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長駄文館・・・映画感想一つ為り。

                  映画感想一つ為り。(3/15/19)

                     おんな船頭唄
      1956年、日活映画。安井昌二、堀泰子、三橋美智也、木室郁子、宍戸錠。
        主題歌・おんな船頭唄、男涙の子守唄、ああ、新撰組、噂のこして。

 私は相当な映画好きと、自負して居る。ヒット曲の映画化の所謂、『歌映画』には関心が無かった。それでも三橋美智也さんの唄の世界には、情景・心情が拡がって、アイ・ジョージさんの『戦友』の世界を聴く様で、文学その物が凝縮されて居る。ラジオから流れる戦友に子供ながらに、一編の小説を読む様な感涙をして居た物で在る。

 5・7・5の俳句、5・7・5・7・7の短歌、5・7・5・7・・・5・7・5の長歌の世界に息づく大和歌、日本調の世界は、正に日本人の叙情性を象徴させて、日本人の精神性の高さを見せて居る。

 この映画は、登場人物を絞っての575、77、575の凝縮された物語の進行を見せて居る。物語の起承転結を主題歌に載せて、映画を結んで居る。歌在りきの映画構成で在る。其々のシーンの主人公達の心情を歌で語る手法は、秀逸の様で在る。映画に残されて居るのは、多くを語らぬ時代の日本社会で在る。それ故に、其々の云えぬ胸の内、胸の想いを代弁して居たのが、唄の世界だったので在る。

                嘗て、映画は観る庶民最高の文学で在った。

 台詞では表現出来ない人間の内面を、澄んで余韻を響かせる民謡調、詩吟調に抒情、心情を語って魅せる。これは一見の価値在る名画で在る。yOuTube、三橋美智也、おんな船頭唄で検索すれば、観る事の出来る秀作で在る。

 是非とも観て頂いて、本の63年前に息づいて居た日本人社会と現在社会との比較をして頂きたいので在る。

 感想文の最後に、真に奇麗な木室郁子さん、遠ざかる船を追い掛けて、さよなら、さよならと手を振る。それを船からさようなら、さようならと手を振る豊頬手術前の涼やか青年錠さんが、手を振り続けるラストシーンで在る。因みに、二人は日活ニューフェース第一期生との由。

 大丈夫ですよ。あなたの片思いの恋情は、船から手を振る宍戸錠さんに伝わってますよ。安心しなさい。バスの運転手と車掌のコンビだったでしょ。親友の為に恋の差し渡し、見守りを続けて来たあなたに、お天道さんが味方しない筈は無いですよ。さようならは、見送りの一時的な挨拶ですよ。善人同士が不幸に為って堪るかですよ。大丈夫、大丈夫。

 さてさて、本日は快晴の好天気で在る。名画感想で、早々に本日分ブログも打てた次第で在る。飯も炊き上がって、昨日仕込んで置いた牛スジの煮込みも在る次第で、それに沢庵、味噌汁で朝飯を食べれば好いから、余裕で在る。アハハ!!

 空気の総入れ替え&掃き掃除、布団出し、鉢植えの日光浴をさせて、朝食とする。数は少なく成ったが、渡りヒヨドリが来庭して居る。空気が暖まって来たら、若鳥三羽の別籠移しの為に、餌・水・砂容器を買う方々、清水の井戸で湧水を汲んで来ると致そう。


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