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長駄文館・・・私、ベロベロ舐めちゃう!!

                  私、ベロベロ舐めちゃう!!(6/6/19)
 世界史の頁捲りをして、飽きて来たので苺採りをして居ると、Sから電話で在る。床屋に行ったら、混んで居るので止めにした。コーヒーを飲む処が在るかと云うから、在るぞと答えれば、コーヒーを買って行くと云う。

 暑いから、二度目の水打ちをして玄関を開けて風通しを好くして置く。垢抜けしたカップコーヒーを持って遣って来た。中々ハイカラなパッケージで在る。美味いぞと云うから、飲んで見る。
「金持ちだな~。こんな高級なのを飲んで居るのかい。金持ちとは付き合えんな。あい~。」
「ちょっと、甘いだろ。俺の方は糖尿が在るから、砂糖は少しだけどさ。味は好いだろ。」

 昨日に引き続いて、中学時代の話とか社会人に成ってからのよもやま話で、煙草談義と為った。両切りのピースを勧められて、何十年か振りに嘗ての『煙草中の煙草』と云われたピースを吸う。矢張り美味い。

 現役に幕を閉じて運動をし始めて、検査の度に血糖値が下がって行くと云って、喜んで居る。体重も落ちて来て70kgを割って、理想としては65kgに持って行きたいと云う。散歩or運動日課の習慣を付ければ、歳と共に体重は減って行く物だから、無理をする必要も無いと云って置く。

『減量は忘れた頃、遣って来る』で、急激な減量は却って、皮膚の弛みを引き起こすだけで在る。へへへ。

「周囲を見て居ると75が峠の様だから、俺は散歩者の姿を見て、吾が身質せで、足の開きを真っすぐ、背筋を伸ばして、背の縮みを防止してるんだわ。如何なるかは分らんけど、猫背、体幹が傾いて仕舞うと散歩歩行も面倒に為っちゃうからさ。」

「そうだよなぁ~。散歩はどの位してるんだ。」
「一時間ちょいだわ。前は2時間コースをして居た事も在ったけど、今の時季はジョロ散水も在るから、まぁまぁの運動量だと思ってる。」
「そうか。日課と云うか、習慣に成れば、シメタなんだろうな。」

 もう一度、床屋に寄って、空いて居た遣って来ると云うから、気に入った絵が在ったらコピーして、色塗りをしてプレゼントするよ。と云うと、『一枚気に入ったのが在る』と云う。玄関に飾って置くと云って呉れた。左様で在るか。嬉しい限りで在る。

 夕刻の散水を始めて居ると、丁度天敵女の車で在るから、呼び止める。
「如何した!! R。」
「ちょっと、渡したい物が在るから、其処で待ってろ!!」

「ウァ~、苺ジャムじゃん。これだけのジャム作るのに、苺は半端じゃ無いよ。遣った者じゃ無いと分らないけど、『グシャマン』と要るよ。採って焦げない様に、煮詰めて行く。ズク無しには出来ない芸当だよ。それをさ、人食い熊見たいなのがするんだからさ。アリガト。もうもう、Rが手間暇掛けて作って呉れたんだ。帰って、私、ベロベロ舐めちゃう。」

「この前、コーヒーとお菓子の出前姿見ちゃったから、俺のプレゼントだ。親孝行しろよ。分かったな。」
「やっぱり、Rは優しい好い男だわ。アリガトさんね。」

※如何云う訳か、幼稚園から、天敵女は私に対して、名前を呼び捨てにして居る珍しい女で在る。へへへ。

 さてさて、飯を食べて、玄関に飾って呉れるの栄誉で在るから、早速、始めるべしで在る。丹念に色塗りを施して居ると、Sから電話で在る。今日のブログを読んだ処、一か所『訂正箇所』が在るとの由。同級生に聞いた話をした処、私が『早とちり』をして、Sが怒鳴り込まれたと思い違いをして居るとの事。

「そうかそうか、そりぁ悪い事をしたな。同級会に出て来ない色男だから、モテ男にはそんなエピソードも当然と錯覚しちゃったって事だ。『欠席裁判』みたいなもんでさ。何時かは、同級会に出て来いや。今さ、絵に色付けしてる処だ。」
「そうかい、嬉しいね。でもさ、俺は同級会には出んぞ。暇してるから、今度は家に顔出せや。待ってるぜ。」
「おっ、サンキュー。」

