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長駄文館・・・何事も無かった様な籠の鳥達為り。

             何事も無かった様な籠の鳥達為り。(5/16/19)
 夕刻のジョロ散水をして居ると、隣班のAさんからお声が掛かって、暫しの歓談に及んだ。一時は可哀想に成るほどの老け込みで奥さんに介添えされながら、リハビリ歩きをされて居たが、この頃は一人歩きをする様に為られた。

「奇麗にマメに遣ってるじゃんかい。大したもんだ。」
「そんな事ぁ無ぇせ。遣る事も銭も無ぇから、銭の掛から無ぇ自前運動してるだわね。惨めなもんさね。」
「それにしても、見事な柿の木だ。俺も倒れる前は高い所が好きでさ、屋根のペンキ塗りなんか好く遣って居たんだけどさ。まぁ、死ぬ目に遭っちゃってさ、長くリハビリ病院のK病院に居てさ。もう駄目だと思って居たが、此処まで回復して来てさ。Rさん見て居ると、羨ましくてさ。」

「俺も去年は仲の好いのが2人、先立っちゃって。お役御免の独り暮らしだから、健康、体力、趣味が一番だと思って、見栄張って習慣付けて居るだけさね。鈍ら人間を遣らして貰って来たんだけど、習慣付けには意志が必要だけど、一端習慣が身に着けば、後は惰性で物事が運ぶから習慣って奴は、有難いって事ですわ。」

「うんうん、話には聞いて居たけど、流石に頭の良い人は話す事が違うわ。俺は昔から、雰囲気が普通の人と、違う人だと思って居たんだけどさ。」
「そんな事ぁ無ぇせ。スカンポ脳で中味が空か空かしてるから、隠しようが無ぇから、地の儘、遣るしか無ぇし、その方が楽だって事さね。昔から、馬鹿は隠すテクニックが無ぇって事だけだいね。へへへ。」

 会釈を交わすだけで、殆ど話す事は無かった隣班のAさんで在ったが、お互いに何かを持って居る人と感じ合って居たので、好い流れに進んで行く。多分、私の長兄さんと同じ様な年齢なのだろう。私は男兄弟5人の4番目で在るから、年長者と話す方が性に合って居る。
 モズの話をすると、モズが好きだと云う。話す機会が無かったとは云え、長い町民の関係で在るから、何かと知って居るのがご近所さんと云う物で在る。話しの交換の出来る人が出来て、これからは何かと話す機会も多く為ろうと云う物で在る。へへへ。

 明けて、本日も朝告げ鳥の声に起こされる。煩い一期生雄の籠には蔽いを被せて置いたから、けたたましい目覚し為らなかった。起床時の頭の靄(もや)晴らしに、庭に出て一回りのアイドリングをする。花種、マクワ瓜orプリンスメロンの芽出しも現われて来て、嬉しい次第で在る。

 定位置の小部屋に座って、モーニングコーヒーとショート吸いの一服を付けて居ると、キジバト番いの来庭で在る。ミネゾの茂りの中には巣材が見えるが、コンモリと若葉に蔽われた楓の中に入って行った。帯に短し、襷(たすき)に長しなのだろうか、一向に営巣が進まぬ番いで在る。

 雌を交換した処、すんなり行って居る様で在る。藁巣代わりに、枯れ草を敷いたプラスチック容器に二期生雄が入って居る。巣の確認分担は、雄の役割で在る。小部屋からは籠の様子が好く見えるから、軒下に吊るす。これで性懲りも無くモズが来庭しよう物なら、近代刑法の教育刑の理念が根底から覆される次第で在る。

 まぁ、これも暇ロートルの観察の一環でも在る。昨日の放鳥の際には、これでもか、これでもかの動天動地の千年に一度、万年に一度の揺さぶりを徹底的にして遣ったので、ヨロヨロ、ヨタヨタ飛びで、九死に一生を得たので在るから、普通に考えれば、金輪際(こんりんざい)庭には姿を見せないだろうし、私の姿を見たら大魔神の恐怖に為る筈で在る。

 さてさて、陽も射して来て、腹も空いて来た。炊飯器をONとして来て、本日は如何云った一日がスタートする物やらで在る。それにしても、いやはや、何も無かった様な籠の鳥達の動きでは無いか。

 気温は鰻上りに上昇して、机に向かおうとはしたが、本を開いただけでアウトで在る。こんな時の為の世界史朗読テープで在る。テープをONにして、寝室で長座布団に枕で聴講生と為る。今夜の布団は暑くて寝れないだろう。蘇生するのは夕刻の水遣り、散歩でするしか在るまい。



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