどし貸した方が好いぜや。蕎麦打ち実演会と為りぁ、外人さんも好い思い出にも為るしさ。同級生の誼で、来て呉れるんだしさ。それにラーメン屋、蕎麦打ちの弟子だって居るぜや。世界に羽ばたけってもんだぜや。遣れや。」

「メニューには天理教カレーだって、在るじゃ無ぇか。民間交流の拠点にしろや。」

 歳は違っても、共通のH小学校に通った共通項を持つ者同士で在る。大いに口が回って、昼酒の回りで帰って来た次第で在る。へへへ、これで当分、閉じ籠もりでも言葉は忘れずに済む。

   今朝も好いお天気具合で在る。朝食後にこの文章を打ち始めて居ると、玄関に声で在る。

「おっ、生きて居たか。遅くなったがバレンタインのチョコレート持って来た。」の二本線先輩さんで在る。寄るかいと云えば、用事が在ると逃げで在る。

「お返しは吊るし柿にするかい、沢庵にするかい。」
「美味かったから、沢庵、貰いに来た。」

 いやはや、好いタイミングで在る。朝飯の時に、数本取り出して、水洗いしてビニール袋に入れて、冷蔵庫保存して置いた物が在ったから、其の儘、先輩に平行移動の段で在る。

 死んだ振りの閉じ籠もり生活では在るが、何かと安否確認をして下さる世の中で在る。へへへ、有難く頂戴して、コーヒーと共にチョコを食べる。

 さてさて、本日は月曜日・週始で在る。日差しに、睡蓮鉢の水草からは、光合成の気胞が昇り、補充水を満たした水面にグッピィ達が遊泳して居る。餌を捲いて遣ると致そうか。


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