   絵を仕上げると、8時半で在る。さてさて、ショボ付いた『目の焦点修正』に散歩に赴く。

 ホームセンターの橋まで来ると、水の枯れた水溜りに蛙の大合唱で在る。何蛙か?見たい物だが、夜ではどうしようもない。差し詰め、『雨請いの蛙神事』かも知れぬ。

 橋を渡ってUターンして来ると、民宿旅館界隈にカジカ蛙の声で在る。水の細りにカジカ蛙も橋一つ遡上して来た様で在る。去年は蛍の裏年で在ったが、後半月もすれば蛍の時候で在る。近年、歳と共に時の巡りの速さ、呆気無さに気付く次第で在る。

    帰って呉れば、9時半の一時間散歩で在った。今日も、好い日で在った。アハハ。

 久し振りに夜更かしをして仕舞ったので、『朝告げ鳥の催促』にも、鉛の様に重い身体で在る。少し外気に当てて、始動させるべく庭に居ると、土手から声が掛かる。本日は資源出し日で在るから、ゴミ出しの顔合わせだったのだろう。ボランティア草刈トリオのお二方が私の生死確認に来たとの由。

「早起き隠居は、早いじぁ無ぇかい。俺あ、未だパジャマだぜや。」
「早か無ぇさ。誰かさん見たいに『4時台の散歩』なんかし無ぇぞや。」
「Rさん、今日プールに行くかい?」
「今日は顔出す所が在るから、パスするわ。」

 北往路欣也さん主演の『三匹のおっさん』では無いが、兎に角、言いたい放題の人使いの荒さで在る。やれ、野苺の朝採りから始まって、青梅が好きだからと、毟ったり、ありぁ、サクランボか云って来る。

「はいはい、先輩様には従うしかない男社会の序列だぜ。ちょっと待ってましょや。」

 脚立を持って来て私が昇り、Fさが下で帽子に受け取る。トリオ長は道からの指示で在る。三下コンビは、「はいはいの遣り切れ無ぇやの愚痴溢し」で在る。

「Fさ、そんな汗臭ぇ帽子に入れたんじゃ、鮮度が落ちる。Rさん、買い物に行ってるんだから、ビニール袋かレジ袋在るずら、ケチケチしなんで持って来ましょや。」

 ニャロメ!! 元お偉いさんは、人使いに長けて御座る。

 脚立から下りれば、山椒の実がそろそろ採り頃と云い、赤紫蘇の伸びを見れば、その内に採りに来ると云い、桑、ユキノシタの若葉はてんぷらにすると美味いと云い、吾がイングリッシュガーデンの芍薬、サツキの色彩を愛でる暇も無く、庭梅を摘んだり、もう少し野苺をの外知で在る。

 ビニール袋を二枚持って来て渡すと、嬉しそうに山分けをする二人で在る。成る程、帽子の中の『朝土産』より、ビニール袋に収まった朝採り果実は見栄えが好い。

 今年は枇杷の実も大きく成りそうで在るからして、旬の物としてお裾分けすると致そう。

 これで、当年73、71、70の並びと云うので在るから、『信州松本版・三匹のおっさん連』で在る。尤も、主役の欣也は度外視すれば、信州三匹のおっさん連の方が、粒の揃ったおっさん連で在る。週末は孫を連れて釣りに来るからと云う。

「三人居るんだから、サデ網持って、上流に天然ヤマメを掬いに行くじゃんかい。一度、嵌ったら、病み付きのアウトドア風物詩に為らぁね。ゴルフ、水泳より、余程運動と尾頭付きの料亭魚に為らぁね。俺が僭越ながら、御指南するんね。あい~。」

「ヤイヤイ、物書きは一々、云う事が洒落てる。ああ云えば、こう切り返すで、日本語は重宝な物だぜや。また三人で、一杯遣るぜな。」

 いやはや、ボランティア草刈トリオが元での云いたい放題、使いたい放題の関係もまた老後の愉しきお付き合いと云う物で在る。これを称して、ニャハハ為りやか。へへへ。

   さてさて、腹が空いて来たから、朝飯と致そうか。本日、今の処、曇天の涼しさで在る。



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